【遊戯王 環境考察】《エフェクト・ヴェーラー》を比較解説!対策できるデッキとは?

エフェクト・ヴェーラー

《エフェクト・ヴェーラー》は、OCG7期のパック「DUELIST REVOLUTION(デュエリスト・レボリューション)」で登場した手札誘発系の効果モンスターです。

「遊☆戯☆王5D's」の主人公、不動遊星が使用し、相手の先攻1ターンキルを防いだカードでもあります。

最近、大会環境での採用率が高まり、注目されている手札誘発カードです。

このページでは、《エフェクト・ヴェーラー》の効果の特徴や、刺さるデッキ・刺さらないデッキを解説・考察していきます。

環境向けのデッキを作ろうとしている方は、ぜひデッキ構築の参考にしてください。

 

 

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《エフェクト・ヴェーラー》とは

《エフェクト・ヴェーラー》は光属性・魔法使い族の手札誘発系モンスターです。

自身を手札から墓地に送ることで、相手モンスター1体の効果を無効にする効果を持っています。

カード画像 カード名・ステータス・効果
エフェクト・ヴェーラー 《エフェクト・ヴェーラー》 
チューナー・効果モンスター
星1/光属性/魔法使い族/攻 0/守 0
(1):相手メインフェイズにこのカードを手札から墓地へ送り、相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。その相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。

 

性別がはっきりとしないイラストなので、長らく男性か女性かで物議をかもしていたりします。

こちらでは、《エフェクト・ヴェーラー》の特徴や、類似効果を持つカードとの比較をまとめていきます。

 

《エフェクト・ヴェーラー》の特徴

エフェクト・ヴェーラー

《エフェクト・ヴェーラー》の最大の利点は、相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にできることです。

対象モンスターの効果発動にチェーンしても発動できるほか、永続効果も無効にすることができます。

効果自体が無効になるので、発動タイミングを間違えなければ、コストで自身を墓地へ送って発動するモンスター効果も無効にすることができます。

《エフェクト・ヴェーラー》の発動タイミングは相手のメインフェイズに限定されていますが、召喚時の効果発動やメインフェイズを終了するといった、優先権がこちらに移った場合であれば、発動が可能です。

 

《エフェクト・ヴェーラー》は手札誘発系なので、奇襲性のあるカードでもあります。

環境クラスでは効果モンスターに頼る展開が多く、それらを用いた先行1ターンキルも流行っているのが現状です。

初手に握っていれば相手の展開を妨害し、先行1ターンキル対策として活用できます。

 

また、《エフェクト・ヴェーラー》はチューナーモンスターです。

手札に複数枚来てしまい、自分のターンでは使えない場合でも、チューナーであることを活かし、シンクロ召喚や《水晶機巧-ハリファイバー》のリンク召喚につなげることも可能です。

光属性・魔法使い族・レベル1というステータスにも恵まれており、サーチやサポートが充実し、《ワン・フォー・ワン》によるリクルートにも対応しています。

 

《エフェクト・ヴェーラー》の欠点

エフェクト・ヴェーラー

欠点では、まず《エフェクト・ヴェーラー》は相手ターンにしか使用できないことがあげられます。

あくまで相手の展開を妨げるのが目的で、自分ターンでの展開の妨害対策としては使えません。

 

また、相手フィールドのモンスターを対象にとるので、フィールド上ではない場所で発動する効果は無効にできません。

発動自体は許してしまうので、コストによる墓地送りなどが防げず、そのまま効果を使われることもあります。

 

そして、《エフェクト・ヴェーラー》の効果処理時、対象モンスターが表側表示で存在していない場合も、効果を無効にできないのも欠点です。

《エフェクト・ヴェーラー》の効果を発動にチェーンして《月の書》などで裏側になった場合、無効効果は適応されません。

優秀なカードである反面、相手にも対処の方法があるのが難点です。

 

類似効果カードとの比較

次は、《エフェクト・ヴェーラー》の類似カードである以下のカードと比較していきます。

  • 《幽鬼うさぎ》
  • 《PSYフレームギア・γ》
  • 《禁じられた聖杯》
  • 《スキルドレイン》
  • 《ブレイクスルー・スキル》
  • 《無限泡影》

 

《幽鬼うさぎ》との比較

幽鬼うさぎ(ゆきうさぎ)

《幽鬼うさぎ》は、フィールドでのモンスター効果or表側表示の魔法・罠カードが効果の発動時、そのカード破壊する手札誘発モンスターです。

モンスター効果自体は無効にできませんが、カードを破壊することができます。

対応できる範囲も、モンスターに限定せず、魔法・罠カードにも対応しているのが利点です。

リンクモンスターではリンク先を指定する効果も多く、発動にチェーンし破壊すれば、実質効果を無効化できます。

 

しかし、現環境は【魔術師】や【セフィラ】のような、破壊をトリガーにして展開できるデッキが多いので、採用率が低下しています。

《幽鬼うさぎ》の枚数を減らした分、《エフェクト・ヴェーラー》の枚数を増やした構築もしばしばみられます。

 

《PSYフレームギア・γ》との比較

PSYフレームギア・γ

《PSYフレームギア・γ》は、相手モンスターの効果発動を無効にし破壊する手札誘発系モンスターです。

フィールド外でも対応し、手札誘発モンスター対策にもなり、効果無効とモンスター破壊の両方をこなします。

 

優秀な効果をもつ反面、自分フィールドにモンスターが存在しない場合でしか発動できない欠点があります。

自身の効果で《PSYフレーム・ドライバー》を特殊召喚してしまい、無効効果を複数回使用するのは困難です。

そのため、破壊された後に墓地で発動するリクルート効果を防ぐことが難しくなります。

 

《禁じられた聖杯》との比較

《禁じられた聖杯》との比較

《禁じられた聖杯》は、フィールドのモンスター1体の攻撃力をアップし、効果を無効化する速攻魔法カードです。

相手だけでなく自分のモンスターにも対応している点や、ステータス上昇効果があるので、ダメージステップでの発動が可能という利点があります。

速攻魔法なのでセットしておけば相手ターンでも使用可能ですが、相手の先行展開を止めることができません。

この点が大きいため、現環境の採用率は《エフェクト・ヴェーラー》より低いです。

 

《スキルドレイン》との比較

スキルドレイン

《スキルドレイン》は、フィールド上のモンスター効果を無効化する永続罠カードです。

展開をモンスター効果に頼っているデッキには、1枚発動しているだけでかなり刺さるカードです。

《エフェクト・ヴェーラー》と同じく効果を無効化していますが、こちらはフィールドでの効果を無効にしています。

発動は無効にできないため、コストによる墓地送りなどが防げず、そのまま効果を使われてしまいます。

 

また、発動に1000ライフポイントのコストがかかり、罠カードであることから速攻性に欠けるという欠点があります。

相手の先行展開を止めることができず、墓地での効果は適応範囲外なので、採用率は《エフェクト・ヴェーラー》の方が高くなっています。

 

《ブレイクスルー・スキル》との比較

ブレイクスルー・スキル

《ブレイクスルー・スキル》は、相手のモンスター効果を無効にする罠カードで、フィールド・墓地で2回発動できます。

1度フィールドで発動した後、墓地でもう1度効果を使用できるのが特徴です。

しかし墓地で発動する効果は、《エフェクト・ヴェーラー》とは逆に、自分のターンにしか発動できないのが欠点です。

また、墓地へ送られたターンには発動できないという制約もあり、罠カードであることから、相手の先行展開を許してしまいます。

非常に強力なカードではありますが、現環境ではあまり刺さらないでしょう。

 

《無限泡影》との比較

《無限泡影(むげんほうよう)》価格・買取相場

《無限泡影(むげんほうよう)》は、モンスター効果を無効化する罠カードです。

自分フィールドにカードが存在しない場合、手札からも発動できるのが最大の利点です。

相手の先行展開では当然自分のフィールドはガラ空きなので、問題なく発動することができます。

また、発動が相手メインフェイズに限定されていない点も、《エフェクト・ヴェーラー》と異なります。

 

しかし、この点はメリットであり、デメリットでもあります。

相手が《トーチ・ゴーレム》や《盆回し》などで、こちらのフィールドにカードが置いた場合、事実上発動を封じられることになります。

 

最近の先行1ターンキル展開では、《外神アザトート》をエクシーズ召喚し、手札誘発モンスターを対処する方法がありますが、《無限泡影》は罠カードなので回避することができます。

セットして発動した場合、同じ縦列の魔法・罠カードの効果を無効にする追加効果もあり、《エフェクト・ヴェーラー》と比べて採用率が高いカードになります。

 

刺さるデッキ・刺さらないデッキ

最後に、《エフェクト・ヴェーラー》が刺さるデッキ・刺さらないデッキについて解説していきます。

《エフェクト・ヴェーラー》はどんなデッキの対策・メタカードとして機能するのでしょうか。

 

刺さるデッキ:【植物リンク】

刺さるデッキ:【植物リンク】

【植物リンク】は、先行展開に特化し、状況によっては先行1ターンキルを狙ってくるデッキです。

リクルートするモンスター効果を多用しているため、《水晶機巧-ハリファイバー》や《サモン・ソーサレス》に対しての発動が有効です。

最近では《外神アザトート》で対処してくる場合が多いので、発動タイミングが重要となります。

 

◆【植物族】デッキ:おすすめ記事

【2018年1月環境】『植物リンク』大会優勝デッキ: デッキレシピ,回し方

 

刺さるデッキ:【オルターガイスト】

刺さるデッキ:【オルターガイスト】

【オルターガイスト】は、永続罠カードに特化したデッキの印象が強いですが、展開にはモンスター効果が必須です。

《オルターガイスト・シルキタス》のバウンス効果や《オルターガイスト・マルチフェイカー》のリクルート効果に使えます。

相手ターン限定ではありますが使いどころは豊富にあると言えます。

 

◆【オルターガイスト】デッキ:おすすめ記事

⇒ 【2018年1月環境】『オルターガイスト』デッキ: 大会優勝デッキレシピ採用カード

⇒ 【遊戯王】『オルターガイスト』デッキ大会優勝!デッキレシピ,回し方

 

刺さらないデッキ:【サブテラー】

刺さらないデッキ:【サブテラー】

【サブテラー】は、リバース効果を駆使するデッキテーマです。

《エフェクト・ヴェーラー》の適応が表側表示モンスターのみなので、《サブテラーの導師》や《サブテラーの決戦》のようにフリーチェーンで裏側守備になった場合、効果を無効化できません。

また、リバース効果にチェーンして《エフェクト・ヴェーラー》を発動しても、《サブテラーの妖魔》で無効化されやすいです。

 

◆【サブテラー】デッキ:おすすめ記事

【2018年1月環境】『サブテラー』デッキ: 大会優勝デッキレシピ,採用カード

【遊戯王】『サブテラー』デッキ大会優勝!「真竜皇」採用のデッキレシピ

【遊戯王】『サブテラー』デッキ初日大会準優勝!デッキレシピ・回し方

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まとめ

鳩鷺(はとさぎ)

いかがだったでしょうか。

今回は、《エフェクト・ヴェーラー》の特徴や、類似カードとの比較、刺さるデッキ・刺さらないデッキをまとめました。

《エフェクト・ヴェーラー》の利点・欠点をそれぞれ見つめたうえで、どんなデッキと相性がいいのか改めて考える必要がありますね。

気になる方は、ぜひ《エフェクト・ヴェーラー》を採用してみて下さい。

引き続き、遊戯王の環境カードの紹介をしていきます。

 

 

 

 

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