【真竜(しんりゅう)】は、遊戯王第9期のパック「マキシマム・クライシス」でカテゴリ化された、デッキテーマです。
種族は幻竜族で統一され、 アドバンス召喚の際に永続魔法・永続罠をリリースできる特徴を持っています。
長らく環境デッキとして君臨していましたが、2017年10月のリミットレギュレーションで規制され、大会優勝報告は珍しくなりました。
このページでは、新制限の大会で優勝した【真竜】デッキのデッキレシピを紹介し、動かし方・回し方について解説・考察していきます。
新制限での【真竜】デッキを作ろうとしている方は、ぜひデッキ構築の参考にしてください。
もくじ
スポンサーリンク
【真竜】デッキ:大会優勝デッキレシピまとめ
【命削り真竜】大会優勝/入賞デッキレシピ
- 第1回OCGフェスタ in TSUTAYA北千住【個人戦】2位
- プレわいぴー杯1位 - B
- ホビーステーション南越谷店
- カードショップひかり
- 古本市場 富田林店
- 第102回オレたちトレカ部CS4位
- 第2回 ときわ杯 《2人チーム戦》2位 - A
- カードキングダム名古屋野並店
【召喚真竜】
【真竜】デッキ:大会優勝デッキレシピ
大会で優勝した【真竜】のデッキレシピはこちらです。
罠カードが16枚と、かなりの枚数採用されているのが気になります。
【メインデッキ】(40枚)
◆ モンスター(14枚)
- 《真竜導士マジェスティM》1
- 《真竜戦士イグニスH》2
- 《真竜騎将ドライアスIII世》3
- 《真竜拳士ダイナマイトK》1
- 《真竜機兵ダースメタトロン》1
- 《増殖するG》2
- 《幽鬼うさぎ》2
- 《灰流うらら》2
◆ 魔法(10枚)
- 《強欲で貪欲な壺》1
- 《強欲で謙虚な壺》2
- 《スケープ・ゴート》3
- 《真竜凰の使徒》3
- 《真竜の継承》1
◆ 罠(16枚)
- 《王宮の勅命》1
- 《王宮の鉄壁》1
- 《醒めない悪夢》2
- 《激流葬》1
- 《拮抗勝負》1
- 《幽麗なる幻滝》3
- 《真竜の黙示録》3
- 《真竜皇の復活》1
- 《スキルドレイン》3
【エクストラデッキ】(15枚)
- 《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》1
- 《セイヴァー・スター・ドラゴン》1
- 《セイクリッド・トレミスM7》1
- 《リンクリボー》2
- 《ミセス・レディエント》3
- 《プロキシー・ドラゴン》1
- 《コード・トーカー》1
- 《電影の騎士ガイアセイバー》1
- 《デコード・トーカー》1
- 《星杯戦士ニンギルス》2
- 《ヴァレルロード・ドラゴン》1
【サイドデッキ】(15枚)
- 《命削りの宝札》2
- 《帝王の烈旋》1
- 《宮廷のしきたり》1
- 《手違い》1
- 《王宮の鉄壁》2
- 《虚無空間》1
- 《激流葬》1
- 《拮抗勝負》2
- 《波紋のバリア -ウェーブ・フォース-》1
- 《神の警告》1
- 《神の通告》2
【遊戯王非公認大会】
投稿遅れました、木曜日の非公認大会優勝の【真竜】デッキです。優勝おめでとうございます。#遊戯王 #トレカがいっぱい pic.twitter.com/RpuyVLdEdz— トレカがいっぱい! (@torekagaippai) October 14, 2017
※トレカがいっぱい! 非公認大会 10月14日(木)
【真竜】デッキ:大会優勝デッキレシピ、回し方を解説・考察
それでは、大会優勝した【真竜】デッキのデッキレシピの解説をしていきます。
構築としては、罠カードを多く採用した“純”【真竜】といったデッキタイプになっています。
制限改定前ではあまり採用されていなかった、《デコード・トーカー》や《ヴァレルロード・ドラゴン》といった汎用系のリンクモンスターが見られるのも興味深いですね。
早速ですが、【真竜】がどのように展開していくのか、詳しく見ていきましょう。
制限改定を受けて
「マキシマム・クライシス」の発売を期に、第9期の環境で一世を風靡した【真竜】ですが、10月1日より適用された35回目のリミットレギュレーションにて、キーカードである《真竜剣皇マスターP》と《ドラゴニックD》が禁止カードとなり、今までのようにフリーチェーンの破壊が不可能となりました。
また展開の要でもあった、《真竜拳士ダイナマイトK》《真竜の継承》《真竜皇の復活》は制限カードになり、【真竜】デッキは大幅に弱体化してしまいました。
しかし、それでもまだ大会優勝できるほどのパワーが残っているようです。
ここでは、制限改定前と比べた、採用カードや動きの相違点をまとめていきます。
①:上級「真竜」モンスターの採用数
今までの【真竜】と大きく異なる点は、「真竜」モンスターの採用率です。
前環境では、《真竜拳士ダイナマイトK》のサーチ効果が優秀で、相手ターンにカードの効果が発動させてしまえば、高確率で罠耐性付きの《真竜剣皇マスターP》が出せてしまうという、恐ろしい状態でした。
しかし、《真竜剣皇マスターP》が禁止カードになったことで、この展開が実質不可能となり、これを補うように他の「真竜」モンスターを取り入れています。
◆ 採用された「真竜」モンスター
- 《真竜導士マジェスティM》
…相手がカードの効果を発動した時、「真竜」モンスターをサーチ。 - 《真竜戦士イグニスH》
…相手がカードの効果を発動した時、「真竜」永続魔法カードをサーチor発動。 - 《真竜騎将ドライアスIII世》
…アドバンス召喚した自身がフィールドを離れた場合、「真竜」モンスターをリクルート、「真竜」モンスターに対象と破壊への耐性付与。
前環境では《真竜拳士ダイナマイトK》のみの採用という構築も多くありました。
しかし今回の環境からは、他の「真竜」モンスターを使うことでアドバンス要因をそろえつつ、「真竜」魔法・罠カードの墓地効果による除去を中心にし、場合に応じて有意な状況に持っていく構築になっています。
②:豊富なサーチ手段
《ドラゴニックD》でのサーチが使えなくなってしまったことは、【真竜】にとって大きな打撃と言えます。
しかし、「真竜」モンスターをサーチしてくる手段はまだ他にも豊富にあります。
《真竜導士マジェスティM》では相手がカードの効果を発動してくれさえすれば、制限なく「真竜」モンスターをサーチできますし、《幽麗なる幻滝》ではサーチ効果のほか、ドローソースにもなります。
自分のターンで能動的に行えないので展開面では劣りますが、どんな「真竜」モンスターでもサーチできるのは強みです。
《ドラゴニックD》がなくなった分、《テラ・フォーミング》《盆回し》も入れずに済むので、採用枚数には困りません。
③:《真竜剣皇マスターP》の代用
《真竜剣皇マスターP》が禁止カードとなり、その代わりを担っているのが《真竜機兵ダースメタトロン》です。
《真竜機兵ダースメタトロン》は召喚条件は3体分のリリースを必要とし非常に重いですが、永続魔法・永続罠カードもリリースでき、【真竜】ならばそこまで負担になりません。
また、《真竜機兵ダースメタトロン》はアドバンス召喚した自身が相手によって破壊された場合、地・水・炎・風属性のいずれかの融合・シンクロ・エクシーズモンスター1体をエクストラデッキから特殊召喚することができます。
大会優勝デッキでは、風属性の《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》や《セイヴァー・スター・ドラゴン》を採用しており、《真竜機兵ダースメタトロン》はが倒されたとしても、より厄介なシンクロモンスターが特殊召喚できます。
永続罠の多数採用
大会優勝した【真竜】デッキでは、永続罠カードが多く採用されています。
それぞれ強力な効果を持っていますが、中には《スキルドレイン》や《王宮の勅命》といった、自分にもデメリットになりそうなカードも見られます。
しかし、これらの永続罠はフィールドから離れてしまえば何の効果も発揮されません。
相手の牽制に使用しつつ、「真竜」モンスターのリリース要因に充てることで、自分の好きなタイミングで永続罠を外すことができます。
「真竜」永続罠カードがあれば、相手ターンにリリースできるのもポイントでしょう。
リンクモンスターの採用
大会優勝した【真竜】デッキでは、今までの【真竜】デッキで採用されることが少なかった、リンクモンスターが多く採用されます。
デッキの性質上、「真竜」モンスターは大量展開が難しいため、「真竜」モンスターを素材にするというより、《スケープ・ゴート》を活用していくのでしょう。
《スケープ・ゴート》1枚から《リンクリボー》や《プロキシー・ドラゴン》を挟み、《星杯戦士ニンギルス》や《ヴァレルロード・ドラゴン》につなげることができるので、足りない打点をおぎなう上で大きく貢献してくれることでしょう。
遊戯王の最新情報を「きりぶろLINE」で毎朝配信中です。 自分で情報を調べる必要がないので、とってもラクチンですよ。
今だけ参加特典として、きりぶろLINE限定情報をプレゼント中。 すでに6,000人以上のデュエリストが参加しています。
スポンサーリンク
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、新制限の大会で優勝した【真竜】のデッキレシピや全環境との構築・動きの違いについて解説しました。
「真竜」は大きく制限を受けましたが、今でも安定の強さを誇ります。
展開の邪魔にならないため、手札誘発モンスターを無理なく採用できる点も大きいでしょう。
《真竜剣皇マスターP》亡き今でも充分強いデッキなので、気になる方はぜひ構築してみてください。
引き続き「真竜」「環境情報」について記事にしていきます。
それでは、またお会いしましょう。