2017年3月25日、10期最初のストラクチャーデッキ「スターターデッキ2017」が発売されます。
そしてこの発売日をもって、「新マスタールール」「リンク召喚」が公式に施行されます。
「新マスタールール」は、既存のエクストラデッキのモンスターを大きく制限し、デュエルシーンに大きな影響を与えています。
そのため、現在の環境デッキのパワーバランスが大きく崩れると思われます。
さて、「新マスタールール」環境で活躍する大会デッキはどのテーマなのでしょうか。
今回は、2017年3月25日から施行される「新マスタールール」で使えそうな大会デッキをまとめてみました。
ぜひ、デッキ構築の参考にしてください。
もくじ
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『新マスタールール』環境で使える大会デッキテーマ
「新マスタールール」環境の大会で活躍しそうなデッキテーマはこちらです。
- 【真竜】
- 【インフェルノイド】
- 【Kozmo】
- 【影霊衣】
- 【恐竜】
- 【堕天使】
- 【青眼】
- 【帝王】
- 【彼岸】
- 【甲虫装機】
それぞれ、簡単に解説していきます。
【真竜】
「真竜(しんりゅう)」は、2017年1月環境で大活躍した、高レベル・幻竜族テーマです。
大きく、「アドバンス召喚軸」と「真竜皇軸」の2つのデッキタイプがあります。
前環境では「アドバンス召喚軸」が特に活躍しました。
アドバンス召喚を活用するため特殊召喚が少なく、フィニッシャーである《真竜剣皇マスターP》がエクストラデッキに依存しません。
そのため、「新マスタールール」リンク召喚の影響をほとんど受けず、新環境でも問題なく展開することができます。
現在の環境では、【真竜】【真竜恐竜】【真竜Kozmo】【真竜メタルKozmo】【真竜召喚獣】【真竜召喚獣WW】【命削り真竜】などが活躍しています。
「真竜」デッキ: 大会優勝デッキレシピ解説 | ||
真竜 |
恐竜真竜 |
十二獣真竜 |
真竜Kozmo |
真竜メタルKozmo |
命削り真竜 |
召喚獣真竜 |
WW召喚獣真竜 |
WW魔導真竜 |
「真竜」については、こちらの記事もオススメです。
→「真竜(しんりゅう)」:相性の良いカード25枚まとめました!
→『真竜』対策カード22枚まとめ!サイドデッキでメタりまくれ!
【インフェルノイド】
「インフェルノイド」は、2017年1月環境前半で活躍した炎属性・悪魔族テーマです。
《隣の芝刈り》《煉獄の虚夢》《名推理》《モンスターゲート》を使い、墓地に「インフェルノイド」モンスターを大量に墓地に送り、墓地から展開していきます。
こちらもエクストラデッキをあまり使いませんので、「新マスタールール」でも活躍が見込まれます。
ただ、《灰流うらら》によって《隣の芝刈り》等が無効化されてしまうので、環境にどこまで食い込めるのか注目です。
「インフェルノイド」については、こちらの記事もオススメです。
→『インフェルノイド』デッキ:回し方・デッキ構築・デッキレシピを解説!
→『インフェルノイド』デッキレシピ:大会優勝・入賞デッキまとめ
→「芝刈り召喚獣十二獣ノイド」が大会優勝!デッキレシピを考察!
→「インフェルノイド」デッキ大会優勝!《隣の芝刈り》搭載の60枚デッキ!
【Kozmo】
「Kozmo(コズモ)」は、2016年10月環境で活躍した、機械族・サイキック族の混合テーマです。
フィールドのサイキック族を除外し手札から機械族を特殊召喚し、機械族が破壊されるとデッキからモンスターを特殊召喚できます。
特にフィニッシャーである《Kozmo-ダーク・シミター》が強力で、特殊召喚時モンスターを破壊でき、効果で破壊されない3000打点です。
こちらもエクストラデッキを使用しないため、「新マスタールール」のリンク召喚の影響を受けず、次の大会環境でも活躍しそうです。
各デッキタイプの大会優勝デッキはこちらで解説しています。
→【真竜Kozmo】デッキ:新ルール大会優勝の構築・デッキレシピを解説!
→【真竜メタルKozmo】デッキ:新ルール大会優勝の構築・デッキレシピを解説!
【影霊衣(ネクロス)】
「影霊衣(ネクロス)」は、2015年環境で活躍した儀式テーマです。
儀式モンスター・儀式魔法のサーチ力が非常に高く、アドを失うことなく、どんどん儀式モンスターを展開できます。
フィニッシャーが儀式モンスターであるため、エクストラデッキをあまり使用しません。
「新マスタールール」のリンク召喚の影響を受けないため、「新マスタールール」環境で大会復帰しそうなテーマです。
既に、大会優勝が報告されています。
→『影霊衣(ネクロス)』新ルール大会優勝!構築・デッキレシピを解説!
「影霊衣(ネクロス)」については、こちらの記事もオススメです。
→『影霊衣(ネクロス)』新ルール大会優勝!構築・デッキレシピを解説!
【恐竜】
「恐竜族」は、2017年2月に登場した「ストラクチャーデッキ -恐獣の鼓動-」で強化された種族です。
フィールド魔法《ロストワールド》を中心に、デッキの恐竜族を破壊し展開していきます。
フィニッシャーの《究極電導恐獣》は、相手ターンでも発動できる《皆既日蝕の書》の効果を持ち、エクストラデッキのモンスターではありません。
展開の後《エヴォルカイザー・ドルカ》《エヴォルカイザー・ラギア》を並べますが、1枚出せれば十分ではあります。
「新マスタールール」環境にどのような影響を与えるのか注目のデッキです。
大会環境では、【真竜恐竜(恐竜真竜)】【恐竜竜星】が結果を残しています。
→『真竜恐竜(恐竜真竜)』デッキ:新ルール大会優勝の構築・デッキレシピを解説!
→【恐竜竜星】デッキ:新ルール大会優勝の構築・デッキレシピを解説!
「恐竜族」については、こちらの記事もオススメです。
【十二獣】
「十二獣」は、前環境(2017年1月〜3月)で使用率トップを誇ったデッキです。
1体でエクシーズ召喚をすることができ、さらに重ねてX召喚を繰り返すことで、サーチ・展開妨害+ランク4が作れる圧倒的な展開力を持っていました。
しかし、2017年4月のリミットレギュレーションで大幅に規制され、環境トップからは退いています。
そんな中、メタビートによせた【十二獣】デッキは今も十分活躍できるようです。
→『十二獣』デッキ:新制限・新ルール大会で優勝!《マクロコスモス》!?
→『真竜』徹底対策デッキ『永続十二獣』がYoutubeで話題!?
「十二獣」については、こちらの記事がオススメです。
【堕天使】
「堕天使(だてんし)」は、2016年7月環境で活躍した、闇属性・天使族の高レベルテーマです。
デッキの回転力が高く、墓地の「堕天使」魔法・罠を使うことで展開していきます。
フィニッシャーとしては、特殊召喚を封じる《虚無魔人》《大天使クリスティア》を活用します。
こちらもエクストラデッキを活用しませんので、「新マスタールール」のリンク召喚の影響を受けません。
環境や新カード次第でワンチャン狙えるテーマです。
「堕天使」については、こちらの記事もオススメです。
【青眼】
「青眼(ブルーアイズ、せいがん)」は、2016年4月環境で活躍した《青眼の白龍》のテーマです。
3000打点のモンスターが次々飛び出す非常に豪快なデッキです。
エクストラデッキのモンスターとして、《青眼の精霊龍》《蒼眼の銀龍》などを活用しますが、同時に2体並べる必要はありません。
そのため、「新マスタールール」環境でも問題なく展開することができそうです。
2016年の世界大会で優勝したデッキでもあり、2017年でも活躍してほしいところです。
ある大会では、準優勝に輝いています。
→『青眼(ブルーアイズ)』デッキ:新制限大会の準優勝レシピ考察!
「青眼」については、こちらの記事もオススメです。
→『青眼(ブルーアイズ)』デッキ:新制限大会の準優勝レシピ考察!
→『儀式青眼(ブルーアイズ)』デッキ:回し方・デッキ構築・デッキレシピ解説!
【帝王】
「帝王」は、2015年10月から活躍したアドバンス召喚のテーマです。
《汎神の帝王》でデッキを回転させつつ、アドバンス召喚を駆使し展開していきます。
エクストラデッキを使わない前提で設計されており、むしろフィールド魔法《真帝王領域》はエクストラモンスターを封じる効果を持ちます。
環境次第で息を吹き返しそうなテーマです。
【彼岸】
「彼岸(ひがん)」は、2015年10月から活躍した闇属性・悪魔族のテーマです。
墓地に送られると効果が発動する共通効果をもち、ランク3エクシーズを主体に展開します。
ある程度エクストラデッキのモンスターは活用しますが、墓地に送られることで発動する効果が「リンク召喚」と非常に相性が良いです。
そのため、今までできなかった展開・動きが可能となり、「新マスタールール」で復活しそうなテーマです。
「彼岸」については、こちらの記事もオススメです。
【甲虫装機】
「甲虫装機(インゼクター)」は、2012年に活躍した昆虫族のテーマです。
「インゼクター」モンスターを装備し合い、相手フィールドを破壊しつくテーマです。
こちらもエクストラデッキのモンスターを使用しませんので、「新マスタールール」で活躍しそうなテーマです。
長らくキーカードである《甲虫装機ダンセル》が規制されていましたが、2017年より規制が緩和されました。
さらに「十二獣」「メタルフォーゼ」「真竜」など相性の良いテーマも増えたことで、当時以上の力を発揮できます。
個人的に期待しているテーマです。
「甲虫装機(インゼクター)」については、こちらの記事もオススメです。
『新マスタールール』環境で弱体化しそうな大会デッキテーマ
以前紹介した、2017年1月~3月の環境デッキのうち、弱体化しそうなのはこの4つです。
【十二獣】- 【召喚獣】
- 【メタルフォーゼ】
- 【魔術師】
【十二獣】【召喚獣】
【十二獣】【召喚獣】は、エクストラデッキのモンスターを多用するため、「新マスタールール」環境では展開に支障が出そうです。
特に「十二獣」は、新制限「リミットレギュレーション」で厳しく規制されてしまったため、活躍は難しそうです。
(追記)
「十二獣」は、環境トップの「真竜」を徹底的に対策したメタビートとして復活しました。
→『十二獣』デッキ:新制限・新ルール大会で優勝!《マクロコスモス》!?
→『真竜』徹底対策デッキ『永続十二獣』がYoutubeで話題!?
「召喚獣」については、こちらの記事もオススメです。
→『真竜召喚獣』デッキ:新ルール大会優勝の構築・デッキレシピを解説!
→「芝刈り召喚獣十二獣ノイド」が大会優勝!デッキレシピを考察!
→「召喚獣」デッキ大会優勝!「壊獣十二獣召喚獣」のデッキレシピを解説
【メタルフォーゼ】【魔術師】
【メタルフォーゼ】【魔術師】は、「新マスタールール」のエクストラモンスターゾーンの新設の影響を大きく受けています。
エクストラデッキからペンデュラム召喚できる数が1体になってしまい、以前ほどの大量展開が難しくなりました。
弱体化ではありますが、構築次第で大会で活躍することができるはずです。
大会環境では、「メタルフォーゼ」「真竜」「Kozmo」との混合デッキ【真竜メタルKozmo】が活躍しているようです。
→【真竜メタルKozmo】デッキ:新ルール大会優勝の構築・デッキレシピを解説!
「メタルフォーゼ」については、こちらの記事がオススメです。
「魔術師」については、こちらの記事がオススメです。
「リミットレギュレーション(2017年4月)」の影響
先日、Vジャンプ2017年5月号にて、新制限「リミットレギュレーション」が発表されました。
特に「十二獣」はかなりの規制を受けてしまい、環境復帰は難しそうです。
新制限・新ルールでの大会優勝・入賞デッキレシピは、こちらにまとめています。
→【2017年4月環境】遊戯王大会優勝・入賞デッキレシピまとめ【新制限 新ルール】
「遊戯王のデッキ」はこちらにまとめて紹介しています。
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まとめ
いかがだったでしょうか。
「新マスタールール」環境で活躍するデッキテーマと弱体化しそうなデッキテーマとまとめてみました。
「新マスタールール」によって今まで活躍できなかったデッキが活躍するのは嬉しいです。
さて、「新マスタールール」環境ではどのデッキテーマが大会を賑わすのでしょうか。
引き続き、「新マスタールール」「環境」について記事にしていきます。
それでは、またお会いしましょう。
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