【魔導獣(マジック・ビースト)】は、遊戯王最新パック「エクストリーム・フォース」に収録される、最新デッキテーマです。
光/闇属性・魔法使い族・ペンデュラムで統一され、魔力カウンターを活用するという非常に珍しい特徴を持っています。
このページでは、「魔導獣」のカード効果・使い方、動かし方・回し方、おすすめの相性の良いカード、デッキレシピ、対策カードについて解説・考察していきます。
【魔導獣】デッキを作ろうとしている方は、ぜひデッキ構築の参考にしてください。
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もくじ
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【魔導獣】デッキ:大会優勝/入賞デッキレシピまとめ
【魔導獣(マジック・ビースト)】デッキの大会優勝/入賞デッキを以下にまとめました。
リンクをタップすることで、デッキレシピが見られます。
【魔導獣セフィラ】デッキ:大会優勝デッキレシピ
- 0-6さん(2018年1月環境)
- カードボックス江坂店@オリジナル商品販売中!(2017年10月環境)
【魔導獣召喚獣】デッキ:大会優勝デッキレシピ
- WonderGOO東店トレカコーナー(2017年10月環境)
【魔導獣魔術師】デッキ:大会優勝デッキレシピ
- まるふぉい@竜星のあらし(香川)(2018年4月環境)
遊戯王のテーマごとのデッキレシピは、「【遊戯王 デッキ集】どんなデッキが作りたい?180テーマの特徴まとめ!」という記事にまとめています。
「遊戯王のデッキが知りたい」「デッキレシピを知りたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
【魔導獣】デッキ:サンプルデッキレシピ
【魔導獣(マジック・ビースト)】デッキのサンプルデッキレシピは、公式サイトから公開されています。
「魔導獣」相性の良いカード
「魔導獣」の展開をサポートする、相性の良いカードを紹介していきます。
《王立魔法図書館》
《王立魔法図書館》
効果モンスター
星4/光属性/魔法使い族/攻 0/守2000
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
自分または相手が魔法カードを発動する度に、
このカードに魔力カウンターを1つ置く(最大3つまで)。
(2):このカードの魔力カウンターを3つ取り除いて発動できる。
自分はデッキから1枚ドローする。
【主な効果・相性の良い点】
《王立魔法図書館》は、このカードの魔力カウンターを3つ取り除くごとに1ドローできる魔法使い族モンスターです。
魔力カウンターを貯めることができ、それをドローというアドバンテージに変換できるため相性が良いです。
しかも、このドロー効果はターン制限がないため、【魔導獣】の展開をさらに進めることができるでしょう。
「魔導獣」と同じ魔法使い族なため、魔法使い族サポートカードも共有することができます。
《マジカル・アブダクター》
【主な効果・相性の良い点】
《マジカル・アブダクター》は、魔力カウンターを3つ取り除くことで、Pモンスターをサーチできる魔法使い族Pモンスターです。
魔力カウンターを活用しつつ、Pモンスターである「魔導獣」モンスターをサーチできるため、相性が良いです。
また、「魔導獣」と同じPモンスター・魔法使い族なため、様々なサポートを受けることができます。
《マジックテンペスター》
【主な効果・相性の良い点】
《マジックテンペスター》は、魔力カウンターを取り除いた枚数分x500ダメージを与えるレベル6シンクロモンスターです。
「魔導獣」で貯めた魔力カウンターをバーンダメージに変換することができ、最後のひと押しに使うことができます。
ただ、「魔導獣」にはチューナーがいないため、多少採用するカードを工夫する必要があります。
《魔力掌握》
《魔力掌握》
通常魔法
フィールド上に表側表示で存在する魔力カウンターを
置く事ができるカード1枚に魔力カウンターを1つ置く。
その後、自分のデッキから「魔力掌握」1枚を手札に加える事ができる。
「魔力掌握」は1ターンに1枚しか発動できない。
【主な効果・相性の良い点】
《魔力掌握》は、魔力カウンターを置きつつ、同名カードをサーチする魔法カードです。
魔力カウンター関連カードをサポートするために設計されたカードで、毎ターン魔力カウンターを貯めることができます。
そのため、魔力カウンターテーマである「魔導獣」ともちろん相性が良いです。
《トゥーンのもくじ》
《トゥーンのもくじ》
通常魔法
(1):デッキから「トゥーン」カード1枚を手札に加える。
【主な効果・相性の良い点】
《トゥーンのもくじ》は、「トゥーン」カードをサーチする魔法カードです。
同名カードをサーチすることができるため、1ターンで3回発動することができ、魔力カウンターを3つ貯めることができます。
3枚目のサーチ先として《トゥーン・ワールド》《トゥーン・キングダム》をサーチすれば、魔力カウンターを4つ貯められます。
また、《ブルーアイズ・トゥーン・ドラゴン》をサーチすれば《トレード・イン》、《トゥーン・ヂェミナイエルフ》をサーチすれば《ルドラの魔導書》のコストにも活用できます。
◆ 「魔導獣」と相性の良いカードはこちらにまとめています。
⇒【遊戯王】『魔導獣(マジックビースト)』デッキ強化!相性の良いカード17枚まとめ!
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「魔導獣」とは
「魔導獣(マジック・ビースト)」とは、「エクストリーム・フォース」で登場した魔法使い族ペンデュラムテーマです。
「魔導獣」モンスターは、魔法使い族・ペンデュラムモンスターで統一されており、魔力カウンターを貯めることで効果が発動できます。また、P効果としては、もう一方にPカードが存在しない場合、Pゾーンで自壊することで効果が発動できます。
専用の魔法・罠も魔力ウンターに関する効果を持っています。
「魔導獣」はペンデュラムテーマではありますが、P効果の発動条件や統一されたスケール4から考えると、ぺンデュラム召喚はあまり活用しません。
「魔導獣」モンスターに魔力カウンターを貯めるために、Pゾーンから効果が発動できるように設計されているのでしょう。
「魔導獣」カード効果解説・使い方
それでは、「魔導獣」モンスター・魔法・罠の効果・使い方を1枚ずつ解説・考察していきます。
現在、モンスター6体・魔法1枚・罠1枚が登場しています。
◆「魔導獣」下級モンスター
- 《魔導獣ジャッカル》[闇・レベル1]
- 《魔導獣 ガルーダ》[光・レベル4]
- 《魔導獣 メデューサ》[光・レベル4]
- 《魔導獣 バジリスク》[光・レベル4]
- 《魔導獣 キングジャッカル》 [闇・レベル6]
- 《魔導獣マスターケルベロス》[光・レベル8]
◆「魔導獣」魔法
- 《魔導加速》[速攻]
◆「魔導獣」罠
- 《魔導変換》[永続]
「魔導獣」モンスター
「魔導獣」モンスターは、光属性/闇属性・魔法使い族のペンデュラムモンスターで統一されており、Pスケール4を持ちます。
共通効果としては、魔力カウンターを貯めるモンスター効果と、Pゾーンから自壊して発動するP効果を持ちます。
◆「魔導獣」モンスター共通M効果
- ①:このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分または相手が魔法カードを発動する度に、このカードに魔力カウンターを○つ置く。
◆「魔導獣」モンスター固有P効果
- このカード名のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:もう片方の自分のPゾーンにカードが存在しない場合に発動できる。このカードを破壊し、〜固有効果〜
「魔導獣」モンスターの固有効果は、まとめると以下のようになっています。
[P]はペンデュラム効果、[M]はモンスター効果をさしています。
《魔導獣 ジャッカル》 | [P] 魔力カウンター1つ置く |
[M] 魔力カウンター3つ+自壊、「魔導獣」リクルート | |
《魔導獣 ガルーダ》 | [P] 魔法・罠カード1枚破壊 |
[M] 魔力カウンター3つ、手札から特殊召喚+相手モンスターバウンス | |
《魔導獣 メデューサ》 | [P] 魔力カウンターを置けるモンスター蘇生 |
[M] 魔力カウンター2つ、モンスター攻守半減 | |
《魔導獣 バジリスク》 | [P] EXデッキの魔法使い族Pモンスターデッキに戻し1ドロー |
[M] 魔力カウンター3つ、Pゾーン・EXデッキの「魔導獣」カード回収 | |
《魔導獣 キングジャッカル》 | [P] EXデッキから「魔導獣」Pモンスター特殊召喚 |
[M] 魔力カウンター2つ、モンスター効果発動無効・破壊 | |
《魔導獣 マスターケルベロス》 | [P] 自壊、レベル7以下「魔導獣」サーチ |
[M] 魔力カウンター4つ、相手モンスター除外 |
それでは、それぞれ効果を解説し簡単に考察していきます。
《魔導獣 ジャッカル》
【主な効果】
◆ P効果
- ①:もう片方のPゾーンにカードが存在しない場合、Pゾーンから自壊し、カードに魔力カウンターを1つ置く
◆ モンスター効果
- ①:自分・相手が魔法を発動するたびに、魔力カウンター1つ置く
- ②:自場の魔力カウンター3つ取り除き、自身リリース、デッキから「魔導獣」特殊召喚
【使い方・役割】
《魔導獣 ジャッカル》は、魔力カウンターを1つ置くP効果と、魔力カウンター3つと自身をリリースすることで「魔導獣」をリクルートするモンスター効果を持ちます。
デッキから直接特殊召喚でき、特殊召喚するモンスターに制限がないため、上級モンスターである《魔導獣 マスターケルベロス》をいきなり特殊召喚することもできます。
自壊して魔力カウンターを載せる効果も便利そうですが、レベル1なためエクストラモンスターゾーンに置かれるとP召喚が難しいと言う欠点もあります。
レベル1で《ワン・フォー・ワン》にも対応している点は、高評価です。
おそらく、【魔導獣】デッキでは積極的に採用されるモンスターだと思います。
《魔導獣 ガルーダ》
【主な効果】
◆ P効果
- ①:もう片方のPゾーンにカードが存在しない場合、Pゾーンから自壊し、魔法・罠カード1枚破壊
◆ モンスター効果
- ①:相手モンスター召喚・特殊召喚時、魔力カウンター3つ除き、特殊召喚+相手モンスターバウンス
- ②:自分・相手が魔法を発動するたびに、魔力カウンター1つ置く
【使い方・役割】
《魔導獣 ガルーダ》は、魔法・罠カードを破壊できるP効果を持ち、魔力カウンター3つを除くことで、自身を特殊召喚+相手モンスターをバウンスできるモンスターです。
《魔導獣 メデューサ》
【主な効果】
◆ P効果
- ①:もう片方のPゾーンにカードが存在しない場合、Pゾーンから自壊し、墓地の魔力カウンターが置けるモンスター蘇生
◆ モンスター効果
- ①:自分・相手が魔法を発動するたびに、魔力カウンター1つ置く
- ②:自分・相手バトルフェイズに、魔力カウンター2つ取り除き、モンスター1体の攻守半減
【使い方・役割】
《魔導獣 メデューサ》は、墓地の魔力カウンターモンスターを蘇生できるP効果を持ち、魔力カウンター2つを除くことで、モンスターの攻守を半減する効果を持ちます。
「魔導獣」モンスターはペンデュラムで統一されているため、基本的に墓地にモンスターが送られません。
そのため、蘇生効果は「魔導獣」以外の魔力カウンターに関するモンスターを対象にすることになります。
《魔導獣 バジリスク》
【主な効果】
◆ P効果
- ①:もう片方のPゾーンにカードが存在しない場合、Pゾーンから自壊し、EXデッキの魔法使い族Pモンスターデッキに戻し1ドロー
◆ モンスター効果
- ①:自分・相手が魔法を発動するたびに、魔力カウンター1つ置く
- ②:魔力カウンター3つ取り除き、Pゾーン・EXデッキの「魔導獣」カード回収
【使い方・役割】
《魔導獣 バジリスク》は、EXデッキの魔法使い族Pモンスターをデッキに戻し1ドローするP効果と、魔力カウンター3つを除くことで、 Pゾーン・EXデッキの「魔導獣」カードを手札に戻す効果を持ちます。
アドバンテージをとる2つの効果を持ち、中盤以降のアド取りで活躍するモンスターです。
《魔導獣 キングジャッカル》
【主な効果】
◆ P効果
- ①:もう片方のPゾーンにカードが存在しない場合、Pゾーンから自壊し、EXデッキから「魔導獣」Pモンスター特殊召喚
◆ モンスター効果
- ①:自分・相手が魔法を発動するたびに、魔力カウンター2つ置く
- ②:魔力カウンター2つ取り除き、モンスター効果発動無効・破壊
【使い方・役割】
《魔導獣 キングジャッカル》は、EXデッキの魔法使い族Pモンスターを特殊召喚する効果と、魔力カウンター2つを除くことで、モンスター効果を無効・破壊する効果を持ちます。
「魔導獣」モンスターで唯一相手の展開を妨害できるシステムモンスターで、【魔導獣】デッキの展開ではこのカードの特殊召喚を狙っていきます。
P効果も使いやすく強力なので、【魔導獣】デッキでは非常に重要となります。
《魔導獣 マスターケルベロス》
【主な効果】
◆ P効果
- ①:もう片方のPゾーンにカードが存在しない場合、Pゾーンから自壊し、レベル7以下「魔導獣」サーチ
◆ モンスター効果
- ①:自分・相手が魔法を発動するたびに、魔力カウンター2つ置く
- ②:自場に魔力カウンター4つ以上の場合、効果で破壊されない
- ③:自場の魔力カウンター4つ除き、相手モンスター1体除外、攻撃力アップ
【使い方・役割】
《魔導獣 マスターケルベロス》は、レベル7以下の「魔導獣」をサーチできるP効果と、魔力カウンター4つを除くことで、相手モンスターを除外するモンスター効果を持ちます。
魔力カウンターが4つ以上ある状態だと、モンスター効果で破壊されず、【魔導獣】デッキのフィニッシャーとして活躍します。
サーチ効果は非常に強力で、レベル7以下と言う指定なので、ほとんどの「魔導獣」をサーチすることができそうです。
ただレベル8なため、《魔導獣 ジャッカル》同様P召喚しづらい欠点があります。
効果で破壊されない効果を持ってはいますが、最近の環境としてはあまり強い耐性ではなく、フィニッシャーとしては今ひとつという印象です。
今後判明する「魔導獣」カードによって評価が別れるカードでしょう。
その他「魔導獣」モンスター
その他に「魔導獣」と名のつくカードは、以下の2枚があります。
- 《魔導獣 ケルベロス》
- 《魔導獣士 ルード》
《魔導獣 ケルベロス》 は魔力カウンターに関する効果を持つためシナジーがあるかもしれません。
ただ、《魔導獣士 ルード》 は「魔導獣」とあるものの読み方が異なり、「魔導獣」とのシナジーはありません。
「魔導獣」魔法・罠
「魔導獣」魔法・罠は、フィールド魔法1枚・永続罠1枚が登場しています。
それぞれ、魔力カウンターを置く効果を持っており、「魔導獣」の展開をサポートします。
◆「魔導獣」関連魔法
- 《魔導加速(マジック・ブースト)》[速攻魔法]
…魔力カウンター2つ置く、破壊されるとモンスターリクルート+魔力カウンター2つ置く
◆「魔導獣」関連罠
- 《魔導変換(マジック・バースト)》[永続罠]
…相手モンスター効果発動時魔力カウンター1つ置く、6つ置いたこのカードを墓地に送り魔法サーチ
《魔導加速》
【主な効果】
- ①:デッキ上から2枚墓地に送り、カードに魔力カウンター2つ置く
- ②:相手によって破壊されると、デッキからモンスター特殊召喚し、魔力カウンター2つ置く
【使い方・役割】
《魔導加速(マジック・ブースト)》は、魔力カウンターを2つ置ける速攻魔法カードです。
《魔力掌握》《トゥーンのもくじ》とは違い使い切りですが、1度に魔力カンターを2つも置けるのはなかなか強力です。
破壊されると発動できる効果はかなり強力で、《魔導獣 マスターケルベロス》などを特殊召喚することもできます。
《魔導変換》
《魔導変換(マジック・バースト)》
永続罠
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、相手モンスターの効果が発動する度に、このカードに魔力カウンターを1つ置く。
②:魔力カウンターが6つ以上置かれているこのカードを墓地へ送って発動できる。デッキから魔法カード1枚を手札に加える。
【主な効果】
- ①:相手モンスターの効果が発動する度に、魔力カウンター1つ置く
- ②:魔力カウンター6個以上のこのカードを墓地に送り、魔法1枚サーチ
【使い方・役割】
《魔導変換(マジック・バースト)》は、魔力カウンターが6つ以上乗ったこのカードを墓地に送り、魔法カードをサーチする永続罠です。
全ての魔法カードをサーチできるのは強力ですが、魔力カウンター6つはなかなか重く、腐りやすそうです。
魔力カウンターを置く場所としては活用できそうな印象です。
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まとめ
いかがだったでしょうか。
『エクストリーム・フォース』でカテゴリ化する「魔導獣」について、カード効果・回し方・相性の良いカード・弱点・対策カードなどまとめてみました。
久しぶりに登場する魔力カウンターを活用するデッキということで、注目していきたい新規テーマですね。
「ストラクチャーデッキ ロード・オブ・マジシャン」のリメイク(R)との兼ね合いが気になりますが、そこはきっとKONAMIがなんとかしてくれることでしょう。
引き続き、「エクストリーム・フォース」「魔導獣」について記事にしていきます。
それでは、またお会いしましょう。
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