先ほど、公式サイト「遊戯王.jp」から最新情報がフラゲされ、2018年1月の「リミットレギュレーション」が発表されました。
「リミットレギュレーション」は、1デッキに採用可能な枚数を決定する改定で、1月/ 4月/ 7月/ 10月の年4回実施されています。
規制されたカードは、採用可能枚数によって「禁止カード・制限カード・準制限カード」の3つに分かれています。
今回のリミットレギュレーション改定も、禁止・制限・準制限・規制緩和に多くの変更点があったようです。
さて、今回の禁止・制限カードはどのようになったのでしょうか、早速見てみましょう。
(追記)2018年4月のリミットレギュレーションがフラゲされました!
⇒ 【遊戯王】2018年4月リミットレギュレーション(禁止制限改定)フラゲ!アマリリス/ゴウフウ禁止!ネフィリム緩和!
もくじ
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2018年1月リミットレギュレーション内容
2018年1月1日から適用される、リミットレギュレーションの変更点はこちらです。
新禁止カード・新制限カード・新準制限カード・新制限解除カードに分けて、リストにしています。
【リミットレギュレーション変更点(2018年1月)】
◆ 新禁止カード
- 《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》
◆ 新制限カード
- 《SPYRAL GEAR-ドローン》
- 《SPYRAL-ジーニアス》
- 《SPYRAL RESORT》
- 《ダンディライオン》
- 《BF-隠れ蓑のスチーム》
- 《ファイアウォール・ドラゴン》
◆ 新準制限カード
- 《同族感染ウイルス》
- 《トーチ・ゴーレム》
- 《ネクロスの術士 シュリット》
- 《マスマティシャン》
- 《ロ一ンファイア・ブロッサム》
- 《スケープ・ゴート》
- 《汎神の帝王》
- 《盆回し》
- 《神の警告》
◆ 制限解除カード
- 《海皇の竜騎隊》
- 《増殖するG》
- 《ブラック・ホール》
- 《未来融合一フューチャー・フュージョン》
新禁止カード
新禁止カードは、《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》1枚のみです。
◆ 新禁止カード
- 《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》
《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》は、フィールド魔法のサーチ効果と、手札からモンスターを特殊召喚する効果を持っており、《亡龍の戦慄-デストルドー》を活用することで、《竜の渓谷》からシンクロ召喚が可能です。
環境トップの【SPYRAL】をはじめとする様々なデッキで採用され、デュエルスピードの加速やソリティア環境を助長した汎用カードでした。
健全な大会環境・デュエル環境のためには、《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》の禁止は良改定だったと思います。
新制限カード
新制限カードは、《SPYRAL GEAR-ドローン》《SPYRAL-ジーニアス》《SPYRAL RESORT》《ダンディライオン》《BF-隠れ蓑のスチーム》《ファイアウォール・ドラゴン》の6枚です。
◆ 新制限カード
- 《SPYRAL GEAR-ドローン》
- 《SPYRAL-ジーニアス》
- 《SPYRAL RESORT》
- 《ダンディライオン》
- 《BF-隠れ蓑のスチーム》
- 《ファイアウォール・ドラゴン》
環境トップの【SPYRAL】のキーカードを徹底的に規制しており、機械族モンスターが制限になったことにより、《機械複製術》を使った大量展開ができなくなりました。
ただ、似た規制内容の海外遊戯王TCG環境では、【SPYRAL】はまだまだ活躍しており、まだ駆逐されたとは言えないでしょう。
また、トークンを使った連続リンク展開・ループコンボ・先行ワンキルなどを助長していた《ダンディライオン》《BF-隠れ蓑のスチーム》《ファイアウォール・ドラゴン》も規制されました。
《ファイアウォール・ドラゴン》は、アニメ遊戯王VRAINSの主人公「藤木遊作(プレイメーカー)」が使用するエースモンスターで、「今までの傾向から規制されないのでは」と噂されていましたが、ついに制限へと規制されました。
規制されたカードはどれも、一強環境・ソリティア環境に関するカードですので、こちらも良改定だなと思います。
新準制限カード
新準制限カードは、《同族感染ウイルス》《トーチ・ゴーレム》《ネクロスの術士 シュリット》《マスマティシャン》《ロ一ンファイア・ブロッサム》《スケープ・ゴート》《汎神の帝王》《盆回し》《神の警告》の9枚です。
◆ 新準制限カード
- 《同族感染ウイルス》
- 《トーチ・ゴーレム》
- 《ネクロスの術士 シュリット》
- 《マスマティシャン》
- 《ロ一ンファイア・ブロッサム》
- 《スケープ・ゴート》
- 《汎神の帝王》
- 《盆回し》
- 《神の警告》
《トーチ・ゴーレム》《マスマティシャン》《ロ一ンファイア・ブロッサム》《スケープ・ゴート》は、トークン生成とリンク召喚に関するカードです。
リンク召喚はKONAMIが推している新召喚方法ですが、これらのカードはあまりにパワーが強すぎるため、規制したのでしょう。
来期の活躍次第では、さらに制限カードへと規制される可能性も高そうです。
《盆回し》は、フィールド魔法サーチの《テラ・フォーミング》の代用として活躍していましたが、段階的に準制限カードへと規制されました。
次の2018年4月のリミットレギュレーション改定では、制限カードになりそうな予感です。
今度、フィールド魔法サーチとしては罠カードの《メタバース》が採用されていくかもしれませんね。
その他、気になるのは、《ネクロスの術士 シュリット》《汎神の帝王》の緩和です。
これらを採用している【影霊衣(ネクロス)】【帝王】は元環境デッキです。
重要なキーカードが緩和されたことで、環境へ復帰する可能性もありそうです。
制限解除カード
新制限解除カードは、《海皇の竜騎隊》《増殖するG》《ブラック・ホール》《未来融合一フューチャー・フュージョン》の4枚です。
◆ 制限解除カード
- 《海皇の竜騎隊》
- 《増殖するG》
- 《ブラック・ホール》
- 《未来融合一フューチャー・フュージョン》
以前から謎改定と言われていた、《増殖するG》が無制限へと緩和されました。
先行展開を止める有用なカードなので、緩和されるべきカードでしょう。
《ブラック・ホール》は、先行制圧盤面を捲るのに使えるカードです。
これらの緩和により、遊戯王の先行環境が少しずつ変化していくかもしれません。
最後に《海皇の竜騎隊》は、元環境デッキの【海皇水鱗精(かいおうマーメイル)】のキーカードです。
このカードの緩和により、【海皇水鱗精】はほぼフルパワーで戦えるようになり、環境復帰も見えてきたのではないでしょうか。
新リミットレギュレーション 環境への影響
2018年1月のリミットレギュレーションの環境への影響を考察していきます。
現在の大会優勝・入賞デッキテーマは以下のような分布になっています。
順位 | デッキテーマ | 入賞数 |
---|---|---|
1 | SPYRAL | 356 |
2 | セフィラ | 23 |
3 | E・HERO | 16 |
3 | インフェルノイド | 16 |
5 | トリックスター | 14 |
6 | 彼岸 | 12 |
6 | サブテラー | 12 |
8 | 恐竜族 | 10 |
8 | EM魔術師 | 10 |
10 | トーチSPYRAL | 7 |
参考記事:【遊戯王 環境】2017年10月新制限:大会優勝デッキレシピ 82個まとめ!
SPYRAL
まず、圧倒的環境トップだった【SPYRAL(スパイラル)】デッキの大幅な弱体化は避けられないでしょう。
ただ、同様の規制がされた海外TCG環境でも、【SPYRAL】デッキは未だトップクラスの強さを誇っています。
そのため、環境トップから下りるかどうかは、実際に大会が開かれるまで断言できません。
セフィラ
【SPYRAL】に次ぐデッキテーマはどれも団子状態ですが、最近の大会の様子を見ると、【セフィラ】が頭一つ抜けているという印象があります。
【SPYRAL】の環境トップが陥落すれば、次にくるのは【セフィラ】【魔術師】などのペンデュラムデッキかもしれません。
となると今後、《魔封じの芳香》《醒めない悪夢》などのペンデュラム対策カードが高騰・値上がりしていきそうです。
新リミットレギュレーション 解説動画
2018年1月のリミットレギュレーションについては、遊戯王Youtuberの方々も動画にしています。
以下の動画は、画像や言葉でわかりやすく解説されています。
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まとめ
いかがだったでしょうか。
ついに、2018年1月のリミットレギュレーションがフラゲされ、新禁止カード・制限カード・準制限カード・規制解除カードが判明しました。
引き続き、「リミットレギュレーション」「環境」について記事にしていきます。
それでは、またお会いしましょう。