【メタルセフィラ】デッキは、従来の【セフィラ】デッキに「メタルフォーゼ」のギミックを投入した、融合・シンクロ・ペンデュラム・リンクの4つの召喚法を操るハイブリットデッキです。
昨年度から頻繁に大会で見かけるようになった【セフィラ】デッキが、現環境でも「メタルフォーゼ」の力を借り、環境で活躍しているようです。
このページでは、WCSブロック代表に輝いた【メタルセフィラ】デッキのデッキレシピ・採用カードを紹介し、動かし方・回し方について解説・考察していきます。
大会優勝した【メタルセフィラ】デッキがどのような構築なのか、ぜひ参考にしてください。
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【メタルセフィラ】大会優勝デッキレシピ
大会優勝した【メタルセフィラ】デッキのデッキレシピはこちらです。
【メインデッキ】(46枚)
◆ モンスター(33枚)
- 《メタルフォーゼ・シルバード》3
- 《メタルフォーゼ・ゴルドライバー》3
- 《アストログラフ・マジシャン》3
- 《智天の神星龍》3
- 《秘竜星―セフィラシウゴ》2
- 《宝竜星ーセフィラフウシ》1
- 《英霊獣使いーセフィラムピリカ》1
- 《影霊獣使いーセフィラウェンディ》1
- 《炎獣の影霊衣―セフィラエグザ》1
- 《星読みの魔術師》1
- 《レスキューラビット》2
- 《幻獣機オライオン》2
- 《エフェクト・ヴェーラー》1
- 《PSYフレームギア・γ》3
- 《PSYフレーム・ドライバー》1
- 《灰流うらら》2
- 《増殖するG》3
◆ 魔法(11枚)
- 《セフィラの神託》3
- 《セフィラの神意》3
- 《苦渋の決断》2
- 《墓穴の指名者》2
- 《錬装融合》1
◆ 罠(2枚)
- 《セフィラの神撃》
- 《竜星の九支》
【エクストラデッキ】(15枚)
- 《メタルフォーゼ・ミスリエル》2
- 《フォーミュラ・シンクロン》1
- 《TG ワンダーマジシャン》1
- 《源竜星―ボウテンコウ》1
- 《メタファイズ・ホルス・ドラゴン》1
- 《邪竜星―ガイザー》1
- 《輝竜星―ショウフク》1
- 《PSYフレームロード・Ω》1
- 《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》2
- 《水晶機巧―ハリファイバー》2
- 《サモン・ソーサレス》1
- 《ヴァレルソード・ドラゴン》1
【サイドデッキ】(15枚)
- 《浮幽さくら》2
- 《幽鬼うさぎ》1
- 《墓穴の指名者》1
- 《ハーピィの羽箒》1
- 《ツインツイスター》3
- 《拮抗勝負》3
- 《神の宣告》2
- 《神の警告》1
- 《神の通告》1
ブロック代表
シード
60枚ライロ○×○ 先
魔術師○×○ 先
ヴァレソビート○○ 先メタルセフィラ使いました選考会行きます! pic.twitter.com/iHmM76FJ4E
— よしき (@yoshigami18) May 13, 2018
【メタルセフィラ】大会優勝デッキ解説・考察
それでは、大会優勝した【メタルセフィラ】デッキを解説・考察していきます。
やはり【メタルセフィラ】デッキの特徴といえば、「メタルフォーゼ」ペンデュラムモンスターと、《錬装融合》が採用されている点でしょう。
これらのカードを使うことで、【セフィラ】デッキがどのように変化したのか、デッキの注目カードとともに見ていきましょう。
ちなみに、前環境(2018年1〜3月)の【セフィラ】デッキについては、「【2018年1月環境】『セフィラ』デッキ: 大会優勝デッキレシピ,採用カード考察!」という記事で解説しています。
純構築の【セフィラ】デッキについて知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
採用されている注目カード
「メタルフォーゼ」Pモンスター
大会優勝した【メタルセフィラ】デッキでは、《メタルフォーゼ・ゴルドライバー》と《メタルフォーゼ・シルバード》の2種類のスケール1のペンデュラム・通常モンスターが採用されています。
スケール1の「メタルフォーゼ」Pモンスターは、スケール7になることが多い《智天の神星龍》とペンデュラム召喚につなげやすく、「メタルフォーゼ」の共通P効果は、使い終わった《セフィラの神託》を対象に取ることで無駄なく活用できます。
さらに、通常モンスターであることを利用した《苦渋の決断》や《レスキューラビット》等、サポートカードも豊富です。
このように「メタルフォーゼ」Pモンスターは、【セフィラ】デッキの安定感を壊すことなく投入でき、「セフィラ」カードとの相性が抜群です。
ちなみに、「メタルフォーゼ」を採用した【メタルマジェスペクター】デッキについて、「【遊戯王】『メタルマジェスぺクター』デッキ: 大会優勝デッキレシピ,回し方を解説,考察!」という記事で解説しています。
「メタルフォーゼ」についてもっと知りたいという方は、ぜひ参考にしてください。
《メタルフォーゼ・ミスリエル》
エクストラデッキに投入されている《メタルフォーゼ・ミスリエル》は、使いやすいバウンス能力を持っていますが、このカードの真骨頂は(2)の「フィールドから墓地に送られた場合に、「メタルフォーゼ」Pモンスターを特殊召喚する」効果です。
《メタルフォーゼ・ミスリエル》を素材にリンク・シンクロ召喚をすれば、(2)の効果によって、次なる召喚のための素材の確保が可能になります。
例えば、リンク2の《メタルフォーゼ・エレクトラム》と合わせて《サモン・ソーサレス》の素材にし、《サモン・ソーサレス》のリンク先に「メタルフォーゼ」Pモンスターを蘇生。《サモン・ソーサレス》の効果でサイキック族の「PSYフレーム」モンスターや、《英霊獣使い-セフィラムピリカ》などを特殊召喚するコンボは非常に強力です。
さらに、融合召喚自体が《セフィラの神託》とのシナジーにもなっており、《メタルフォーゼ・ミスリエル》は除去も展開もこなせるデッキの要となるカードです。
《サモン・ソーサレス》
《サモン・ソーサレス》は、同じ種族のモンスター2体以上でリンク召喚できるリンク3モンスターです。
本来「セフィラ」モンスターの種族はバラバラでしたが、サイキック族の「メタルフォーゼ」モンスターや《英霊獣使い-セフィラムピリカ》《影霊獣使い-セフィラウェンディ》によって、「《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》+サイキック族」で《サモン・ソーサレス》のリンク召喚が安定するようになっています。
さらに、《サモン・ソーサレス》は《水晶機巧―ハリファイバー》+《幻獣機オライオン》でもリンク召喚できるため、想像以上にリンク召喚しやすいです。
状況に応じて、《源竜星―ボウテンコウ》のシンクロ素材をそろえたり、モンスターを並べてワンショットキルを狙ったりと、【メタルセフィラ】の展開を大いにサポートしてくれます。
《アストログラフ・マジシャン》
【EM魔術師】デッキでおなじみ、サーチと展開を同時にこなすパワーカード、《アストログラフマジシャン》。
「メタルフォーゼ」のカード破壊ギミックとの非常に相性が良く、《アストログラフマジシャン》の能力を最大限に活用できるのは、【メタルセフィラ】デッキの強みのひとつと言えるでしょう。
《メタルフォーゼ・エレクトラム》から回収し、即座に効果を発動するコンボも健在で、高い打点を生かした攻撃要員としての活躍も期待できます。
《炎獣の影霊衣―セフィラエグザ》
《炎獣の影霊衣―セフィラエグザ》は、自分フィールド・Pゾーンの「セフィラ」カードが効果で破壊された時、手札・墓地から特殊召喚できるPモンスターです。
従来の【セフィラ】デッキでは採用が珍しかった《炎獣の影霊衣―セフィラエグザ》も、《アストログラフ・マジシャン》と同様に「メタルフォーゼ」の破壊効果をトリガーとして効果が発動できます。
《炎獣の影霊衣―セフィラエグザ》の場合、墓地でも効果が使えるので、《メタルフォーゼ・ミスリエル》の融合素材に使って積極的に墓地に送りましょう。
また、「セフィラ」Pモンスターの採用を最小限に抑えているこの【メタルセフィラ】デッキでは、貴重なペンデュラムスケールとしても機能します。
《ヴァレルソード・ドラゴン》
【メタルセフィラ】デッキの展開力であれば、大型リンクモンスター《ヴァレルソード・ドラゴン》もリンク召喚は難しくありません。
【メタルセフィラ】デッキは、どちらかといえば守備に重点を置いたデッキですが、《ヴァレルソード・ドラゴン》のリンク召喚に成功すれば、相手ライフを一気に奪い去ることができます。
同じくアタッカーとして優秀な《HSRーチャンバライダー》と比べると、召喚難度はやや高いですが、攻撃性能では《ヴァレルソード・ドラゴン》が勝ります。
リンクマーカーの位置がペンデュラム召喚と相性が良いことも考慮して、採用されているのでしょう。
デッキの回し方・プレイング
次は、【メタルセフィラ】デッキの回し方・プレイングを先行・後攻に分けて簡単に紹介します。
先攻
先攻では、《智天の神星龍》《サモン・ソーサレス》《水晶機巧―ハリファイバー》の効果で使いつつ、《秘竜星―セフィラシウゴ》のP召喚と《源竜星―ボウテンコウ》のS召喚を目指し、「竜星」モンスターの効果で強力なカウンター罠を用意して、相手ターンに備えます。
余裕があれば《メタルフォーゼ・エレクトラム》や《錬装融合》の効果で手札を整え、さらに強力な布陣を築きましょう。
後攻
後攻では、ペンデュラム召喚からの《輝竜星―ショウフク》《邪竜星―ガイザー》などのシンクロ召喚、《メタルフォーゼ・ミスリエル》の融合召喚で、相手のカードを除去しつつ、盤面を取り返します。
隙があれば《ヴァレルソード・ドラゴン》を呼び出し、相手のライフを詰め切ってしまいましょう。
デッキ構築ワンポイント
最後に、【メタルセフィラ】デッキを構築する上でのワンポイントを紹介します。
《墓穴の指名者》の採用
【メタルセフィラ】デッキは、「メタルフォーゼ」Pモンスターを取り入れたことで、デッキの安定感や展開力は向上していますが、その代償として《増殖するG》《幽鬼うさぎ》などの手札誘発系のカードには弱くなっています。
その対策として大会優勝した【メタルセフィラ】デッキでは、《墓穴の指名者》がメインデッキに採用されており、弱点がフォローされています。
《墓穴の指名者》自体、手札誘発カードへの対策だけでなく、相手の墓地の《閃刀姫ーレイ》や《A-アサルトコア》を除外できたりと、現環境での使い勝手は十分なので、一石二鳥の採用といえるしょう。
《グローアップ・バルブ》の不採用
《水晶機巧―ハリファイバー》を頻繁にリンク召喚するので、《グローアップ・バルブ》の採用は自然なように思われますが、大会優勝した【メタルセフィラ】デッキでは、エクストラデッキに融合モンスターを増やすために、《グローアップ・バルブ》《リンクリボー》が採用されていません。
そこで、手札に来た場合も《智天の神星龍》と「メタルフォーゼ」モンスターでペンデュラム召喚できる、《幻獣機オライオン》が優先して採用されています。
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まとめ
今回は、大会優勝した【メタルセフィラ】デッキのデッキレシピ・採用カードを紹介し、動かし方・回し方について解説・考察しました。
【メタルセフィラ】デッキは、従来【セフィラ】デッキの良い部分はそのままに、展開力を高め、相性の良い流行カードを取り入れた最新鋭のデッキといえるでしょう。
複数の召喚法を取り入れた多彩な動きができるのも、このデッキの大きな魅力になっていると思います。
【セフィラ】デッキの強化に悩んでいる方や、複数の召喚法を大会環境で楽しみたいという方にはオススメです。
引き続き、遊戯王の環境情報として、大会優勝デッキレシピを解説していきます。
◆ 【セフィラ】【メタルフォーゼ】デッキ:おすすめ記事
⇒ 【2018年1月環境】『セフィラ』デッキ: 大会優勝デッキレシピ,採用カード考察!
⇒ 【2018年1月環境】『メタルマジェスぺクター』デッキ: 大会優勝デッキレシピ,回し方を解説,考察!