『魔導獣(マジックビースト)』は、遊戯王の最新パック「エクストリーム・フォース」で登場する新しいテーマです。
ペンデュラム・魔力カウンターが組み合わさった独特なテーマで、以前からあった《魔導獣 ケルベロス》がカテゴリ化されたようです。
今回は、「魔導獣(マジックビースト)」を強化できそうな、相性の良いモンスター・エクストラ・魔法・罠カードをまとめていきます。
個人的に使えるかもというサポートカードをまとめていますので、ぜひ【魔導獣】デッキの構築の参考にしてください。
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もくじ
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「魔導獣(マジックビースト)」とは?
「魔導獣」は「EXTREME FORCE」でカテゴリ化される、魔法使い族で統一されたモンスター群です。
共通効果として、自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを置く効果を持っています。
もともと《魔導獣 ケルベロス》がOCG化されていましたが、12年かかってようやくカテゴリ化されました。
「魔導」と銘打っていますが、振り仮名が異なるため、名称が似ている「魔導書」関連とのカテゴリ上でのシナジーはありません。
また英語名は「Mythical Beasts」となることが予想されており、名前に含まれている《幻獣王ガゼル》や《有翼幻獣キマイラ》も一応英語圏では「魔導獣」扱いかもしれませんが、サポートカードはいずれもメインデッキに入る効果モンスターの「魔導獣」を指定しているため恩恵を受けることは無いでしょう。
現在確認されています「魔導獣」モンスター及び、関連カードは以下の通りです。
◆「魔導獣」モンスター
- 《魔導獣 ケルベロス》
…魔法カードが発動される度に自身に魔力カウンターを1つ置く。自身に乗っている魔力カウンター1つにつき、攻撃力500アップ。 - 《魔導獣 ジャッカル》
…反対側のペンデュラムゾーンが空いている時、自身を破壊しフィールドのカードに魔力カウンターを1つ置く(ペンデュラム効果)。魔法カードが発動される度に自身に魔力カウンターを1つ置く。魔力カウンター3つと自身をリリースすることで同名以外の「魔導獣」効果モンスター1体をリクルート。 - 《魔導獣 マスターケルベロス》
…反対側のペンデュラムゾーンが空いている時に自身を破壊しレベル7以下の「魔導獣」をサーチ(ペンデュラム効果)。魔法カードが発動される度に自身に魔力カウンターを2つ置く。魔力カウンター4つ以上の時に効果破壊耐性、魔力カウンター4つをコストに相手モンスターを除外しその元々の攻撃力分自己強化。
◆「魔導獣」関連カード
- 《魔導加速》
…デッキトップを2枚をコストに、魔力カウンターを2つまで置く。相手に破壊された場合に魔力カウンターを置く事ができるモンスター1体をデッキから特殊召喚し、そのモンスターに魔力カウンターを2つまで置く。 - 《魔導変換》
…相手モンスターがモンスター効果を発動する度に魔力カウンターを置く。魔力カウンターが6つ以上置かれている自身を墓地へ送ることで、デッキから魔法カード1枚をサーチ。
相性の良いモンスター
それでは、「魔導獣」を強化できる相性の良さそうなカードを網羅的にまとめていきます。
相性の良いモンスター・エクストラ・魔法・罠、そして、相性の良いテーマの順番に紹介していきます。
まずは、「魔導獣」と相性の良いモンスターです。
《王立魔法図書館》
《王立魔法図書館》は、魔力カウンター3つを取り除くことで1ドローできる魔法使い族モンスターです。
「魔導獣」同様、魔法カードを発動する度に魔力カウンターを置くことができるので、3つためてドローにつなげたり、魔力カウンターを消費する効果を補ってくれます。
通常召喚では心もとないので、なんとかペンデュラム召喚につなげたいところですね。
《マジカル・コンダクター》
《マジカル・コンダクター》は、魔法カードを発動する度に、魔力カウンターを2つ置くことができ、自身に乗っている魔力カウンターを任意の個数取り除く事で、取り除いた数と同じレベルの魔法使い族モンスター1体を、手札または自分の墓地から特殊召喚することができます。
ペンデュラムテーマとして確立されそうですので、おもにリクルート効果を多用していくことでしょう。
ちなみに4回魔法カードを使えば、切り札《魔導獣 マスターケルベロス》をリクルートすることも可能です。
《マジカル・アブダクター》
《マジカル・アブダクター》は、まずペンデュラム効果として2つの効果を持っています。
- ①:魔法カードが発動する度に魔力カウンターを自身に1つ乗せる。
- ②:魔力カウンターを3つ取り除いてペンデュラムモンスターをサーチ。
また、モンスター効果として3つの効果を持っています。
- ①:魔法カードが発動する度に魔力カウンターを自身に1つ乗せる。
- ②:自身の攻撃力は、このカードに乗った魔力カウンターの数×100ポイントアップ。
- ③:魔力カウンターを3つ取り除いて魔法使い族・レベル1モンスターをサーチ。
《マジカル・アブダクター》はサーチ効果が優秀です。
新規の「魔導獣」モンスターがペンデュラムモンスターのためサーチ手段は必須です。
《マジカル・アブダクター》のペンデュラム効果でのサーチはレベルに制限はありませんし、モンスター効果によるサーチにいたっても《魔導獣 ジャッカル》がレベル1なのでかなりのシナジーがあります。
しかしペンデュラムスケールが3のため、「魔導獣」とではペンデュラム召喚ができないのが難点ですね。
《マジックアブソーバー》
《マジックアブソーバー》は、魔法カードを発動する度にこのカードに魔力カウンターを1つ置くことができ、自身に乗った魔力カウンターを3つ取り除くことで、墓地の速攻魔法カード1枚をセットすることができきます。
また、このカードのレベルは、自身に乗った魔力カウンターの数だけ上がります。
速攻魔法はセットしたターンに発動することはできませんが、速攻魔法《魔導加速》は魔力カウンターを補充しやすく、相性が良さそうです。
《オネスト》
《オネスト》は、光属性専用ダメステ時強化カードです。
光属性モンスターの戦闘時、戦闘を行う相手モンスターの攻撃力分アップすることができます。
《魔導獣 ケルベロス》と《魔導獣 マスターケルベロス》は光属性モンスターなので、効果の対象となります。
「魔導獣」モンスターすべてに恩恵があるわけではありませんが、まさか入っていると思わないこのカードで相手の不意をつくのも面白いですね。
《ペンデュラムーチョ》
《ペンデュラムーチョ》は、ペンデュラムスケールが0なので、レベル1モンスターである《魔導獣 ジャッカル》をペンデュラム召喚することができます。
ペンデュラム効果では、墓地または除外されている自分のモンスターの中から、同名カード以外のペンデュラムモンスター1体を自分のエクストラデッキに表側表示で加えられます。
またモンスター効果では、召喚・特殊召喚成功時にエクストラデッキから、同名カード以外の表側表示のレベル1のPモンスター1体を特殊召喚する効果を持っています。
リクルーターとして使われる《魔導獣 ジャッカル》とは相性が良く、そのままでもランク1エクシーズモンスターにつなげることも可能です。
また地属性である点から《マジカル・アブダクター》とで《ミセス・レディエント》をリンク召喚してみるのも面白いですね。
さらに、カード名に「ペンデュラム」とあり、《デュエリスト・アドベント》でサーチすることも可能です。
《竜剣士ラスターP》
《竜剣士ラスターP》は、ペンデュラムモンスターサーチとして名高いPモンスターです。
ペンデュラムゾーンのカードを破壊し、同名カードをサーチするペンデュラム効果を持っています。
ペンデュラムスケールに置くだけでも魔力カウンターの補充につながるのはもちろん、サーチ効果で破壊したカードはペンデュラム召喚で再展開することが可能です。
こちらもペンデュラムスケールの数が難点なので、使用には注意が必要です。
「魔導獣」相性の良いエクストラモンスター
次は、「魔導獣」と相性の良いエクストラモンスターです。
《マジックテンペスター》
《マジックテンペスター》は、シンクロ召喚に成功した時に自身に魔力カウンターを1つ置き、自分の手札を任意の枚数墓地へ送る事で、その枚数分だけ魔力カウンターをモンスターに置くことができます。
手札コストが必要ですが、能動的に魔力カウンターを供給することが可能です。
また、フィールド上に存在する魔力カウンターを全て取り除くことで、相手に取り除いた数×500のダメージを与える効果も絶大です。
《森羅の姫芽宮》
《森羅の姫芽宮》は、《ペンデュラムーチョ》と《魔導獣 ジャッカル》でエクシーズできるランク1モンスターです。
デッキトップをめくり魔法・罠カードであれば手札に加えることができるので、カード補充に一役かってくれることでしょう。
相性の良い魔法
次は、「魔導獣」と相性の良い魔法カードを紹介していきます。
《魔力掌握》
《魔力掌握》は、魔力カウンターを置きつつ、同名カードをデッキからサーチする魔法カードです。
1ターンに1度だけなので連投することはできませんが、1枚使うだけで魔力カウンターは2個は乗るのはコスパが良いでしょう。
サーチしたカードは次のターンに使えば問題ありません。
《トゥーンのもくじ》
《トゥーンのもくじ》は、「トゥーン」専用サーチ魔法カードです。
同名カードもサーチでき、ターン1制限もないため、「魔導獣」モンスターにどんどん魔力カウンターを乗せることができます。
3枚目のサーチ先で《トゥーン・ワールド》をサーチすれば、1枚で魔力カウンターを4つ貯めることができます。
「トゥーン」モンスター自体も《トゥーン・ヂェミナイエルフ》《トゥーン仮面魔道士》という魔法使い族を含んでいるテーマなので、ペンデュラム要素を混ぜこんだ【トゥーン】デッキを作ってみるのも楽しいですね。
《魔法都市エンディミオン》
《魔法都市エンディミオン》は、魔力カウンターに関する4つの効果を持っており、魔力カウンターを活用するデッキと相性が抜群です。
- ①:魔法カードが発動される度に、自身に魔力カウンター1つを置く。
- ②:魔力カウンターが乗っている他のカードが破壊された場合、それと同数の魔力カウンターを自身に置く。
- ③:1ターンに1度、他のカードの魔力カウンターコストを代わりに自身から取り除ける。
- ④:自身の魔力カウンターを1つ取り除く事で、自身の破壊を防ぐ。
また、フィールド魔法カードなので《テラ・フォーミング》でのサーチも可能です
おまけ効果にはなりますが、自身に乗った魔力カウンターを消費して《神聖魔導王エンディミオン》を特殊召喚することもできます。
《ワン・フォー・ワン》
《ワン・フォー・ワン》は、手札からモンスター1体を墓地に送ることで、手札・デッキからレベル1モンスターを特殊召喚することができます。
レベル1モンスターには《ペンデュラム―チョ》《魔導獣 ジャッカル》がいるため、「魔導獣」と相性が良いでしょう。
《ペンデュラム・パラドックス》
《ペンデュラム・パラドックス》は、「魔導獣」カードと共に「エクストリーム・フォース」に収録される魔法カードです。
エクストラデッキの表側表示のペンデュラムモンスターの中から、ペンデュラムスケールが同じでカード名が異なるモンスター2体を手札に加えることができます。
幸いなことに《魔導獣 ジャッカル》と《魔導獣 マスターケルベロス》共にスケールが4のため問題なく回収可能です。
《ペンデュラム・パラドックス》も《デュエリスト・アドベント》でサーチできます。
「魔導書」魔法カード
魔法カードを使用することで魔力カウンターを貯めていくことから、サーチやドローソース系の魔法は非常に効果的です。
なかでも「魔導書」魔法カードは展開しやすく、《グリモの魔導書》でサーチ、《ルドラの魔導書》でドロー、《魔導書廊エトワール》 で魔力カウンターを補充しつつ、魔法使い族のサーチへとつなげていくことができます。
「魔導書」と組み合わせた、【魔導魔導獣】デッキも面白うですね。
相性の良い罠
次は、「魔導獣」と相性の良い罠カードを紹介していきます。
《臨時収入》
《臨時収入》は、自分のエクストラデッキにカードが加わる度に魔力カウンターを置きつつ、魔力カウンターが3つ置かれたこのカードを墓地へ送る事でドローする効果を持っています。
「魔導獣」は自壊効果により、自ずとエクストラデッキに行くので魔力カウンターをためていくことができます。
魔力カウンターをドローに変えられるのはなかなか役立ちそうです。
《漆黒のパワーストーン》
《漆黒のパワーストーン》は、発動後自身に魔力カウンターを3つ置き、1ターンに1度このカードに乗っている魔力カウンターを、魔力カウンターを置ける他のカードに置く事ができます。
自身に魔力カウンターが乗る必要のあるものに移動させるのが基本ですが、《魔導獣 ジャッカル》と《魔導獣 マスターケルベロス》は自身に乗っている必要は無いので、そのままでもコストとしての利用が可能です。
魔力カウンターを乗せるカード
最後に、「魔導獣」と相性の良い「魔力カウンターを置く」カードを紹介します。
魔力カウンターに関するモンスター・魔法・罠をまとめています。デッキ構築で参考になれば幸いです。
◆ モンスター
- 《ゲイシャドウ》
- 《サイレント・マジシャン LV4》
- 《熟練の青魔道士》
- 《熟練の赤魔術士》
- 《熟練の黒魔術師》
- 《熟練の白魔導師》
- 《ダーク・ヴァルキリア》
- 《ハンニバル・ネクロマンサー》
- 《ブラッド・マジシャン-煉獄の魔術師-》
- 《マジカルフィシアリスト》
- 《魔導騎士 ディフェンダー》
- 《魔導戦士 ブレイカー》
- 《黒魔導戦士 ブレイカー》
- 《闇紅の魔導師》
- 《魔法の操り人形》
- 《アーカナイト・マジシャン/バスター》
◆ 融合モンスター
- 《覇魔導士アーカナイト・マジシャン》
◆ 儀式モンスター
- 《伝説の爆炎使い》
◆ シンクロモンスター
- 《アーカナイト・マジシャン》
◆ 魔法
- 《混沌の場》
- 《魔法族の結界》
◆罠
- 《バベル・タワー》
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まとめ
いかがだったでしょうか。
遊戯王最新パック「エクストリーム・フォース」で登場する、「魔導獣」と相性の良いカードをまとめてみました。
「魔導獣」は魔力カウンターを活用するペンデュラムテーマということで、今後様々な展開法が生まれてくるかもしれませんね。
引きつづき、「魔導獣」について記事にしてきます。
それでは、またお会いしましょう。
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