最新テーマ『SPYRAL(スパイラル)』の対策カード・メタカードをまとめたページです。
こんにちは、「破壊軒」です。
2017年9月9日、最新パック「エクストラパック2017」が発売されます。
そして、海外新規の中でも最も注目度の高い「SPYRAL(スパイラル)」がついに来日します。
海外でもすでに結果を残し、まだ日本で出回る前からも「環境に上がってくるのでは」という噂されています。
今回はこの「SPYRAL」を解説を踏まえつつ、それに対する対策カード・メタカードを紹介していきたいと思います。
新テーマへの対応の参考になれば幸いです。
もくじ
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「SPYRAL」動き、効果について
まずは「SPYRAL」の効果や、動きを紹介しつつ簡単な解説をしていきたいと思います。
《SPYRAL‐ダンディ》を軸とした展開
《SPYRAL-ダンディ》は「SPYRAL」テーマの中でも最重要と言えるようなカードです。
《SPYRAL-ダンディ》は自身の効果で、相手のデッキとトップのカードの種類を当て、手札から特殊召喚できます。
また《SPYRAL-ジーニアス》というレベル1モンスターは、フィールドに《SPYRAL-ダンディ》が存在していればターン制限なく自己蘇生出来るという厄介な効果を持っています。
その他、「フィールドや墓地では《SPYRAL-ダンディ》として扱う。」という効果を持ったモンスターも多いです。
このように、【SPYRAL】デッキは《SPYRAL-ダンディ》を中心に展開していきます。
《SPYRAL-ジーニアス》の展開力
《SPYRAL-ジーニアス》は、召喚・特殊召喚時にデッキから「SPYRAL GEAR」カードをサーチできます。
そして先述の通り、《SPYRAL-ダンディ》がいれば墓地から自己蘇生が可能です。
しかも、サーチ効果・蘇生効果はどちらもターン制限がありません。
自己蘇生で特殊召喚された《SPYRAL-ジーニアス》は、フィールドから離れると除外されてしまいますが、エクシーズ素材として墓地に送ることで、除外することなく墓地に送り直すことができます。これで再度蘇生効果が使えます。
また、攻撃力が低く機械族という点から、《機械複製術》ですぐに揃えられるところも展開力につながっています。
さらにレベル1モンスターなので、《ワン・フォー・ワン》《ワンチャン!?》などでもすぐにデッキから引っ張ってこれます。
既存のサポートカードが適用できてしまうのも強さの現れですね。
豊富な「SPYRAL」各種サポートカード
「SPYRAL」には、先に説明した《SPYRAL-ジーニアス》でサーチできる「SPYRAL GEAR」カードなど各種サポートカードがあります。
対象に取らせない、戦闘・効果で破壊されないなど、相手に回すと厄介な効果を付与するカードが存在しています。
「SPYRAL」カードをサーチできるものも存在しているため、止めどころ・タイミングなども非常に難しくなってくると思います。
相手のデッキトップを操作、それに付随した効果
「SPYRAL」カードには相手のデッキトップを操作するものがあり、これに関連して、相手のデッキトップのカードの種類を当てることで効果を発動していきます。
発動できる効果には、自身を特殊召喚したり、相手フィールドのカードを破壊したり、1ドローしたりと、アドを稼ぎやすい効果がたくさんあります。
手札から効果を発動してきたりもするので、非常に注意が必要です。
「SPYRAL」はどう止める?
ここまで「SPYRAL」についてざっくりと紹介していきましたが、実際のところどこをどう止め、どう対処していけば良いのでしょうか。
【SPYRAL】デッキの止めどころをまとめると、以下のようになっています。
- 各種サーチ効果を止める
- 《SPYRAL-ジーニアス》からの展開力を防ぐため、効果を止める、除外する
- デッキトップを入れ替え、デッキトップを当てることを妨害
- 対象をとらず、破壊もせずにフィールドから除去していく
挙げてみるとこんな感じですが、ピンポイントで止めるところ、と言われるとなかなか難しいです。
そこで今回は、各種対策カードの効果と使いどころを、まとめながら紹介していきたいと思います。
「SPYRAL」対策カードをタイプ別に紹介
それでは、「SPYRAL」の各種効果への対策カードを紹介していきます。
対策するポイントについて、5つに分けて紹介していきます。
- 「SPYRAL」対策①:サーチ効果対策
- 「SPYRAL」対策②:《SPYRAL-ジーニアス》対策
- 「SPYRAL」対策③:デッキトップ当て対策
- 「SPYRAL」対策④:耐性持ちモンスター対策
- 「SPYRAL」対策⑤:その他
「SPYRAL」対策①:サーチ効果対策
まずは「SPYRAL」対策の1つ目、サーチ効果に対するカードを紹介します。
ここでは、どのデッキにも採用しやすいカードを紹介させていただきました。
サーチ効果を止める場合ですが、《SPYRAL-ジーニアス》のサーチ効果にはターン制限がなく、そのほかにもサーチ効果が多いため、実際に【SPYRAL】デッキと対戦してみないと止めるべきサーチの見極めが難しいと思います。
《灰流うらら》
《灰流うらら》
チューナー・効果モンスター
星3/炎属性/アンデット族/攻 0/守1800
「灰流うらら」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):以下のいずれかの効果を含む魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、 このカードを手札から捨てて発動できる。 その効果を無効にする。 この効果は相手ターンでも発動できる。
●デッキからカードを手札に加える効果
●デッキからモンスターを特殊召喚する効果
●デッキからカードを墓地へ送る効果(引用:遊戯王公式データベース)
《灰流うらら》は、手札から捨てることで、デッキからのサーチ・特殊召喚・墓地送りを無効にすることができます。
《SPYRAL-ジーニアス》などのサーチ効果を無効にできるため、上手く決まれば相手の展開を止めることができます。
《灰流うらら》の良い点は、効果を無効にしても破壊はしないというところです。
《SPYRAL-ジーニアス》を破壊してしまうと、自己蘇生効果を再度使われてしまい、再度効果を発動されてしまいます。
また、サーチだけでなく《SPYRAL-ダブルヘリックス》の特殊召喚効果も無効にすることができます。
《ドロール&ロックバード》
《ドロール&ロックバード》
効果モンスター
星1/風属性/魔法使い族/攻 0/守 0
相手がドローフェイズ以外でデッキからカードを手札に加えた場合、
このカードを手札から墓地へ送って発動する事ができる。
このターン、お互いにデッキからカードを手札に加える事はできない。
この効果は相手ターンでも発動する事ができる。(引用:遊戯王公式データベース)
《ドロール&ロックバード》は、相手がデッキからカードを加えた時、手札から捨てることでこのターンのサーチを封じることができます。
《ドロール&ロックバード》の良い点としては、そのターン中は手札にカードを加えられなくなるので、追加もされなくなり、そのターンの展開を一気に止めることが出来ます。
注意すべき点としては、自分もそのターン手札にカードを加えられなくなるので、その先で自分がどう展開するのかも考えた上で使っていくと良いと思います。
「SPYRAL」対策②:《SPYRAL-ジーニアス》対策
次は、「SPYRAL」対策の2つ目、《SPYRAL-ジーニアス》を対して有効なカードを紹介します。
《連鎖除外》《因果切断》《システム・ダウン》
《連鎖除外》
通常罠
攻撃力1000以下のモンスターが
召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時に発動できる。
その攻撃力1000以下のモンスターをゲームから除外し、
さらに除外したカードと同名カードを相手の手札・デッキから全て除外する。。(引用:遊戯王公式データベース)《因果切断》
通常罠
手札を1枚捨てて発動できる。
相手フィールド上に表側表示で存在する
モンスター1体を選択してゲームから除外する。
この効果によって除外したモンスターと同名のカードが相手の墓地に存在する場合、
さらにその同名カードを全てゲームから除外する。(引用:遊戯王公式データベース)《システム・ダウン》
通常魔法
1000ライフポイントを払う。
相手フィールド上と相手の墓地の機械族モンスターを
全てゲームから除外する。(引用:遊戯王公式データベース)
《連鎖除外》《因果切断》《システム・ダウン》は、《SPYRAL-ジーニアス》を複数枚除外するカードです。
《SPYRAL-ジーニアス》は、墓地に2体揃えることでランク1エクシーズを作り、自己蘇生効果を使いまわすことができます。
そのため、《SPYRAL-ジーニアス》を2体以上除外してしまえば、この展開を根こそぎ止めることができるというわけです。
《SPYRAL-ジーニアス》以外にも、《SPYRAL GEAR – Drone》《SPYRAL GEAR – Last Resort》も攻撃力1000以下・機械族であるため、《連鎖除外》《システム・ダウン》の条件を満たしています。
どちらも効果が優秀で、デッキトップを操作したり、「SPYRAL」モンスターに耐性をつけられたりしますので、こちらも《SPYRAL-ジーニアス》と同様に早めに除去していきたいです。
《連鎖除外》は《SPYRAL-ジーニアス》がデッキにも残る序盤で、《因果切断》は墓地にも存在する場合に、《システム・ダウン》はある程度相手の墓地に上記のモンスターが送られてから使用すると、効果的だと思います。
《エフェクト・ヴェーラー》《ブレイクスルー・スキル》
《エフェクト・ヴェーラー》
チューナー・効果モンスター
星1/光属性/魔法使い族/攻 0/守 0
(1):相手メインフェイズにこのカードを手札から墓地へ送り、
相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。(引用:遊戯王公式データベース)《ブレイクスルー・スキル》
通常罠
(1):相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
(2):自分ターンに墓地のこのカードを除外し、
相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
その相手の効果モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。(引用:遊戯王公式データベース)
《エフェクト・ヴェーラー》《ブレイクスルー・スキル》2枚は、モンスター効果を無効にするカードです。
《SPYRAL-ザ・ダブルヘリックス》《SPYRAL-タフネス》は、フィールド・墓地では《SPYRAL-ダンディ》として扱われます。
この効果をこれらのカードで無効にすることで、《SPYRAL-ジーニアス》の自己蘇生効果が封じることができます。
これ以外にも、《SPYRAL-ジーニアス》自体の効果や《SPYRAL-ダブルヘリックス》の起動効果も無効にできるので、腐りにくい対策カードだと思います。
「SPYRAL」対策③:デッキトップ当て対策
「SPYRAL」対策の3つ目は、デッキトップのカードの種類を当てる効果に対抗したカードを紹介します。
《リロード》《手札断殺》《針虫の巣窟》
《リロード》
速攻魔法
自分の手札を全てデッキに加えてシャッフルする。
その後、デッキに加えた枚数分のカードをドローする。(引用:遊戯王公式データベース)《手札断殺》
速攻魔法
(1):お互いのプレイヤーは手札を2枚墓地へ送る。 その後、それぞれデッキから2枚ドローする。(引用:遊戯王公式データベース)《針虫の巣窟》
通常罠
(1):自分のデッキの上からカードを5枚墓地へ送る。(引用:遊戯王公式データベース)
《リロード》《手札断殺》《針虫の巣窟》は、3枚とも対デッキトップ当て効果となっております。
相手がデッキトップを操作した後に、《SPYRAL-ダンディ》などの効果を発動した時、デッキトップを入れ替えることで、「SPYRAL」の展開を止めることができます。
《リロード》《手札断殺》は速攻魔法で相手ターンでも発動でき、自身の手札交換にもつながります。
《針虫の巣窟》は、墓地肥やしをしたいデッキには有用なので、入れておいても損はないかと思います。
ただ、デッキトップを変えたとしても約1/2で当てられてしまうため、確実な対策とは言えないかもしれません。
「SPYRAL」対策④:耐性持ちモンスター対策
「SPYRAL」対策4つ目は、「SPYRAL」に制圧盤面を作られてしまった時の対策です。
「SPYRAL」の制圧盤面では、《SPYRAL GEAR - Last Resort》を《SPYRAL-ボルテックス》に装備した状態を作ることが多いです。
《SPYRAL-ボルテックス》は、フリーチェーンでカード2枚を破壊でき、《SPYRAL GEAR - Last Resort》は装備することで、装備モンスターは効果の対象にならず、効果で破壊されなくなります。
そこで、対象を取らずにモンスターを破壊しないカードを使い、この盤面を崩す必要があります。
《皆既日蝕の書》
《皆既日蝕の書》
速攻魔法
(1):フィールドの表側表示モンスターを全て裏側守備表示にする。
このターンのエンドフェイズに、相手フィールドの
裏側守備表示モンスターを全て表側守備表示にし、
その後、この効果で表側守備表示にしたモンスターの数だけ相手はデッキからドローする。(引用:遊戯王公式データベース)
《皆既日蝕の書》は、全モンスターを裏守備にする速攻魔法カードです。
「SPYRAL」を対象を取ることなく、破壊することなく、一気に無効化することができます。
ただ、エンドフェイズまでモンスターをそのままにしておくとドローされてしまうので、裏守備にした後破壊できるカードも握っておく必要があります。
《拮抗勝負》
《拮抗勝負》
通常罠
自分フィールドにカードが存在しない場合、
このカードの発動は手札からもできる。
(1):相手フィールドのカードの数が自分フィールドのカードより多い場合、
自分・相手のバトルフェイズ終了時に発動できる。
自分フィールドのカードの数と同じになるように、
相手は自身のフィールドのカードを選んで裏側表示で除外しなければならない。(引用:遊戯王公式データベース)
《拮抗勝負》は、相手フィールドのカードが自分より多いとき、同じ枚数になるように相手カードを裏側除外させる罠カードです。
自分フィールドにカードがなければ手札から発動することもでき、「SPYRAL」の先行盤面を1枚で崩すことができます。
ただ、発動タイミングがバトルフェイズ終了時とかなり限られ、使いづらい点も多いカードです。
《つり天井》
《つり天井》
通常罠
フィールド上にモンスターが4体以上存在する場合に発動する事ができる。
フィールド上に表側表示で存在するモンスターを全て破壊する。(引用:遊戯王公式データベース)
《つり天井》は、フィールドにモンスターが4体以上存在する時、表側モンスターを全て破壊する罠カードです。
対象にはとりませんが破壊する効果ですので、《SPYRAL GEAR - Last Resort》の耐性を突破することができません。
ただ、「SPYRAL」はフィールドにモンスターが並びやすい性質を持っており、発動タイミングは少なくないでしょう。
「SPYRAL」対策⑤:その他
最後となる「SPYRAL」対策5つ目は、その他著者の所感です。
《SPYRAL-ジーニアス》を墓地に送らなければ展開は止まるはずなので、《マクロコスモス》《次元の裂け目》などを採用できる【メタファイズ】等のデッキなら相手にしやすいかもしれません。
また、装備魔法を追加してこない限り打点がそこまで高くならなと思いますので、耐性ありで打点も高い《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン》を採用した【儀式青眼】デッキあたりでも対応できるのかなと思います。
最近大会でも見られる手段として、サイドデッキに《浮幽さくら》を持ってきて、エクストラデッキの《SPYRAL-ダブル・ヘリックス》を封じる手段もアリだと思います。
皆さんも、自分が使ってみたいカード・戦法をぜひ試してみてください。
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まとめ
いかがだったでしょうか。
【SPYRAL】デッキ、なかなか強そうなテーマですよね。
今回は、「SPYRAL」の動きを簡単に解説し、対策カードになり得そうなカードを広めに集めてみました。
ざっと紹介させていただきましたが、「SPYRAL」は共通効果があまりなく、ココさえ押さえればというポイントも少ないような気がします。
まだ実践が少ないため確定はできませんが、《SPYRAL ‐ジーニアス》《SPYRAL-ダブルヘリックス》が鍵となるとは思います。
サーチ効果を止めつつ、《SPYRAL ‐ジーニアス》《SPYRAL-ダブルヘリックス》に繋げさせなくすれば、「SPYRAL」の展開は止まるのではないでしょうか。
『エクストラパック2017』が発売され、【SPYRAL】が大会で活躍していけば、次第に効果的な対策カードが浮き彫りになっていくでしょう。
新しい対策カード・メタカードが判明次第、追記して行く予定です。
引き続き、環境デッキの対策カードについても記事にしていきます。
それでは、またお会いしましょう。
「SPYRAL」デッキについては、こちらの記事にまとめています。
⇒【遊戯王】「SPYRAL(スパイラル)デッキ」とは?回し方・相性の良いカードまとめ!
⇒【遊戯王】『SPYRAL』デッキを強化する!相性の良いカード18枚まとめ!
⇒【遊戯王】『SPYRAL』デッキが大会優勝!?デッキレシピ・回し方解説!
⇒【遊戯王】『SPYRAL』デッキ初日大会優勝!デッキレシピ・回し方を解説!
⇒【遊戯王】『SPYRAL』大会優勝デッキレシピ5つ(+α)まとめ!新制限でも強い構築は?
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