遊戯王の【メタファイズ】デッキについてまとめたページです。カード効果・デッキレシピ・回し方・相性の良いカードなど考察しています。
2017年7月8日に、遊戯王最新パック「サーキット・ブレイク」が発売されます。
このパックにて『メタファイズ』というテーマが本格始動します。
このページでは、新規テーマ「メタファイズ」のカード効果をまとめて考察し、「メタファイズ」がどのようなテーマなのか解説します。
そして、デッキレシピ・デッキの回し方・相性の良いカード・弱点・対策カードなどを紹介していきます。
【メタファイズ】デッキの構築の参考にしてください。
もくじ
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【メタファイズ】デッキ:大会優勝/入賞デッキレシピまとめ
【メタファイズ】デッキの大会優勝/入賞デッキを以下にまとめました。
リンクをタップすることで、デッキレシピが見られます。
【メタファイズ】デッキ:大会優勝デッキレシピ
- 拷問車輪BMG(2018年10月環境)
- カードボックス天理店@23時まで営業中(2018年7月環境)
- あっぷる今福店(2018年4月環境)
- カードトレジャー(2017年7月環境)
【壊獣メタファイズ】デッキ:大会優勝デッキレシピ
- カードキングダム名古屋野並店(2017年10月環境)
【召喚獣メタファイズ】デッキ:大会優勝デッキレシピ
- カードナイト(2017年7月環境)
遊戯王のテーマごとのデッキレシピは、「【遊戯王 デッキ集】どんなデッキが作りたい?180テーマの特徴まとめ!」という記事にまとめています。
「遊戯王のデッキが知りたい」「デッキレシピを知りたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
【メタファイズ】デッキ:大会優勝デッキレシピ
大会優勝した【メタファイズ】のデッキレシピがこちらです。
【メインデッキ】(43枚)
◆ モンスター(23枚)
- 《メタファイズ・タイラント・ドラゴン》3
- 《メタファイズ・ネフティス》3
- 《メタファイズ・ダイダロス》3
- 《メタファイズ・ラグナロク》3
- 《オネスト》2
- 《暗黒竜 コラプサーペント》2
- 《ネクロフェイス》1
- 《灰流うらら》3
- 《増殖するG》3
◆ 魔法(15枚)
- 《メタファイズ・ファクター》3
- 《アシンメタファイズ》3
- 《封印の黄金櫃》3
- 《次元の裂け目》3
- 《ブラック・ホール》2
- 《ハーピィの羽根箒》1
◆ 罠(5枚)
- 《メタファイズ・ディメンション》2
- 《マクロコスモス》3
【エクストラデッキ】(5枚)
- 《デコード・トーカー》1
- 《ゼラの天使》1
- 《PSYフレームロード Ω》1
- 《深淵の潜む者》
- 《励輝士ヴェルズビュート》1
【大会情報】
本日の遊戯王非公認大会ショートデュエルの優勝は〈ヒグルミ〉様で、使用デッキは《メタファイズ》でした!
注目の新テーマが早くも入賞ですね(^ν^)
おめでとうございます!! pic.twitter.com/HgdtzszJK5— カードラボ八王子店 (@hachiouji_labo) July 11, 2017
カードラボ八王子店 非公認大会 優勝
純構築【メタファイズ】デッキ解説
それでは、大会優勝した純構築の【メタファイズ】デッキの解説をしていきます。
純構築だけあって、「メタファイズ」の基本的なカードが多く採用されています。
今回の【メタファイズ】デッキの特徴はこの5つです。
- 《オネスト》の採用
- 《暗黒竜 コラプサーペント》の採用
- 《ネクロフェイス》の採用
- 《次元の裂け目》《マクロコスモス》のガン積み
- 手札誘発も採用
それぞれ解説していきます。
《オネスト》の採用
光属性の強力サポート《オネスト》が採用されています。
「メタファイズ」のキーカードである《メタファイズ・ラグナロク》は、相手に戦闘ダメージを与えることで、効果が発動できる光属性モンスターです。
そのため、このカードと《オネスト》は非常に相性が良いです。
一方、ガン積みされている《次元の裂け目》《マクロコスモス》は《オネスト》は相性が悪いのですが、それでも《オネスト》は採用されるようですね。
「メタファイズ」の苦手な相手ターン中に動ける数少ないカードですし、【メタファイズ】デッキではほぼ必須になっているのかもしれません。
《暗黒竜 コラプサーペント》の採用
墓地の「メタファイズ」を除外できるモンスターとして《暗黒竜 コラプサーペント》が採用されています。
墓地の光属性を除外できるモンスターには、《神聖なる魂》《霊魂の護送船》などがありますが、《暗黒竜 コラプサーペント》はレベル4であり、《メタファイズ・ラグナロク》とランク4エクシーズ・レベル8シンクロができるため、優先されているようです。
ランク4エクシーズには、環境デッキ「真竜」に刺さる《深淵の潜む者》と、大逆転が狙える《励輝士ヴェルズビュート》が採用されていました。
そのほか《No.39 希望皇ホープ》《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》も採用しても良さそうです。
レベル8シンクロには、《ゼラの天使》《PSYフレームロード Ω》が採用されています。
どちらも除外に関連するシンクロモンスターなので、枠に余裕があれば入れておくと良さそうです。
《ネクロフェイス》の採用
除外されると効果が発動する《ネクロフェイス》が採用されています。
《ネクロフェイス》は、除外されるとデッキの上から5枚のカードを除外する効果を持っています。
《封印の黄金櫃》《メタファイズ・ラグナロク》で除外することができ、「メタファイズ」は除外されることで効果が発動できるため、非常に相性が良いカードです。
この相性の良さから、すでに《ネクロフェイス》は値段が高騰しているようですね。
《次元の裂け目》《マクロコスモス》のガン積み
墓地に送られるカードを除外する《次元の裂け目》《マクロコスモス》がガン積みされています。
「メタファイズ」は除外されると効果が発動するため、これらのカードを貼っておけば、破壊されても効果をガンガン発動することができます。
また、環境デッキである【真竜召喚獣】【恐竜竜星】【ABC】などのデッキにもかなり刺さるため、環境デッキ対策としても重宝するカードです。
そのため、枠があるならぜひ採用しておきたいカードだと言えます。
手札誘発も採用
手札誘発モンスターである《灰流うらら》《増殖するG》も採用されています。
「メタファイズ」は、相手ターンに動けることが少なく、簡単に展開されてしまう弱点があります。
その弱点を手札誘発モンスターで妨害していくようですね。
ただ、《次元の裂け目》《マクロコスモス》がある状態では、墓地に送って発動する《増殖するG》の効果が発動できないので注意が必要です。
一方、《灰流うらら》は手札から捨てて発動する効果なため、問題なく効果を使うことができます。
【メタファイズ】デッキ:サンプルデッキレシピ
【メタファイズ】デッキのサンプルデッキレシピはこちらです。
《次元の裂け目》《マクロコスモス》をガン積みした、純構築の【メタファイズ】デッキです。
【メインデッキ】(40枚)
◆ モンスター(17枚)
- 《メタファイズ・ラグナロク》3
- 《メタファイズ・ダイダロス》3
- 《メタファイズ・ネフティス》3
- 《メタファイズ・タイラント・ドラゴン》3
- 《メタファイズ・エグゼキューター》1
- 《ライトレイ・グレファー》3
- 《ネクロフェイス》1
◆ 魔法(14枚)
- 《メタファイズ・ファクター》3
- 《アシンメタファイズ》3
- 《封印の黄金櫃》3
- 《次元の裂け目》3
- 《強欲で謙虚な壺》2
◆ 罠(9枚)
- 《メタファイズ・ディメンション》3
- 《マクロコスモス》3
- 《幽麗なる幻滝》3
【エクストラデッキ】(15枚)
- 《ゼラの天使》1
- 《レッドデーモンズ・スカーライト》1
- 《PSYフレームロード Ω》1
- 《No.95 ギャラクシーアイズ・ダークマター・ドラゴン》1
- 《ギャラクシーアイズ FA・フォトン・ドラゴン》1
- 《No.107 銀河眼の時空竜》1
- 《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》1
- 《森羅の守神 アルセイ》1
- 《神竜騎士フェルグラント》1
- 《No.15 ギミック・パペット-ジャイアントキラー》1
- 《No.11 ビッグ・アイ》1
- 《幻獣機ドラゴサック》1
- 《真紅眼の鋼炎竜》1
- 《プロキシー・ドラゴン》1
- 《デコード・トーカー》1
【メタファイズ】デッキのデッキレシピは、こちらにまとめています。
→「メタファイズ」デッキレシピ5つまとめ!「真竜」「召喚獣」「芝刈り」型
→『純メタファイズ』デッキ大会優勝!デッキレシピは裂け目マクロガン積み!
→『芝刈りメタファイズ召喚獣』大会全勝!デッキレシピ・回し方解説!
→『メタファイズ召喚獣』デッキ:大会優勝デッキレシピ・回し方を解説!
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【メタファイズ】デッキの回し方・動き
【メタファイズ】デッキの回し方・動きを解説していきます。
基本的な2つの動きを紹介していきます。その後、実際のデュエルを解説した動画を紹介します。
回し方①:「メタファイズ」を除外し、効果を発動
「メタファイズ」モンスターを除外し、「メタファイズ」の効果を発動しましょう。
《メタファイズ・ラグナロス》は、召喚・特殊召喚時、デッキの上から3枚除外する効果を持ち、《封印の黄金櫃》はデッキのカードを1枚選んで除外することができます。
「メタファイズ」モンスターを除外することで、それぞれ効果が発動できます。
- 《メタファイズ・ダイダロス》:デッキの「メタファイズ」除外
- 《メタファイズ・ネフティス》:「メタファイズ」サーチ
- 《メタファイズ・タイラント・ドラゴン》:手札の「メタファイズ」特殊召喚
回し方②:《メタファイズ・ラグナロク》で「メタファイズ」特殊召喚・効果発動
《メタファイズ・ラグナロク》の効果を使い、「メタファイズ」を特殊召喚・効果発動させましょう。
《メタファイズ・ラグナロク》は、戦闘ダメージを与えると、デッキからレベル5以上の「メタファイズ」を特殊召喚できます。
「メタファイズ」モンスターは、特殊召喚に成功するとそれぞれ効果が発動できます。
- 《メタファイズ・ダイダロス》:自身以外の特殊召喚した表側表示モンスター全除外
- 《メタファイズ・ネフティス》:セットされた魔法・罠全除外
- 《メタファイズ・タイラント・ドラゴン》:罠の効果を受けない。追撃能力。
「メタファイズ」デュエル動画
「メタファイズ」のデュエル動画を2本紹介します。
実際のデュエルをみると、「メタファイズ」の動き・回し方がよりイメージできると思います。
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「メタファイズ」相性の良いカード
次に、「メタファイズ」と相性の良いカードを紹介していきます。
「除外を活用」「光属性」「幻竜族」ということで、相性の良さそうなカードを並べてみました。
相性の良いモンスター・魔法・罠に分けて相性の良いカードを解説しています。
【メタファイズ】デッキを強化する際、役立つと思います。
《妖精伝姫-シラユキ》
【効果概要・相性の良い点】
手札・フィールド・墓地から7枚除外し、墓地から特殊召喚できるモンスターです。
好きなタイミングで「メタファイズ」を除外することができます。
《ライトレイ グレファー》
《ライトレイ グレファー/Lightray Grepher》
効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻1700/守1600
このカードは手札からレベル5以上の光属性モンスター1体を捨てて、手札から特殊召喚できる。1ターンに1度、手札から光属性モンスター1体を捨てて発動できる。デッキから光属性モンスター1体を選び、ゲームから除外する。
【効果概要・相性の良い点】
手札から光属性を捨てることで、デッキから光属性を除外できるモンスターです。
手札の余った「メタファイズ」を捨てつつ、デッキから「メタファイズ」を選んで除外できます。
《オネスト》
【効果概要・相性の良い点】
手札から捨て、光属性のモンスターの攻撃力をあげるモンスターです。
《メタファイズ・ラグナロク》は、戦闘ダメージを与えることで効果が発動できるので、非常に相性が良いです。
【メタファイズ】デッキでの優先度は高めです。
《ゼラの天使》
【効果概要・相性の良い点】
除外された時、次のスタンバイフェイズに特殊召喚できるレベル8シンクロモンスターです。
《メタファイズ・ラグナロク》がレベル4チューナーなため、シンクロ召喚はしやすいです。
また、「メタファイズ」はカードを除外するギミックを多く採用しているので、帰還効果も使いやすいと思います。
【メタファイズ】デッキはあまりエクストラデッキを使わないため、入れておいて損はありません。
《封印の黄金櫃》
《封印の黄金櫃/Gold Sarcophagus》
通常魔法
(1):デッキからカード1枚を選んで除外する。 このカードの発動後2回目の自分スタンバイフェイズに、 この効果で除外したカードを手札に加える。
【効果概要・相性の良い点】
デッキからカードを1枚除外し、二回目の自分スタンバイフェイズに手札に加える魔法カードです。
デッキから直接「メタファイズ」を除外できるため、非常に相性が良いです。
《七星の宝刀》
《七星の宝刀/Sacred Sword of Seven Stars》
通常魔法
「七星の宝刀」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):手札または自分フィールドの表側表示モンスターの中から、 レベル7モンスター1体を除外して発動できる。 自分はデッキから2枚ドローする。
【効果概要・相性の良い点】
手札・フィールドからレベル7モンスターを除外し、2ドローする魔法カードです。
《メタファイズ・ダイダロス》は、レベル7であり除外されることで効果が使えるので相性が良いです。
もう一体レベル7の「メタファイズ」が登場すれば、採用の余地があります。
《トレード・イン》
《トレード・イン/Trade-In》
通常魔法
(1):手札からレベル8モンスター1体を捨てて発動できる。 自分はデッキから2枚ドローする。
【効果概要・相性の良い点】
レベル8モンスターを捨て、2枚ドローする魔法カードです。
「メタファイズ」には、《メタファイズ・ネフティス》《メタファイズ・タイラント》の2体のレベル8モンスターがいますので、ドローソースとして活用できます。
《次元の裂け目》
《次元の裂け目/Dimensional Fissure》
永続魔法
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、 お互いの墓地へ送られるモンスターは墓地へは行かず除外される。
【効果概要・相性の良い点】
墓地に送られるモンスターはゲームから除外される永続魔法カードです。
「メタファイズ」は除外されることで効果が発動できますので、もちろん相性が良いです。
現在の多くの環境デッキに刺さるため、積極的に採用したいカードです。
《幽麗なる幻滝》
《幽麗なる幻滝/Waterfall of Dragon Souls》
通常罠
(1):以下の効果から1つを選択して発動できる。
●デッキから幻竜族モンスター1体を手札に加える。
●手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、 幻竜族モンスターを任意の数だけ墓地へ送って発動できる。 自分は墓地へ送ったモンスターの数+1枚をデッキからドローする。
【効果概要・相性の良い点】
幻竜族をサーチするか、幻竜族を手札・フィールドから墓地に送り、枚数+1枚ドローする罠カードです。
「メタファイズ」は幻竜族で統一されているので、非常に相性が良いです。
《マクロコスモス》
《マクロコスモス/Macro Cosmos》
永続罠
このカードの発動時に、手札・デッキから「原始太陽ヘリオス」1体を特殊召喚できる。 また、このカードがフィールド上に存在する限り、 墓地へ送られるカードは墓地へは行かずゲームから除外される。
【効果概要・相性の良い点】
墓地に送られるカードを除外し続ける永続罠カードです。
「メタファイズ」は除外されることで効果が発動できるため、もちろん相性が良いです。
《次元の裂け目》には即効性で劣りますが、魔法・罠も除外できるため、【真竜】デッキ対策にも有効です。
「メタファイズ」と相性の良いカードは、こちらでさらにまとめています。
→「メタファイズ」を強化する!相性の良いカード26枚まとめ!
「召喚獣」
「召喚獣」は、各属性との融合を得意とする融合テーマです。
専用融合魔法である《召喚魔術》は墓地のモンスターを除外し、融合素材とすることができます。
光属性である「メタファイズ」を除外すれば《召喚獣メルカバー》が融合召喚でき、相手の展開を抑えることができます。
また、フィールド魔法を採用できるテーマなので、《テラ・フォーミング》《盆回し》で状況に応じてフィールド魔法を活用していくことができます。
混合デッキを組む場合、【メタファイズ召喚獣】【召喚獣メタファイズ】になると思います。
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「メタファイズ」弱点・対策カード
最後に、「メタファイズ」の弱点を考え、対策カードを紹介していきます。
「メタファイズ」は『除外』をテーマとしますので、除外封じが一番の弱点となります。
また、「メタファイズ」は裏側の魔法・罠を破壊する手段に乏しいため、特に永続罠のインパクトは大きいでしょう。
【メタファイズ】デッキ側としては、これらの対策カードを考慮した上でデッキを構築していきましょう。
《アーティファクト-ロンギヌス》
【効果概要・対策できる点】
手札・フィールドからリリースすることで、このターンの除外を封じるモンスターです。
手札誘発としても発動でき、《アーティファクトの神智》を使ってデッキから特殊召喚・効果発動することもできます。
ただ、自分のターンに効果が使えないのは「メタファイズ」相手には少々痛手でしょう。
《カオスハンター》
《カオスハンター/Chaos Hunter》
効果モンスター
星7/闇属性/悪魔族/攻2500/守1600
(1):相手がモンスターの特殊召喚に成功した時、 このカード以外の手札を1枚捨てて発動できる。 このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、 相手はカードを除外できない。
【効果概要・対策できる点】
相手の特殊召喚時、手札から特殊召喚でき、カードの除外を封じるモンスターです。
《アーティファクト-ロンギヌス》同様、手札から特殊召喚できるため、相手の意表をつくことができます。
ただ、上級の「メタファイズ」や、《オネスト》+《メタファイズ・ラグナロク》で戦闘破壊されてしまいます。
《異次元からの埋葬》
《異次元からの埋葬/Burial from a Different Dimension》
速攻魔法(制限カード)
(1):除外されている自分及び相手のモンスターの中から 合計3体まで対象として発動できる。 そのモンスターを墓地に戻す。
【効果概要・対策できる点】
除外されているモンスターを3体まで墓地に戻す速攻魔法カードです。
「メタファイズ」は、除外されて効果が発動するまでにタイムラグがありますので、その間に墓地に戻すことで効果を封じることができます。
「メタファイズ」の展開をほぼ1ターン封じることができそうです。
《王宮の鉄壁》
《王宮の鉄壁/Imperial Iron Wall》
永続罠
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、お互いにカードを除外できない。
【効果概要・対策できる点】
互いにカードを除外できなくなる永続罠です。
「メタファイズ」の除外効果を全て封じられ、魔法・罠を除外できる《メタファイズ・ダイダロス》《メタファイズ・ディメンション》でも除去することができません。
「メタファイズ」対策として非常に強力なメタカードです。
《ソウルドレイン》
《ソウルドレイン/Soul Drain》
永続罠
1000ライフポイントを払って発動できる。 このカードがフィールド上に存在する限り、 ゲームから除外されているモンスターの効果及び 墓地に存在するモンスターの効果は発動できない。
【効果概要・対策できる点】
除外・墓地に存在するモンスターの効果を発動できなくする永続罠です。
「メタファイズ」の除外ゾーンでの効果を封じることができますが、自分の墓地も封じてしまうため、使えるデッキが少々限られます。
「メタファイズ」の対策・メタカードは、こちらでさらにまとめています。
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「メタファイズ」とは
「メタファイズ(Metaphys)」とは、「サーキット・ブレイク」でテーマ化したテーマです。
元ネタは、「metaphysics(メタフィジックス)」の省略形「metaphys(メタファイズ)」です。
「metaphysics」は「形而上学」と言う意味で、「meta(〜を超えた)」+「physics(物理)」からわかる通り、物理を超越した学問を指します。
「メタファイズ」モンスターは、過去のモンスターの名前が入っていますので、これらのモンスターを超越しているということでしょう。
除外を活用するテーマと言うことで、次元を超越したと言う意味合いなのかも知れません。
さて、「メタファイズ」モンスターは光属性・幻竜族で統一されており、高レベルモンスターが中心となっています。
共通効果として以下の2つの共通効果を持っています。2つ目が除外に関する効果です。
◆ 『メタファイズ』共通効果
- ①:このカードが「メタファイズ」モンスターの効果で特殊召喚に成功した場合に発動できる。〜固有効果〜
- ②:このカードが除外された場合、次のターンのスタンバイフェイズに除外されているこのカードをデッキに戻して発動できる。〜固有効果〜
魔法・罠はそれぞれフィールド魔法・永続魔法が判明しています。
こちらも除外に関する効果を持っているようですね。
「メタファイズ」の戦術
さて、「メタファイズ」はどのように戦うテーマなのでしょうか。
「メタファイズ」の特徴をザックリ紹介すると、こんなテーマになっています。
- 特徴①:除外されると、次のスタンバイフェイズにデッキに戻り、効果が発動する。
- 特徴②:特殊召喚すると、モンスターを全除外したり、魔法・罠を全除外したりする。
- 特徴③:上級モンスターが主となるが、フィールド魔法の効果でリリースなしで召喚できる。
そのため「メタファイズ」の戦術は、このような流れになります。
- 戦術①:モンスターを除外しつつ、戦況を整え、大型モンスターを特殊召喚。
- 戦術②:特殊召喚したモンスターの効果で相手フィールドを荒らしていく。
- 戦術③:破壊されても、除外することで効果を発動、さらに後続を準備することが可能。
ただ、除外後の効果発動までにタイムラグがあるため、このデメリットをいかにカバーするか・活かすかが「メタファイズ」の醍醐味となってくるでしょう。
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「メタファイズ」カード効果解説・使い方
それでは、「メタファイズ」モンスター・魔法・罠の効果・使い方を1枚ずつ解説していきます。
現在、新規カード8枚、既存カード2枚が判明しています。
【新規】
◆「メタファイズ」モンスター
- 《メタファイズ・ラグナロク》
- 《メタファイズ・ダイダロス》
- 《メタファイズ・ネフティス》
- 《メタファイズ・タイラント・ドラゴン》
- 《メタファイズ・エグゼキューター》
◆「メタファイズ」魔法
- 《メタファイズ・ファクター》
- 《アシンメタファイズ》
◆「メタファイズ」罠
- 《メタファイズ・ディメンション》
【既存】
- 《メタファイズ・アームド・ドラゴン》(バニラ)
- 《メタファイズ・ホルス・ドラゴン》(シンクロ)
《メタファイズ・ラグナロク》
【効果概要・使い方・役割】
- 召喚・特殊召喚した場合:デッキトップ3枚除外、除外した「メタファイズ」x300攻撃力アップ
- 戦闘ダメージを与えた場合:デッキからレベル5以上「メタファイズ」特殊召喚、次のターンエンドフェイズ除外
【メタファイズ】デッキの中心的なカード。唯一リリースなしで召喚が可能。何気にチューナー。
デッキトップ除外効果は、当たればラッキーくらい。次のスタンバイフェイズに「メタファイズ」の効果が発動できる。
大事なのは戦闘ダメージを与えた場合の効果で、特殊召喚する「メタファイズ」によって、特殊召喚表モンスター全除外・セット魔法&罠全破壊・罠を受けない追撃可能モンスターを選べる。
戦闘ダメージをトリガーとするので、《オネスト》と非常に相性が良い。
ただ、【メタファイズ】デッキでは《次元の裂け目》《マクロコスモス》を採用することが多いので、ここの噛み合いが難しい。
【メタファイズ】デッキでは、文句なしの3積み必須カード。
《メタファイズ・ダイダロス》
【効果概要・使い方・役割】
- 特殊召喚した場合:自身以外の特殊召喚された表側表示モンスター全除外
- 除外された場合:デッキの「メタファイズ」カード1枚除外
【メタファイズ】デッキでは、モンスター除去要因、「メタファイズ」除外サポートとして活躍する。
特殊召喚した時の除外効果が非常に強力。ただ、自分モンスターも除外してしまう点に注意。
デッキの「メタファイズ」を除外する効果は便利そうだが、効果発動までタイムラグがある。
逆にこのタイムラグを利用し、発動を1ターン遅らせるというプレイングも取れる。
レベルが7なため《七星の宝刀》に対応しており、ドローを加速しつつ除外可能。
《メタファイズ・ネフティス》
【効果概要・使い方・役割】
- 特殊召喚した場合:フィールドのセットされた魔法・罠を全破壊
- 除外された場合:「メタファイズ」カード1枚サーチ
【メタファイズ】デッキでは、魔法・罠除去要因、サーチ要因として使用する。
魔法・罠全除外は非常に強力だが、自分ターンに《メタファイズ・タイラント・ドラゴン》を除外してしまうと、特殊召喚が相手ターンスタンバイフェイズになってしまう。
魔法・罠除外を狙う場合、《メタファイズ・ダイダロス》をはさみ、自分スタンバイフェイズに発動できるようにしたい。
《メタファイズ・ラグナロク》で特殊召喚した場合は、ダメージステップで除外効果が発動するため、ほぼチェーンさせることなく魔法・罠を除去できる。
また、除外されると「メタファイズ」モンスター・魔法・罠を全てサーチできるので、序盤で除外しておきたい「メタファイズ」モンスター。
《封印の黄金櫃》と相性が良く、擬似的な「メタファイズ」サーチとなる。
また、レベル8なため《トレード・イン》に対応しており、ドロー加速が可能。
【メタファイズ】デッキは、このカードを絶えず除外し、アドバンテージを稼いでいく。
《メタファイズ・タイラント・ドラゴン》
【効果概要・使い方・役割】
- 特殊召喚した場合:罠カードの効果を受けない。追撃効果
- 除外された場合:手札の「メタファイズ」モンスター特殊召喚、次のターンエンドフェイズ除外
【メタファイズ】デッキでは、モンスター展開を助け、フィニッシャー的な役割をする。
罠効果を受けない追撃モンスターと言うことで、戦闘力は非常に高い。
手札の「メタファイズ」を特殊召喚し、さらに「メタファイズ」の効果が発動できる。
- 《メタファイズ・ダイダロス》:自身以外の特殊召喚されたモンスター全除外
- 《メタファイズ・ネフティス》:セット魔法・罠全除外
除外にこのカードを挟むことで「メタファイズ」除外時の効果が遅れてしまうが、あえて遅らせることで、発動タイミングを調整するプレイングも可能。
また、レベル8なため、《メタファイズ・ネフティス》同様《トレード・イン》に対応している。手札では使いづらいモンスターなので、積極的に手札交換していきたい。
ちなみに、元ネタの《タイラント・ドラゴン》は直接攻撃できないが、こちらは問題なく直接攻撃が可能。
《メタファイズ・エグゼキューター》
【効果概要・使い方・役割】
- 墓地・フィールドの「メタファイズ」カード5種類除外で特殊召喚
- ①:カード効果で破壊されず、効果で除外されない
- ②:除外されている「メタファイズ」1体特殊召喚、エンドフェイズ除外
「メタファイズ」を除外することで特殊召喚される、【メタファイズ】デッキの切り札
除外する「メタファイズ」カードはモンスター・魔法・罠を問わないが、新規「メタファイズ」カードは8種類しかなく、それほど簡単ではない。
そのため、《メタファイズ・アームド・ドラゴン》《メタファイズ・ホルス・ドラゴン》にも活躍の機会が生まれている。
《隣の芝刈り》《名推理》《モンスターゲート》などで墓地を一気に肥やせば、特殊召喚しやすいだろう。
このカード自体は効果耐性・除外耐性があり、帰還効果も単純に強力。
《メタファイズ・ファクター》
【効果概要・使い方・役割】
- 「メタファイズ」召喚のリリースが不要になる。次のターンエンドフェイズ除外
- 「メタファイズ」モンスター効果に対して、相手は魔法・罠・モンスター効果発動不可
【メタファイズ】デッキでは、上級モンスター召喚を助け、無効効果を封じる役割をします。
「メタファイズ」モンスターは高レベルであり、手札でダブついた場合、使い道に困ります。
その「メタファイズ」モンスターをリリースなしで召喚できるため、【メタファイズ】デッキでは非常に重要な役割を持ちます。
また、「メタファイズ」の効果にチェーンできない効果も強力で、《メタファイズ・ダイダロス》《メタファイズ・ネフティス》のモンスター除外・魔法&罠除外を問答無用で通すことができます。
フィールド魔法ですので《テラフォーミング》でサーチでき、《メタファイズ・ネフティス》でもサーチ可能です。
【メタファイズ】デッキでは積極的に張っておきたいフィールド魔法と言えるでしょう。
《アシンメタファイズ》
【効果概要・使い方・役割】
- ①:手札の「メタファイズ」カードを除外し1ドロー
- ②:「メタファイズ」が除外されると、「メタファイズ」以外攻守500ダウンor表示形式変更
【メタファイズ】デッキでは、手札交換と展開妨害の役割をします。
1枚除外1ドローの手札交換は単純に強力で、「メタファイズ」モンスターを除外することで簡単にアドバンテージが取れます。
また、除外した時の効果もなかなか厄介で、相手ターンに除外効果を発動すれば表示形式を変更でき、バトルフェイズなら戦闘を止めることもできます。
ただ、相手ターンに「メタファイズ」を除外するのはそれほど簡単ではないため、ちょっと使いづらい面もあります。
《メタファイズ・ディメンション》
【効果概要・使い方・役割】
- 相手が特殊召喚した場合:除外「メタファイズ」1体特殊召喚。次のターンエンドフェイズ除外
- 「メタファイズ」が除外された場合:相手カードを1枚除外
【メタファイズ】デッキでは、蘇生カード・相手展開妨害カードとして活躍します。
蘇生効果は発動タイミングが選べないので、少し使いづらそうです。
特殊召喚は基本相手ターンに発動することになり、ただの壁モンスターになってしまいます。
除外されている効果発動前の「メタファイズ」も失ってしまいますので、発動機会は少なそうです。
破壊効果は、フリーチェーンで除外するのが難しく、おそらく《妖精伝姫-シラユキ》を活用することになりそうです。
「メタファイズ」の除外効果は、スタンバイフェイズ・エンドフェイズがメインとなるため、相手の展開を妨害するというよりは、自分が展開するために魔法・罠を剥がしておく役割だと思います。
《メタファイズ・アームド・ドラゴン》
《メタファイズ・アームド・ドラゴン/Metaphys Armed Dragon》
通常モンスター
星7/光属性/幻竜族/攻2800/守1000
崇高なる存在は幻の如く。其の竜は頂に佇む。
【効果概要・使い方・役割】
「メタファイズ」の名を持つ通常モンスター。光属性・幻竜族と言う点も共通している。
一応《メタファイズ・タイラント・ドラゴン》《メタファイズ・ラグナロク》で特殊召喚できるが、シナジーとしては薄い。
【メタファイズ】デッキで採用することはおそらくないでしょう。
《メタファイズ・ホルス・ドラゴン》
「メタファイズ」の名を持つレベル6シンクロモンスター
《メタファイズ・ラグナロク》はチューナーですので、シンクロ召喚は狙えはする。
ただ、【メタファイズ】デッキとのシナジーはほぼありません。おそらく使わないでしょう。
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「メタファイズ」まとめ
いかがだったでしょうか。
「サーキット・ブレイク」で本格始動した「メタファイズ」について、カード効果・回し方・相性の良いカード・弱点・対策カードなどまとめてみました。
幻竜族と言うことでもしかしたら「真竜」とシナジーがあるかもしれませんし、「芝刈りライトロード」なんかとも相性が良いかもしれません。
まだ未判明のカードがあると思いますので、続報を待ちましょう。
引き続き、「サーキット・ブレイク」「メタファイズ」について記事にしていきます。
それでは、またお会いしましょう。
「メタファイズ」デッキについては、こちらの記事にまとめています。
【遊戯王】「メタファイズ」を強化する!相性の良いカード26枚まとめ!
【遊戯王】「メタファイズ」デッキレシピ4つまとめ!「真竜」「召喚獣」「芝刈り」型
【遊戯王】『メタファイズ』デッキの対策・メタカード11枚まとめ!
【遊戯王】『純メタファイズ』デッキ大会優勝!デッキレシピは裂け目マクロガン積み!
【遊戯王】『芝刈りメタファイズ召喚獣』大会全勝!デッキレシピ・回し方解説!
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