こんにちは、「鳩鷺(はとさぎ)」です。
7月8日に「CIRCUIT BREAK(サーキット・ブレイク)」が発売されました。
このパックに収録されている新規「おジャマ」カード、《おジャマデュオ》を使用した【おジャマ】デッキのデッキレシピが公式Twitterにて公開されました。
また記事の後半では、【おジャマ】デッキの大会優勝デッキレシピも紹介します。
今回のパックでは既存テーマの強化が多く見られ、気になっていた方も多いはず。
ぜひ【おジャマ】デッキ構築の参考にしてみてください。
もくじ
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【おジャマ】デッキ:大会優勝/入賞デッキレシピまとめ
【おジャマ】デッキの大会優勝/入賞デッキを以下にまとめました。
リンクをタップすることで、デッキレシピが見られます。
【おジャマABC】デッキ:大会優勝デッキレシピ
- TSUTAYA出雲店(2017年10月制限)
- カードラボ天王寺店(2017年10月制限)
遊戯王のテーマごとのデッキレシピは、「【遊戯王 デッキ集】どんなデッキが作りたい?180テーマの特徴まとめ!」という記事にまとめています。
「遊戯王のデッキが知りたい」「デッキレシピを知りたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
新規入り【おジャマ】公式デッキレシピ
遊戯王OCGインストラクターによる、新規入り【おジャマ】のデッキレシピはこちらです。
【メインデッキ】(40枚)
◆ モンスター(16枚)
- 2《おジャマ・イエロー》
- 2《おジャマ・グリーン》
- 2《おジャマ・ブラック》
- 3《おジャマ・ブルー》
- 1《おジャマ・レッド》
- 2《レスキューキャット》
- 1《召喚僧サモンプリースト》
- 3《ヨコシマウマ》
◆ 魔法(17枚)
- 2《おジャマ・カントリー》
- 2《おジャマジック》
- 2《おジャマッスル》
- 2《おジャマ・デルタハリケーン!!》
- 3《融合》
- 2《トライワイトゾーン》
- 1《未来融合-フューチャー・フュージョン》
- 1《手札抹殺》
- 1《貪欲な壺》
- 1《死者蘇生》
◆ 罠(7枚)
- 3《おジャマデュオ》
- 2《おジャマトリオ》
- 2《マジカルシルクハット》
【エクストラデッキ】(15枚)
- 2《おジャマ・ナイト》
- 2《おジャマ・キング》
- 1《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》
- 2《No.64 古狸三太夫》
- 2《No.29 マネキンキャット》
- 1《幻影騎士団カースド・ジャベリン》
- 1《神騎セイントレア》
- 1《プロキシー・ドラゴン》
- 2《リンク・スパイダー》
- 1《アカシック・マジシャン》
【サイドデッキ】(なし)
【デッキレシピ紹介!】全国で活躍中の遊戯王OCGインストラクターみんなが考えてくれたデッキレシピを紹介!今回は好評発売中「サーキット・ブレイク」に収録カードを使用した『おジャマ』デッキだ!商品HPはこちら⇒https://t.co/kRNPsodczO #VRAINS pic.twitter.com/CJcXBckapV
— 【公式】遊戯王OCG (@YuGiOh_OCG_INFO) July 21, 2017
【おジャマ】公式デッキを解説
さっそく、この【おジャマ】デッキの解説をしていきます。
気になって調べてみたのですが、「おジャマ」カードは第3期から登場しているみたいです。
「おジャマ」と言えば、『遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX』の「万城目サンダー」のイメージが強かったですが、それよりも前に存在していたんですね。
それでは、【おジャマ】デッキをどのように回していくのか、詳しく見ていきましょう。
「おジャマ」モンスターの大量展開
まず、このデッキのテーマである「おジャマ」モンスターを大量展開していきます
とはいったものの、《おジャマ・イエロー》《おジャマ・グリーン》《おジャマ・ブラック》の3体は通常モンスターなので、もちろん自分自身では大量展開なんてできません。
そのため、特殊召喚のギミックを多数取り入れています。
①:「おジャマ」専用カードを使う
【おジャマ】デッキなら専用カードを活かしていきたいですよね。
蘇生系の「おジャマ」カードは《おジャマ・レッド》《おジャマ・カントリー》と新規カードである《おジャマデュオ》の3種類です。
それぞれ見ていきましょう。
《おジャマ・レッド》は召喚成功時、手札から「おジャマ」モンスターを4体まで攻撃表示で特殊召喚できます。
なかなか「おジャマ」モンスターが複数体手札にある状況は作れないかもしれませんが、1体でもいればこのカードだけでランク2エクシーズやリンク召喚につなげることもできます。
《おジャマ・ブルー》や《おジャマジック》を使って、手札の「おジャマ」モンスターを増やすことで《おジャマ・レッド》の効果が最大限に活かせます。
上手く「おジャマ・グリーン」、「おジャマ・イエロー」、「おジャマ・ブラック」が出せれば《おジャマ・デルタハリケーン!!》で相手フィールドを一層するなんてこともできますw
《おジャマ・カントリー》は、手札の「おジャマ」カード1枚を墓地へ送り、墓地の「おジャマ」モンスターを蘇生する「おジャマ」版《ゾンビ・マスター》といった効果を持っています。
この時《おジャマジック》を墓地に送ることができれば手札枚数は爆アドですね。(「おジャマ」ばかりですがw)
また、自分フィールド上に「おジャマ」モンスターが表側表示で存在する限り、フィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターの元々の攻・守を入れ替えるという効果があります。
まさに永続的な《右手に盾を左手に剣を》といったところ。
「おジャマ」モンスターは守備力は1000とそこそこあるので、守備力の高さが幸いして戦闘時に貢献できる・・・かも?
新規カード《おジャマデュオ》は、墓地の自身を除外して、デッキからカード名が異なる「おジャマ」モンスター2体を特殊召喚できます。
ただし、この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できないので注意が必要です。
②:《レスキューキャット》でリクルート
《レスキューキャット》は、自身を墓地へ送る事でレベル3以下の獣族モンスター2体を効果無効にしてリクルートします。
外見に見合わず「おジャマ」モンスターはレベル2・獣族モンスターなので特殊召喚ができます。
エラッタされたものの、今回のリミットレギュレーションにて準制限にまで復帰してきたので、使わなければ勿体ないですよね。
《レスキューキャット》をリクルートしてくる手段として《召喚僧サモンプリースト》を採用しています。
《召喚僧サモンプリースト》効果のコストに《おジャマジック》を捨てられれば、もうわかりますよねw
③:《リンク・スパイダー》をリンク召喚
「おジャマ」通常モンスターであれば《リンク・スパイダー》がリンク召喚可能です。
《リンク・スパイダー》の効果を使えば、もう1体の「おジャマ」通常モンスターを特殊召喚することができます。
空いているゾーンに「おジャマ」する
「おジャマ」の真骨頂といえば、相手の使用していないゾーンに「おジャマ」することですね。
記念すべき「おジャマ」最初のカードである《おジャマトリオ》をはじめ、かなりの「おジャマ」カードがこの効果を持っています。
「おジャマ」融合モンスターである《おジャマ・ナイト》は2か所、《おジャマ・キング》は3か所のモンスターカードゾーンを使用不可能にするので、2体とも出せれば相手はモンスターを出せません。
これらで相手の展開をとめつつ、攻撃力3000となった《おジャマ・キング》で殴れたら気持ちがいいですね。
「おジャマ」カードではありませんが、《ヨコシマウマ》も同様の効果を持っています。
こちらは1か所だけですがメインモンスターゾーンだけでなく魔法&罠ゾーンも使用不能にできます。
《ヨコシマウマ》は闇属性・ペンデュラムモンスターなので同名2体で《覇王眷竜スターヴ・ヴェノム》の融合素材としても利用できます。
ランク2エクシーズモンスターの多採用
「おジャマ」モンスター自体レベル2モンスターなので、おのずとランク2エクシーズモンスターは多くエクストラデッキに入ります。
ほとんど獣族で構築されているので《No.64 古狸三太夫》がエクシーズ召喚できます。
また、ランク2エクシーズ《No.29 マネキンキャット》は、相手フィールドにモンスターが特殊召喚された場合、そのモンスターと種族または属性が同じモンスターを手札・デッキ・墓地から選んで特殊召喚する効果があります。
《おジャマデュオ》や《おジャマトリオ》でおジャマトークンを出すことで、こちらも「おジャマ」モンスターを呼び出すことが可能です。
《マジカルシルクハット》の採用
《マジカルシルクハット》は、デッキから魔法・罠カード2枚を選び、壁としてセットする効果があります。
ここで選ぶのは《おジャマジック》、《おジャマデュオ》が優先されますね。
これらは墓地に送られたときや墓地での効果が強力なので、相手からの攻撃を耐えつつ、戦闘で破壊されなくてもバトルフェイズ終了時には勝手に破壊されるので、能動的に墓地送りができます。
【おジャマ】に相性が良いカード
ここからは個人的に【おジャマ】と相性が良いと思うカードを紹介していきます。
《おろかな副葬》は、魔法・罠カード版の《おろかな埋葬》で、好きな魔法・罠カードを墓地に送れます。
このカードは魔法カードである点と1枚しか送れないことを考えると【おジャマ】デッキでは《マジカルシルクハット》と差別化されるでしょう。
「おジャマ」メインだと今一つですが、《魔獣の懐柔》も紹介しておきます。
《魔獣の懐柔》は自分フィールドにモンスターが存在しない場合に、カード名が異なるレベル2以下の獣族の効果モンスター3体をリクルートできます。
この効果を使ったあと、自分は獣族モンスターしか特殊召喚できなくなりますが、優秀なランク2エクシーズモンスターである《No.64 古狸三太夫》や《No.29 マネキンキャット》は問題なく出せます。
最後に、罠カードに頼った戦法をとるので「バージェストマ」カードを利用することもありだと思います。
「バージェストマ」はレベル2モンスターになるので、素材を指定しないランク2エクシーズモンスターであれば、特殊召喚するのに一役かってくれます。
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【おジャマABC】大会優勝デッキレシピ
大会で優勝した【おジャマABC】のデッキレシピはこちらです。
【メインデッキ】(47枚)
◆ モンスター(24枚)
- 《おジャマ・イエロー》2
- 《おジャマ・ブラック》2
- 《おジャマ・グリーン》2
- 《Aーアサルト・コア》2
- 《Bーバスター・ドレイク》2
- 《Cークラッシュ・ワイバーン》2
- 《亡龍の戦慄ーデストルドー》1
- 《BFー朧影のゴウフウ》1
- 《灰流うらら》3
- 《幽鬼うさぎ》2
- 《増殖するG》2
- 《PSYフレームギア・γ》2
- 《PSYフレーム・ドライバー》1
◆ 魔法(15枚)
- 《おジャマ改造》3
- 《ツインツイスター》2
- 《簡易融合》2
- 《死者蘇生》1
- 《おジャマジック》1
- 《テラ・フォーミング》1
- 《竜の渓谷》1
- 《盆回し》3
- 《スケープ・ゴート》1
- 《ユニオン格納庫》2
- 《幻煌の都 パシフィス》2
- 《混沌の場》1
◆ 罠(8枚)
- 《激流葬》1
- 《戦線復帰》1
- 《幻煌龍の浸渦》1
- 《幻煌龍の戦渦》1
- 《虚無空間》1
- 《おジャマパーティ》3
【エクストラデッキ】(15枚)
- 《ミレニアム・サクリファイス》1
- 《テセウスの魔棲物》1
- 《ABCードラゴン・バスター》1
- 《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》1
- 《ブラック・ローズ・ドラゴン》1
- 《励輝士 ヴェルズビュート》1
- 《リンクリボー》1
- 《リンク・スパイダー》1
- 《コード・トーカー》1
- 《バイナル・ソーサレス》1
- 《アカシック・マジシャン》1
- 《トライゲート・ウィザード》1
- 《デコード・トーカー》1
- 《ファイアーウォール・ドラゴン》1
- 《ヴァレルロード・ドラゴン》1
【サイドデッキ】(15枚)
- 《ブラック・ホール》2
- 《ハーピィの羽根箒》1
- 《超融合》1
- 《激流葬》1
- 《拮抗勝負》2
- 《スキル・ドレイン》2
- 《トポロジック・ボマー・ドラゴン》1
- 《鳥銃士カステル》1
- 《No.101 S・H Ark Knight》1
- 《No.39 希望皇ホープ》1
- 《SNo.39 希望皇ホープ・ザライトニング》1
- 《No.41 泥酔魔獣バグースカ》1
【遊戯王大会結果】
本日10名参加での開催の遊戯王非公認大会の優勝は[紅(くれない)]様の【おジャマABC】でした!!
優勝おめでとうございます!!!レシピはブログにて掲載しておりますので、
そちらをご覧ください。
https://t.co/BLpF4ik2nY— カードラボ天王寺店 (@tennouji_labo) November 19, 2017
【おジャマABC】デッキレシピを解説・考察
それでは、大会優勝した【おジャマABC】デッキのデッキレシピ・回し方・ポイントを解説・考察していきます。
構築としては「おジャマ」「ABC」を組み合わせたデッキタイプとなっており、フィールド魔法が4種類も採用されています。
通常モンスターサポートの「幻煌龍」カードが複数枚採用されているのも特徴的です。
2種類の「おジャマ」サポートカード
大会優勝した【おジャマABC】デッキでは《おジャマ改造》が展開の要になっています。
《おジャマ改造》は、EXデッキの光属性・機械族・融合モンスターを相手に見せ、自分のフィールド・手札・墓地から「おジャマ」モンスターを任意の数だけ除外し、見せた数まで融合モンスターの融合素材モンスターを、手札・デッキ・墓地から特殊召喚することができます。
《ABCードラゴン・バスター》を見せ、「おジャマ」モンスターを3枚除外するだけで、場に《Aーアサルト・コア》《Bーバスター・ドレイク》《Cークラッシュ・ワイバーン》の3体が並びます。
そこからリンク召喚すれば、すぐに《ABCードラゴン・バスター》につなげることができます。
「ABC」モンスターはそれぞれ墓地効果があるので、更なるアドバンテージにもつながります。
この展開力が【おジャマABC】の1番の強みです。
また新規の《おジャマパーティ》は、デッキから「おジャマ」カードを1枚手札に加え、手札を1枚捨てる効果を持ちます。
このカードで《おジャマジック》を手札に加え、そのまま手札に加えた《おジャマジック》を墓地に捨てることで、《おジャマジック》の効果で一気に3枚の「おジャマ」モンスターをサーチすることができます。
また、《おジャマパーティ》は墓地に送られた時に、除外されている「おジャマ」モンスターを可能な限り特殊召喚することができます。
《ABCードラゴン・バスター》の効果発動時のコストで《おジャマパーティ》を捨てることで、《おジャマ改造》のコストになった「おジャマ」モンスターを展開することができます。
4種類のフィールド魔法
大会優勝した【おジャマABC】デッキでは4種類のフィールド魔法が採用されています。
《ユニオン格納庫》《竜の渓谷》《混沌の場》《幻煌の都 パシフィス》の4枚です。
《ユニオン格納庫》は【ABC】デッキでの要となり、《竜の渓谷》は《亡龍の戦慄ーデストルドー》《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》*効果で《ユニオン格納庫》等のサーチを狙え、《混沌の場》は《盆回し》で相手に送りつけフィールド魔法を発動することができ、《幻煌の都 パシフィス》は通常モンスターの召喚・特殊召喚時に「幻煌竜」カードがサーチできます。
中でも特徴的なフィールド魔法が《幻煌の都 パシフィス》です。
《幻煌の都 パシフィス》は、「おジャマ」モンスターを通常召喚するだけで、強力な「幻煌」カードをサーチすることができます。
《幻煌の都 パシフィス》は相手に送りつけるのも有効で、《混沌の場》を引いてしまった時でも《盆回し》を発動できます。
このデッキでは《簡易融合》が採用されており、《テセウスの魔棲物》と「おジャマ」モンスターの2体で、《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》*がシンクロ召喚できます。
これにより、フィールド魔法を張替えながら戦うことができます。
*2018年1月より《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》は禁止カードです。
サイドデッキのエクシーズモンスター
大会優勝した【おジャマABC】デッキでは、サイドデッキにエクシーズモンスターが複数採用されています。
「ABC」はリンク召喚とランク4エクシーズの両方と相性が良く、相手によってエクストラデッキを入れ替えて戦うことができるのは強みですね。
他のデッキでもこういったサイドデッキの組み方は参考になるかもしれません。
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まとめ
いかがだったでしょうか。
既存のテーマが強化されるのは、遊戯王OCGが始まった当初からやっている身としてとてもうれしいですね。
大会で意外にも「おジャマ」は結果を残しているみたいですので、気になる方はぜひ【おジャマ】デッキを作ってみてください。
引き続き、「おジャマ」「デッキ解説」について記事にしていきます。
それでは、またお会いしましょう。