【恐竜竜星】は、「ストラクチャーデッキR-恐獣の鼓動-」で強化された「恐竜族」と、「ザ・デュエリスト・アドベント」でカテゴリ化した「竜星」を組み合わせた混合デッキです。
【恐竜】のデッキタイプである【恐竜真竜竜星】は、遊戯王の世界大会「Yu-Gi-Oh! World Championship 2017」で優勝経験があり、【恐竜】デッキは非常に強力なデッキとして知られています。
そんな【恐竜】デッキですが、2017年10月のリミットレギュレーションにより、キーカードが規制されてしまいました。
このページでは、新制限環境で大会優勝した【恐竜竜星】デッキのデッキレシピを紹介し、動かし方・回し方について解説・考察していきます。
新制限で【恐竜竜星】デッキを作ろうとしている方は、ぜひデッキ構築の参考にしてください。
もくじ
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【恐竜竜星】デッキ:大会優勝/入賞デッキレシピまとめ(2019年1月環境)
2019年1月環境での【恐竜竜星】デッキの大会優勝/入賞デッキを以下にまとめました。
リンクをタップすることで、デッキレシピが見られます。
2019年1月環境で大会優勝したデッキについては、「【遊戯王 2019年4月環境】最強デッキランキング: 大会優勝デッキレシピ500個以上まとめ」という記事にまとめています。
「遊戯王の環境が知りたい」「強いデッキを作りたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
【恐竜竜星】大会優勝デッキレシピ①
大会で優勝した【恐竜竜星】のデッキレシピはこちらです。
2017年7月環境の【恐竜竜星】と比べると、《オーバーテクス・ゴアトルス》《究極進化薬》《封印の黄金櫃》に採用が特徴的です。
【メインデッキ】(40枚)
◆ モンスター(29枚)
- 《究極伝導恐獣》2
- 《オーバーテクス・ゴアトルス》2
- 《魂喰いオヴィラプター》1
- 《幻創のミセラサウルス》3
- 《ジャイアント・レックス》2
- 《ジュラック・アウロ》2
- 《終末の騎士》3
- 《炎竜星-シュンゲイ》1
- 《地竜星-ヘイカン》1
- 《光竜星-リフン》1
- 《エフェクト・ヴェーラー》2
- 《浮幽さくら》3
- 《灰流うらら》3
- 《増殖するG》2
- 《フォトン・スラッシャー》1
◆ 魔法(10枚)
- 《増援》1
- 《おろかな埋葬》1
- 《化石調査》2
- 《究極進化薬》3
- 《封印の黄金櫃》3
◆ 罠(1枚)
- 《竜星の九支》1
【エクストラデッキ】(15枚)
- 《虹光の宣告者》1
- 《A・O・J カタストル》1
- 《HSRチャンバライダー》1
- 《源竜星-ボウテンコウ》1
- 《ブラック・ローズ・ドラゴン》1
- 《邪竜星-ガイザー》1
- 《輝竜星-ショウフク》1
- 《氷結界の龍 トリシューラ》1
- 《エヴォルカイザー・ラギア》1
- 《エヴォルカイザー・ドルカ》1
- 《深淵に潜む者》1
- 《鳥銃士カステル》1
- 《竜巻竜》1
- 《No.41 泥睡魔獣バグースカ》1
- 《励輝士 ヴェルズビュート》1
【サイドデッキ】(15枚)
- 《ドロール&ロックバード》2
- 《ハーピィの羽根帚》1
- 《サイクロン》1
- 《ツインツイスター》1
- 《ブラック・ホール》2
- 《皆既日食の書》3
- 《虚無空間》1
- 《醒めない悪夢》2
- 《神の通告》2
トレカの洞窟CWA遊戯王大会担当です!
本日の公認大会は8名での開催となりました。優勝は「恐竜竜星」を使用したみんと様!!!
優勝コメントは「えかわさんに勝てて良かった」でした。
おめでとうございます!明後日はチーム対抗戦あるのでお時間ある方は是非~(*゚▽゚*)#遊戯王 pic.twitter.com/mKbxLyzQXb
— トレカの洞窟Card World Akiba (@torecano2) November 16, 2017
※トレカの洞窟Card World AKIBA 公認大会 個人戦 参加人数 8名 11月16日(木)
【恐竜竜星】大会優勝デッキレシピ①を解説
さっそく、大会優勝した【恐竜竜星】デッキレシピの解説をしていきます。
構築としては、「恐竜」をメインに「竜星」を組み合わせたデッキタイプになっております。
最新ブースターパックである「エクストリーム・フォース」で登場した、新規「恐竜」モンスターも採用されています。
どのように展開していくのか詳しく見ていきましょう。
制限改定を受けて
大会優勝した【恐竜竜星】デッキでは、「真竜皇」要素をそぎ落とし、「恐竜」要素を多めにした構築となっています。
今までの【恐竜】デッキでは、相性の良い「真竜皇」モンスターや《ドラゴニックD》を取り入れ、効果破壊されることで機能する《ベビケラサウルス》や《プチラノドン》を使って展開する、【恐竜真竜皇竜星】が主流でした。
しかし、キーカードである《ベビケラサウルス》とサーチの要である《魂喰いオヴィラプター》が制限カード、《ドラゴニックD》も禁止カードとなり、展開力が大幅に削られてしまいました。
牽制要因として注目を浴びた《源竜星-ボウテンコウ》も制限カードとなりました。
ただ現在も《源竜星-ボウテンコウ》は、《魂喰いオヴィラプター》1枚から《幻創のミセラサウルス》をサーチするだけでシンクロ召喚可能です。
1ターン目から《源竜星-ボウテンコウ》がシンクロ召喚し《竜星の九支》のセットまでつながるため、厄介なのは相変わらずですね。
《ジャイアント・レックス》+《封印の黄金櫃》や《フォトン・スラッシャー》を採用しているため、《ジュラック・アウロ》や《光竜星-リフン》を素引きしてしまった場合でも、レベル4モンスターを補うことができます。
【恐竜真竜皇竜星】ほどの大量展開は行えないので、リンクモンスターの採用は見送られています。
《オーバーテクス・ゴアトルス》の採用
大会優勝した【恐竜竜星】デッキでは「エクストリーム・フォース」で登場した新規恐竜族モンスター、《オーバーテクス・ゴアトルス》が採用されています。
《オーバーテクス・ゴアトルス》は、除外されている恐竜族モンスター5体をデッキに戻した場合のみ特殊召喚でき、1ターンに1度、手札・フィールドの恐竜族モンスター1体を破壊することで、相手の魔法・罠カードを発動を無効にし破壊することができます。
効果は強力ですが召喚条件が厳しいため、どちらかといえば、もう一方の(2)の効果を使います。
(2)の効果として、自身が効果で墓地へ送られた場合に「進化薬」魔法カード1枚をサーチできます。
《究極進化薬》をサーチすれば《究極伝導恐獣》が容易に特殊召喚できます。
このデッキでは「竜星」モンスターが入っている上、手札誘発系のモンスターも豊富に採用されているので、《究極進化薬》の発動コストである恐竜族以外のモンスターは充分墓地に確保できます。
相手を妨害しつつ、《究極伝導恐獣》で大ダメージを与えていく戦法が理想的です。
《オーバーテクス・ゴアトルス》を効果で墓地に送る必要があるので、闇属性であることを活かし《終末の騎士》や、みなさんご存知《おろかな埋葬》が採用されています。
《終末の騎士》は《フォトン・スラッシャー》同様戦士族モンスターなので、《増援》によるサーチも可能です。
一応ですが、《究極進化薬》を使えば《オーバーテクス・ゴアトルス》自体をを特殊召喚することもできますので、時と場合に応じて使い分けると良いでしょう。
豊富な手札誘発系
「真竜皇」を省いた枠を埋めるかのように、手札誘発系のモンスターが豊富に採用されています。
「World Championship 2017」では二強を誇った【真竜】の採用率も減ったことや、【SPYRAL】が環境を独占していることから、最近ではメインデッキの段階で《灰流うらら》《エフェクト・ヴェーラー》《増殖するG》を取り入れる構築が増えています。
《ドロール&ロックバード》もサイドデッキに控えていることから、相手のデッキに応じた使い分けが可能となっています。
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【恐竜竜星】大会優勝デッキレシピ②
大会優勝した【恐竜竜星】のデッキレシピの2つ目はこちらです。
【メインデッキ】(40枚)
◆ モンスター(21枚)
- 2《地竜星-ヘイカン》
- 2《炎竜星-シュンゲイ》
- 3《幻創のミセラサウルス》
- 3《魂喰いオヴィラプター》
- 1《怒炎壊獣ドゴラン》
- 1《究極伝導恐獣》
- 2《光竜星-リフン》
- 2《ジュラック・アウロ》
- 3《灰流うらら》
- 2《幽鬼うさぎ》
◆ 魔法(10枚)
- 3《化石調査》
- 1《死者蘇生》
- 1《ソウル・チャージ》
- 1《ブラック・ホール》
- 1《竜星の輝跡》
- 3《コズミック・サイクロン》
◆ 罠(9枚)
- 2《激流葬》
- 2《竜魂の幻泉》
- 1《神の警告》
- 1《神の宣告》
- 3《竜星の九支》
【エクストラデッキ】(15枚)
- 1《虹光の宣告者》
- 1《HSRチャンバライダー》
- 2《邪竜星-ガイザー》
- 1《ブラック・ローズ・ドラゴン》
- 2《輝竜星-ショウフク》
- 1《レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト》
- 2《幻竜星-チョウホウ》
- 1《氷結界の龍 トリシューラ》
- 3《源竜星-ボウテンコウ》
- 1《深淵に潜む者》
【サイドデッキ】(15枚)
- 3《増殖するG》
- 1《粘糸壊獣クモグス》
- 2《海亀壊獣ガメシエル》
- 1《妨げられた壊獣の眠り》
- 1《ハーピィの羽根帚》
- 3《生贄封じの仮面》
- 1《虚無空間》
- 3《方舟の選別》
https://twitter.com/tenjin_labo/status/850650482213240832
【恐竜竜星】大会優勝デッキ②を解説
それでは、この【恐竜竜星】デッキの解説をしていきます。
ストラクチャーデッキの登場で強化された「恐竜」と、幻竜族テーマの元祖である「竜星」を組み合わせたデッキです。
「最近は【恐竜真竜】が流行っているせいでキーカードが高騰しているから安く作っただけでしょ?」なんて思う方もいることでしょう。
しかし、なかなか侮れない構築になっています。
早速、【恐竜竜星】のデッキ構築を詳しく見ていきましょう。
「恐竜」と「竜星」の相性は?
そもそも「恐竜」と「竜星」は相性がいいのかを考えていきたいと思います。
メインデッキに採用されている「竜星」モンスターは《地竜星-ヘイカン》《炎竜星-シュンゲイ》《光竜星-リフン》の3種類です。
これらは、戦闘・効果で破壊された時、「竜星」モンスターをリクルートできます。
そのため、非常に場持ちが良いです。
また、相手ターンでも「竜星」モンスター同士でシンクロ召喚を行うことが出来るので、対象をとる効果から回避することも可能です。
キーカードは《源竜星-ボウテンコウ》
「恐竜」「竜星」をシナジーさせているのは《源竜星-ボウテンコウ》の存在です。
《源竜星-ボウテンコウ/Denglong, First of the Yang Zing》
シンクロ・チューナー・効果モンスター
星5/光属性/幻竜族/攻 0/守2800
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
自分は「源竜星-ボウテンコウ」を1ターンに1度しか特殊召喚できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。 デッキから「竜星」カード1枚を手札に加える。
(2):1ターンに1度、デッキから幻竜族モンスター1体を墓地へ送って発動できる。 このカードのレベルは、墓地へ送ったモンスターと同じになる。
(3):表側表示のこのカードがフィールドから離れた場合に発動できる。 デッキから「竜星」モンスター1体を特殊召喚する。
【恐竜真竜】では、《魂喰いオヴィラプター》の効果で《幻創のミセラサウルス》を墓地に送り、《幻創のミセラサウルス》の効果で《ジュラック・アウロ》を特殊召喚します。
そして、《魂喰いオヴィラプター》《ジュラック・アウロ》で、《源竜星-ボウテンコウ》をシンクロ召喚します。
続いて、《源竜星-ボウテンコウ》の②の効果でレベルを9にし、《真竜皇V.F.D》の素材に活用しました。
(2):1ターンに1度、デッキから幻竜族モンスター1体を墓地へ送って発動できる。 このカードのレベルは、墓地へ送ったモンスターと同じになる。
【恐竜真竜】デッキの回し方・デッキレシピはこちらで解説しています。
→【真竜恐竜(恐竜真竜)】デッキ:新ルール大会優勝の構築・デッキレシピを解説!
一方、今回の【恐竜竜星】デッキでは、①の効果を活用します。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「竜星」カード1枚を手札に加える。
ここでサーチしてくるのは《竜星の九支》が基本になります。
《竜星の九支/Nine Pillars of Yang Zing》
カウンター罠
(1):自分フィールドに「竜星」カードが存在し、 モンスターの効果・魔法・罠カードが発動した時に発動できる。 その発動を無効にし、そのカードを持ち主のデッキに戻す。 その後、このカード以外の自分フィールドの「竜星」カード1枚を選んで破壊する。
モンスター効果・魔法・罠の発動を無効にするので相手の展開を妨害できます。
「竜星」モンスターは破壊してもリクルート効果を使えるので、実質ノーコストで発動することができます。
《源竜星-ボウテンコウ》は効果を多用するのでもちろん3積みし、【恐竜真竜】ではピン挿しが多かった《ジュラック・アウロ》は2枚採用されています。
環境トップ【真竜】デッキと戦える?
相手の展開を妨害することは可能ですが、実際気になるのは強いのかという部分だと思います。
現環境トップの【真竜】デッキの厄介なところは度々破壊してくるということ。
しかし破壊ならば「竜星」モンスターのリクルート効果が発揮されるので、何度倒されても次々とデッキから特殊召喚していくことができます。
そのため「竜星」は、「真竜」との相性も良い優秀なテーマだと言えます。
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まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、【恐竜真竜】の大会優勝デッキレシピと回し方について解説・考察しました。
採用されているカードはシンプルな効果を持ったものばかりなので、非常に使いやすいデッキだと思います。
新規カードの登場で制限を受けた今でも【恐竜】デッキは強力です。
気になる方は、是非【恐竜竜星】を作ってみてください。
引き続き「恐竜」「竜星」「環境情報」について記事にしていきます。
それでは、またお会いしましょう。