【リンクダーク】デッキは、闇属性モンスターの特殊召喚・墓地肥やしによって展開する、新しいリンク召喚主体のデッキです。
《トポロジック・ボマー・ドラゴン》を使い、《サクリファイス・ロータス》を無限に蘇生・破壊することで、《トリックスター・スイートデビル》でバーンダメージをループさせ、先行ワンターンキル(先行ワンキル)を達成させます。
過去にはシンクロ召喚を主体とした【シンクロダーク】という先行全ハンデスデッキもありましたが、今回は現環境に適したリンク召喚が主体となっています。
最近、この【リンクダーク】デッキが大会環境で結果を残しており、話題となっているようです。
そこでこのページでは、大会で優勝した【リンクダーク】デッキのデッキレシピ・採用カードを紹介し、動かし方・回し方について解説・考察していきます。
【リンクダーク】デッキを作ろうとしている、対策方法を考えている方は、ぜひデッキ構築の参考にしてください。
もくじ
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【リンクダーク】大会優勝デッキレシピ
まず、【リンクダーク】デッキの大会優勝デッキレシピはこちらです。
【メインデッキ】(41枚)
◆ モンスター(27枚)
- 《終末の騎士》3
- 《ダーク・グレファー》3
- 《D-HERO ディアボリックガイ》3
- 《BF-隠れ蓑のスチーム》1
- 《亡龍の戦慄‐デストルドー》3
- 《俊足なカバ バリキテリウム》1
- 《俊足のギラザウルス》3
- 《幻獣機オライオン》3
- 《E・HERO シャドー・ミスト》1
- 《E・HERO エアーマン》1
- 《ダンディライオン》1
- 《トリックスター・ヒヨス》1
- 《灰流うらら》2
- 《サクリファイス・ロータス》1
◆ 魔法(10枚)
- 《ヒーローアライブ》3
- 《増援》1
- 《ソウル・チャージ》1
- 《死者蘇生》1
- 《おろかな埋葬》1
- 《墓穴の指名者》3
◆ 罠(4枚)
- 《レッド・リブート》3
- 《幻影騎士団シェード・ブリガンダイン》1
【エクストラデッキ】(15枚)
- 《ファイアウォール・ドラゴン》1
- 《トポロジック・ボマー・ドラゴン》1
- 《トロイメア・ユニコーン》1
- 《サモン・ソーサレス》1
- 《水晶機巧-ハリファイバー》1
- 《アロマセラフィ‐ジャスミン》1
- 《彼岸の黒天使 ケルビーニ》1
- 《トロイメア・フェニックス》1
- 《トロイメア・ゴブリン》1
- 《トロイメア・ケルベロス》1
- 《トリックスター・スイートデビル》1
- 《トリックスター・ブルム》1
- 《武力の軍奏》1
- 《外神アザトート》1
- 《外神ナイアルラ》1
【サイドデッキ】(15枚)
- 《拮抗勝負》3
- 《エルシャドール・ミドラーシュ》1
- 《邪竜星‐ガイザー》1
- 《影依融合》3
- 《シャドール・ドラゴン》1
- 《タツノオトシオヤ》1
- 《ハーピィの羽帚》1
- 《増殖するG》3
- 《彼岸の悪鬼 ファーファレル》1
【#遊戯王 大会情報】
本日の遊戯王非公認大会の優勝は、
ゆー様の《リンクダーク》デッキとなります!
おめでとうございます!! pic.twitter.com/WIhtAcDpJX— カードラボ八王子店 (@hachiouji_labo) April 27, 2018
【リンクダーク】大会優勝デッキの解説・考察
それでは、大会優勝した【リンクダーク】デッキの動きや特徴について解説・考察していきます。
【リンクダーク】デッキの先行1ターンキル(ワンキル)の展開や、採用カードの採用理由・シナジーなどについて紹介していきます。
《トリックスター・スイートデビル》で先行1ターンキル
【リンクダーク】デッキでは、《トリックスター・スイートデビル》のバーン効果をループで発生させ、先行1ターンキル(ワンキル)を狙います。
《トリックスター・スイートデビル》は、リンク先のモンスターが破壊される度に、相手に200ダメージを与える効果を持っています。
【リンクダーク】デッキでは、フィールドに《トリックスター・スイートデビル》《トポロジック・ボマー・ドラゴン》《トロイメア・ケルベロス》、墓地に《サクリファイス・ロータス》を揃えることで、《サクリファイス・ロータス》を無限に蘇生し、先行ワンキルを達成します。
詳しくは、以下のツイートの展開動画が参考になります。
《水晶機巧-ハリファイバー》+レベル3モンスターをフィールドに出すだけで先行ワンキルが成功します。
https://twitter.com/wingtsk/status/978990014070599680
特殊召喚可能なカードが多数採用
大会優勝した【リンクダーク】デッキでは、モンスターを特殊召喚できるカードが非常に多く採用されています。
特に、《ダーク・グレファー》と《D-HERO ディアボリックガイ》の2枚からの展開は、今回のデッキにおいて非常に重要になりそうです。
ダーク・グレファー
《ダーク・グレファー》は、手札からレベル5以上の闇属性モンスター1体を捨て、自身を手札から特殊召喚できるモンスターです。
この時、《D-HERO ディアボリックガイ》を手札から墓地に捨てることで、さらに展開できます。
遊戯王OCG ダーク・グレファー ノーマル SD30-JP017 遊戯王アーク・ファイブ[STRUCTURE DECK -ペンデュラム...
D-HERO ディアボリックガイ
《D-HERO ディアボリックガイ》は、墓地から自身を除外することで、デッキから《D-HERO ディアボリックガイ》を特殊召喚できます。
《ダーク・グレファー》からの流れで、召喚権を使わずに2体のモンスターを揃えることができ、リンク召喚の展開へとつなげられます。
遊戯王カード SPDS-JP010 D-HERO ディアボリックガイ ノーマル 遊☆戯☆王ARC-V [デステニー・ソルジャーズ]
俊足のギラザウルス、俊足なカバ バリキテリウム
《俊足のギラザウルス》《俊足なカバ バリキテリウム》は、自身の効果で手札から特殊召喚できるモンスターです。
どちらも、相手に墓地からの特殊召喚というアドバンテージを与えてしまいますが、先攻1ターン目であれば、相手の墓地にモンスターが存在している状況も少ないため、自分のみが特殊召喚できるでしょう。
遊戯王カード SR04-JP012 俊足のギラザウルス(ノーマル)遊☆戯☆王ARC-V [STRUCTURE DECK R -恐獣の鼓動-]
幻獣機オライオン、ダンディライオン、BF-隠れ蓑のスチーム
《幻獣機オライオン》《ダンディライオン》《BF-隠れ蓑のスチーム》は、トークンを特殊召喚する効果を持つモンスターです。
特に《幻獣機オライオン》《ダンディライオン》は、《おろかな埋葬》や「トロイメア」リンクモンスターの手札コストとして墓地へ送られた場合もトークンを生成でき、さらなるリンク召喚へとつなげることができます。
幻影騎士団シェード・ブリガンダイン
《幻影騎士団シェード・ブリガンダイン》は、発動後、戦士族の通常モンスターとなって特殊召喚できる罠カードです。
このようなカードを活用し、戦士族モンスター2体をフィールドに揃え、《サモン・ソーサレス》のリンク召喚につなげることができます。
《ダーク・グレファー》や《終末の騎士》なども戦士族であるため、噛み合いやすいカードと言えます。
同様に《ヒーローアライブ》も、戦士族を特殊召喚できるカードとして役立ちます。
遊戯王OCG 幻影騎士団シェード・ブリガンダイン シークレットレア PP18-JP015-SE 遊戯王 ARC-V プレミアム...
このように【リンクダーク】デッキは、特殊召喚しやすいモンスター・魔法・罠カードを多く採用することで、1度止められても、後続の特殊召喚によって体勢を整えやすくなっています。
連続してモンスターの特殊召喚を行うことで、「トロイメア」リンクモンスターや、《ファイアウォール・ドラゴン》《トポロジック・ボマー・ドラゴン》などの高リンクモンスターも簡単にリンク召喚できます。
採用カードの組み合わせ・シナジー
続いて、大会優勝した【リンクダーク】デッキの採用カードの組み合わせやシナジーについて考察していきます。
《トリックスター・ヒヨス》《外神アザトート》《彼岸の黒天使 ケルビーニ》を紹介します。
トリックスター・ヒヨス
《トリックスター・ヒヨス》は、「トリックスター」リンクモンスターの素材となった場合、墓地から特殊召喚できるモンスターです。
《トリックスター・ヒヨス》からリンク1の《トリックスター・ブルム》がリンク召喚でき、その後《トリックスター・ヒヨス》は上記の効果で特殊召喚できます。
これにより、《トリックスター・ヒヨス》1枚から《トリックスター・スイートデビル》《トロイメア・ゴブリン》などのリンク2モンスターにつなげられます。
この《トリックスター・ヒヨス》による展開は、【リンクダーク】以外のリンク召喚を使うデッキへに出張できるかもしれませんね。
外神アザトート
エクストラデッキに採用されている《外神アザトート》は、ランク4エクシーズ《外神ナイアルラ》から重ねてX召喚できるモンスターで、エクシーズ召喚したターン、相手のモンスター効果の発動を封じる効果を持っています。
この効果によって、《灰流うらら》を始めとした手札誘発モンスターを封じることができます。
遊戯王OCG 外神アザトート ウルトラレア EP15-JP036-UR 遊戯王アーク・ファイブ [EXTRA PACK 2015]
外神ナイアルラ
《外神ナイアルラ》は、レベル4モンスター2体でエクシーズ召喚できるので、簡単にフィールドに出すことができます。
レベル4で特殊召喚しやすい《ダーク・グレファー》《俊足なカバ バリキテリウム》や、《ヒーローアライブ》から特殊召喚できるレベル4「E・HERO」モンスター、そして《幻影騎士団シェード・ブリガンダイン》もエクシーズ素材にできます。
遊戯王OCG 外神ナイアルラ レア EP14-JP043-R 遊戯王アーク・ファイブ [EXTRA PACK-KNIGHTS OF ORDER-]
彼岸の黒天使 ケルビーニ
《彼岸の黒天使 ケルビーニ》は、レベル3モンスター2体からリンク召喚できるリンク2モンスターで、デッキからレベル3モンスターを墓地へ送る効果を持っています。【リンクダーク】デッキでは展開の重要な要となります。
この効果で《ダンディライオン》を送ることで「綿毛トークン」が2体特殊召喚でき、後続のリンクモンスターへの素材を確保することができます。
《彼岸の黒天使 ケルビーニ》のリンク素材としては、《BF-隠れ蓑のスチーム》《ダンディライオン》《俊足のギラザウルス》や、《幻獣機オライオン》で特殊召喚できる「幻獣機トークン」などが使用できます。
ライフコストは全く気にしない
大会優勝した【リンクダーク】デッキでは、ライフポイントを払う・失うカードも多く採用されています。
【リンクダーク】デッキは基本的にはワンターンキルを狙いに行くので、ライフポイントはあまり気にしません。
この章では、ライフコストが必要な強力カード《亡龍の戦慄-デストルドー》《ヒーローアライブ》《レッド・リブート》《ソウル・チャージ》を紹介します。
亡龍の戦慄-デストルドー
《亡龍の戦慄-デストルドー》は、ライフポイントを半分払うことで、墓地から特殊召喚できるチューナーモンスターです。
チューナーであるため、《水晶機巧-ハリファイバー》のリンク召喚へとつなげられます。
ヒーローアライブ
《ヒーローアライブ》は、自分フィールドに表側表示のモンスターが存在しない場合にライフポイントを半分払うことで、デッキから「E・HERO」モンスターを特殊召喚できる魔法カードです。
この効果で《E・HERO エアーマン》を特殊召喚することで、デッキから《D-HERO ディアボリックガイ》がサーチできます。
《D-HERO ディアボリックガイ》を手札に持ってくることで、《ダーク・グレファー》との特殊召喚のコンボにもつなげやすくなります。
遊戯王OCG ヒーローアライブ ノーマルパラレル 20AP-JP082-P 遊☆戯☆王ARC-V [20th ANNIVERSARY PACK 2nd WAVE]
レッド・リブート
《レッド・リブート》は、ライフポイントを半分払うことで手札からも発動できるカウンター罠カードで、罠カードの発動を無効にし、そのままセットさせる効果を持っています。
さらに《レッド・リブート》を発動したターン、相手が罠カードを発動することを制限できるため、罠カードを恐れることなく展開できます。
採用率の高い《無幻泡影》《神の宣告》などの強力な罠カードへの対策にもなります。
セットカードはサイドデッキに採用されている《シャドール・ドラゴン》を墓地へ送ることで除去できます。
ソウル・チャージ
《ソウル・チャージ》は、墓地のモンスターを任意の数特殊召喚できる魔法カードです。
特殊召喚したモンスターの数×1000ポイントのライフを失うことになりますが、《終末の騎士》などによって墓地に送ったモンスターを、複数体特殊召喚できます。
大量展開したい場合にはライフポイントを失ってでも使いたいカードです。
遊戯王OCG ソウル・チャージ ノーマル SR01-JP033 遊戯王アーク・ファイブ [STRUCTURE DECK -真帝王降臨-]
ライフポイントを削ってでも展開したい、止めたい状況は上記のようなカードを使用すると、いざというときに役立ちそうです。
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まとめ
今回は、大会優勝した【リンクダーク】デッキのデッキレシピを紹介し、動かし方・回し方について解説・考察しました。
モンスターの特殊召喚による大量展開がリンク召喚とマッチしていて、回していて楽しくなりそうなデッキですね。
展開方法やフィニッシャーは、採用するカードによって変わってくると思います。
気になる方は、ぜひ【リンクダーク】デッキを組んでみてください。
引き続き、遊戯王の環境情報として、大会優勝デッキレシピの考察をしていきます。