【クリフォート】は、「NEXT CHALLENGERS(ネクスト・チャレンジャーズ)」でカテゴリ化されたペンデュラムテーマです。
「クリフォート」モンスターは上級の地属性・機械族で統一されており、ペンデュラム効果として「クリフォート」しか特殊召喚できない共通効果を持っています。
環境デッキを対策したメタビート的な動きが得意で、環境トップの【SPYRAL】の対策もしやすいデッキです。
このページでは、大会優勝した【クリフォート】デッキのデッキレシピを紹介し、動かし方・回し方について解説・考察していきます。
【クリフォート】デッキを作ろうとしている方は、ぜひデッキ構築の参考にしてください。
もくじ
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【クリフォート】デッキ:大会優勝/入賞デッキレシピまとめ
【クリフォート】デッキの大会優勝/入賞デッキを以下にまとめました。
リンクをタップすることで、デッキレシピが見られます。
【命削りクリフォート】デッキ:大会優勝デッキレシピ
- カードキングダム名古屋野並店(2018年10月環境)
【クリフォート】デッキ:大会優勝デッキレシピ
- カードラボ八王子店(2018年10月環境)
- TSUTAYA 春日井店(2018年10月環境)
遊戯王のテーマごとのデッキレシピは、「【遊戯王 デッキ集】どんなデッキが作りたい?180テーマの特徴まとめ!」という記事にまとめています。
「遊戯王のデッキが知りたい」「デッキレシピを知りたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
【クリフォート】デッキ:大会優勝デッキレシピ①
大会で優勝した【クリフォート】のデッキレシピはこちらです。
【SPYRAL】デッキに対して、高い勝率を誇ったようです。
【メインデッキ】(40枚)
◆ モンスター(24枚)
- 《クリフォート・アセンブラ》1
- 《クリフォート・ツール》3
- 《クリフォート・アーカイブ》2
- 《クリフォート・シェル》1
- 《クリフォート・エイリアス》3
- 《クリフォート・ゲノム》2
- 《インスペクト・ボーダー》2
- 《灰流うらら》3
- 《浮幽さくら》3
- 《幽鬼うさぎ》2
- 《増殖するG》2
◆ 魔法(7枚)
- 《機殻の生贄》1
- 《強欲で謙虚な壺》3
- 《召喚師のスキル》3
◆ 罠(9枚)
- 《スキルドレイン》3
- 《群雄割拠》3
- 《神の宣告》(or《虚無空間》)1
- 《神の通告》2
【エクストラデッキ】(15枚)
- 《M・HERO ダーク・ロウ》1
- 《異星の最終戦士》1
- 《源竜星-ボウテンコウ》1
- 《幻竜星-チョウホウ》1
- 《No.39 希望皇ホープ》1
- 《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》1
- 《サイバー・ドラゴン・ノヴァ》1
- 《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》1
- 《リンクリボー》1
- 《セキュリティ・ドラゴン》1
- 《SPYRAL-ザ・ダブルヘリックス》1
- 《星杯戦士ニンギルス》1
- 《ファイアウォール・ドラゴン》1
- 《ヴァレルロード・ドラゴン》1
- 《鎖龍蛇-スカルデット》1
【サイドデッキ】(15枚)
- 《ドロール&ロックバード》2
- 《幽鬼うさぎ》1
- 《帝王の烈旋》2
- 《ハーピィの羽根帚》1
- 《ブラック・ホール》2
- 《激流葬》3
- 《醒めない悪夢》1
- 《マジック・ディフレクター》3
ショップ非公認
使用:クリフォ
◯◯ ブラマジ
◯×◯ スパイラル
◯◯ スパイラル
◯◯ スパイラルこの前使ったやつから構築とレアリティちょっと調整したw
スパイラルに勝ちたい人にはオススメ。 調整では対スパイラルマッチ9:1 pic.twitter.com/ExXO11yLAW— ヴィクトリカ (@Victorique_YP) October 30, 2017
※遊ING浜町店 非公認大会 個人戦 参加者10名 10月17日(火)
【クリフォート】大会優勝デッキ①解説
それでは、大会優勝した【クリフォート】デッキのデッキレシピの解説をしていきます。
構築としては、「クリフォート」をメインに、手札誘発系の効果モンスターをふんだんに取り入れた、純構築の【クリフォート】です。
「エクストリーム・フォース」に収録された《インスペクト・ボーダー》も気になりますね。
早速ですが、【クリフォート】がどのように展開していくのか、詳しく見ていきましょう。
採用されている「クリフォート」カード
大会優勝した【クリフォート】デッキで採用されている「クリフォート」関連カードはこちらです。
◆ 「クリフォート」モンスター
- 《クリフォート・アセンブラ》…アドバンス召喚のためにリリースした「クリフォート」モンスターの数だけドロー(ペンデュラム効果)。
- 《クリフォート・ツール》…1ターンに1度、800ライフポイントを払うことで「クリフォート」カードをサーチ(ペンデュラム効果)。
- 《クリフォート・アーカイブ》… リリースされた場合、モンスターをバウンス。
- 《クリフォート・シェル》…「クリフォート」をリリースしてアドバンス召喚した場合、2回攻撃効果と貫通効果付与。
- 《クリフォート・エイリアス》…「クリフォート」モンスターをリリースしてアドバンス召喚に成功した時、フィールドのカード1枚をバウンス。
- 《クリフォート・ゲノム》…リリースされた場合、魔法・罠カードを破壊。
◆ 「クリフォート」関連カード
- 《機殻の生贄》…装備モンスターの攻撃力を300ポイントアップし、戦闘では破壊耐性付与。「クリフォート」モンスターをアドバンス召喚する場合、装備モンスターは2体分のリリースにできる。自身がフィールドから墓地へ送られた場合、デッキから「クリフォート」モンスター1体をサーチ。
【クリフォート】デッキの基本的な流れとしては、《クリフォート・ツール》で必要な「クリフォート」カードをサーチし、ペンデュラム召喚で大量に「クリフォート」モンスターを並べることになります。
《クリフォート・ツール》はペンデュラム通常モンスターなので《召喚師のスキル》によるサーチも可能です。
「クリフォート」ペンデュラム効果モンスター中で、スケール1のものは自分の「クリフォート」モンスターの攻撃力を300ポイントアップさせ、スケール9のものは相手フィールドのモンスターの攻撃力を300ポイントダウンさせます。
合計600ポイントの差がつけば大抵のアタッカーには対応できます。
また、「クリフォート」ペンデュラム効果モンスターは妥協召喚をおこなうことができ、特殊召喚にそれほど依存しません。
そのため、ドローソースとして優秀な《強欲で謙虚な壺》も無理なく採用することができます。
永続罠カードとの相性
大会優勝した【クリフォート】デッキでは、《スキルドレイン》と《群雄割拠》といった永続罠カードが採用されています。
《スキルドレイン》はフィールドの全ての表側表示モンスターの効果は無効化するので、相手の効果モンスターを封じます。
「クリフォート」ペンデュラム効果モンスターは妥協召喚、特殊召喚するとレベル4になり、元々の攻撃力が1800になってしまいますが、《スキルドレイン》でこの効果を打ち消すことができます。
そのため、《スキルドレイン》を活用することで、ペンデュラム召喚により容易に高打点のモンスターを並べることができます。
また「クリフォート」モンスターは機械族で統一されており、モンスターの種族がそれぞれ1種族のみになるようにする《群雄割拠》との相性も抜群です。
両者ともに、【SPYRAL】デッキ対策として大きく貢献してくれます。
《インスペクト・ボーダー》の採用
《インスペクト・ボーダー》は、お互いにそれぞれ1ターンに発動できるモンスター効果の発動回数を、フィールドのモンスターの種類(儀式・融合・シンクロ・エクシーズ・ペンデュラム・リンク)の数までに制限する効果を持っています。
自分フィールドのモンスターが《インスペクト・ボーダー》のみの場合、モンスター効果を1回も発動できなくなります。
また「クリフォート」モンスターと同じく機械族なため、《群雄割拠》と組み合わせも悪くありません。
《群雄割拠》と合わせて活用することで、モンスターの種族がバラバラなリンク召喚を封じることができ、こちらの準備が整ってから盛大にペンデュラム召喚で決める戦法が取れます。
また、「クリフォート」は特殊召喚を封じる永続効果を持つ《虚無空間》とも相性がよいです。
ペンデュラムモンスターは破壊されても墓地へ送られないので、《虚無空間》をフイールドに残したまま戦うことができます。
新規「クリフォート」リンクモンスター
「LINK VRAINS PACK」に収録された《クリフォート・ゲニウス》 は、リンク召喚されている場合、魔法・罠カード及びリンクモンスターの効果を受けない効果に加え、お互いのカード1枚ずつの効果を無効にする効果、自身のリンク先にモンスター2体が同時に特殊召喚された時、レベル5以上の機械族をサーチする効果を持っています。
リンク素材は機械族2体なので、比較的リンク召喚しやすく、ペンデュラム召喚を用いればサーチ効果も容易に行えます。
通常召喚権を残しておけば、サーチした最上級「クリフォート」モンスターをそのままアドバンス召喚することで、さらなる効果を使っていくことができます。
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【クリフォート】デッキ:大会優勝デッキレシピ②
新制限適用の大会で優勝した【クリフォート】のデッキレシピはこちらです。
【メインデッキ】(40枚)
◆ モンスター(16枚)
- 3《クリフォート・ツール》
- 2《クリフォート・エイリアス》
- 2《クリフォート・アーカイブ》
- 1《クリフォート・ゲノム》
- 1《クリフォート・ディスク》
- 1《クリフォート・アセンブラ》
- 3《エフェクト・ヴェーラー》
- 3《増殖するG》
◆ 魔法(12枚)
- 3《召喚師のスキル》
- 3《強欲で謙虚な壺》
- 2《成金ゴブリン》
- 2《強欲で貪欲な壺》
- 2《機殻の生贄》
◆ 罠(12枚)
- 3《スキルドレイン》
- 3《激流葬》
- 3《聖なるバリア-ミラーフォース-》
- 1《虚無空間》
- 1《神の警告》
- 1《神の宣告》
【サイドデッキ】(15枚)
- 1《PSYフレーム・ドライバー》
- 2《PSYフレームギア・γ》
- 3《ドロール&ロックバード》
- 1《壊星壊獣ジズキエル》
- 1《粘糸壊獣クモグス》
- 1《海亀壊獣ガメシエル》
- 1《妨げられた壊獣の眠り》
- 3《サイクロン》
- 1《ブラック・ホール》
- 1《ハーピィの羽根箒》
【エクストラデッキ】(0枚)
https://twitter.com/spiral_kameari/status/880388186651770880
※カードショップすぱいらる亀有店 非公認大会 06月29日 個人戦(12人)
【クリフォート】大会優勝デッキ②解説
さっそく、この【クリフォート】デッキの解説をしていきます。
まず、そもそも「クリフォート」を知らないという方のために軽く説明します。
「クリフォート」は、第9期のパックである「NEXT CHALLENGERS(ネクスト・チャレンジャーズ)」で登場した、地属性・機械族のペンデュラム召喚を軸としたテーマです。
収録された当初はペンデュラム召喚が取り入れられたばかりにも関わらず、ほぼ当時の環境を独占するほど猛威をふるっていました。
鳩鷺的に、2015年に開催された『大学サークル対抗 遊☆戯☆王OCG デュエルトーナメント』で東大生が構築し、優勝したことが印象に残っています。
その後、キーカードが規制され弱体化が進んでしまい、あまり大会では見られなくなっていました。
そんな【クリフォート】ですが新制限にて見事結果を残しました。
それでは、【クリフォート】デッキをどのように回していくのか、詳しく見ていきましょう。
《クリフォート・ツール》1枚のみでの展開力
「クリフォート」モンスターの効果はアドバンス召喚をして発揮されます。
「真竜」とは違い、通常通りフィールドのモンスターをリリースする必要があります。
リリース要因を用意するために、ペンデュラム召喚で複数体ならべてから「クリフォート」モンスターをアドバンス召喚していくのが基本の展開です。
しかしペンデュラム召喚が基軸になるので、どうしてもスケールをそろえなければなりません。
そこで《クリフォート・ツール》の出番です。
この《クリフォート・ツール》、ペンデュラムゾーンにセッティングして、800ライフポイントを払うだけで《クリフォート・ツール》以外の「クリフォート」カードをサーチできます。
もう片方のペンデュラムスケールを補うこともできますし、「クリフォート」カードなら問題ないので《機殻の生贄》をサーチすれば、リリースのコスト削減にもつながります。
その上、レベル5通常モンスターなので《召喚師のスキル》でサーチが可能なのです。
同名カードは持ってこれないデメリットがありますが、そんなことどうでもいいくらい優秀すぎる!
一時、規制されるまでになっただけのことはありますw(ちなみに海外では制限カードにまでなりました。)
ただ、この時注意しなければならないのは、効果発動にチェーンして《サイクロン》を打たれると800ライフを支払っただけでサーチできなくなります。
「クリフォート」モンスターのアドバンス召喚
上級「クリフォート」モンスターは、アドバンス召喚時にリリースされることで効果が発動できます。
リリース要因する「クリフォート」モンスターによって、《強制脱出装置》や《サイクロン》が飛んでくるといった感じです。
- 《クリフォート・アーカイブ》
→リリースされた場合にモンスター1体をバウンス - 《クリフォート・ゲノム》
→リリースされた場合に魔法・罠カード1枚を破壊
一方、最上級「クリフォート」モンスターは、「クリフォート」モンスターをリリースしてアドバンス召喚に成功した時に発動する効果をもっており、これまた厄介な効果です。
- 《クリフォート・エイリアス》
→フィールドのカード1枚をバウンス。(この効果の発動に対して、相手は魔法・罠・モンスターの効果を発動できません) - 《クリフォート・ディスク》
→「クリフォート」モンスター2体をリクルート
これらの効果を活用し、相手のフィールドをガラ空きにして、ドンドン殴って勝利をつかみましょう。
《機殻の生贄》とは
この度、準制限カードに緩和された《機殻の生贄(サクリフォート)》について詳しく解説していきましょう。
《機殻の生贄》
装備魔法(準制限カード)
「クリフォート」モンスターにのみ装備可能。
(1):装備モンスターの攻撃力は300アップし、戦闘では破壊されない。
(2):「クリフォート」モンスターをアドバンス召喚する場合、装備モンスターは2体分のリリースにできる。
(3):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「クリフォート」モンスター1体を手札に加える。
①の効果では戦闘破壊耐性が付与されるも、攻撃力上昇の数値としては物足りなさを感じます。
ただ、ペンデュラムスケールに「クリフォート」効果モンスターをセッティングしておけば、それぞれの効果により相手モンスターとの攻撃力の差は900もつきます。
②の効果は装備モンスターをダブルコスト仕様にするもので、リリース要因の消費を抑えるのに有効です。
このカードの注目すべきポイントは③の効果。
フィールドから墓地へ送られた場合、「クリフォート」モンスターをサーチできます。
この効果はタイミングを逃さないので、自身を無効にされなければほぼ使えますし、装備モンスターをリリースした際も安心して使えます。
その他の相性の良いカード
最後に、「クリフォート」と相性の良いカードを紹介しておきます。
基本の展開はアドバンス召喚が主体なので、ペンデュラム召喚を使用しないターンならば《強欲で謙虚な壺》が手札交換要員として十分に機能します。
幸い、上級クラスであってもリリースなしに召喚は可能なので腐ることもありません。
ペンデュラム召喚を取り入れているので、《激流葬》を使ってフィールドを洗い流してから、こちらは「クリフォート」を出して殴るという戦法もアリです。
また、《虚無空間》をメタカードとして採用しています。
自分の展開も止まってしまいますが、ある程度満足できる状態にそなえてから発動すれば安心して妨害できます。
ペンデュラムモンスターは墓地に行かないので、自身の効果で破壊されるのも防ぐことができます。
そして、【クリフォート】デッキで必須と言って間違いないのは《スキルドレイン》です。
ほぼほぼ皆さん入れてます。鳩鷺も絶対入れますw
相手のモンスター効果無効もさることながら、妥協召喚や特殊召喚して攻撃力が1800になってしまった「クリフォート」モンスターの攻撃力を元々の数値に戻すことができます。
これなら、ペンデュラム召喚や《クリフォート・ディスク》の効果で大量に並んだ「クリフォート」モンスターも、弱体化することなく強力なアタッカーに早変わりです。
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まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、大会優勝した【クリフォート】デッキのデッキレシピ・回し方について解説・考察しました。
モンスター効果を妨害しつつ、こちらを有利にしていく戦法はかなり【SPYRAL】に刺さりそうですね
新規リンクモンスターも登場し、今後の活躍にも期待が膨らみます。
引き続き、遊戯王の「クリフォート」「環境情報」について記事にしていきます。
それでは、またお会いしましょう。