新ルールとともに新たな召喚方法として「リンク召喚」が誕生しました。
このリンク召喚を用いた【インフェルニティ】デッキの構築が、Youtubeなどで最近話題になっています。
→『インフェルニティ』デッキ:回し方・デッキ構築・デッキレシピを解説!
キーカードである《ファイアウォール・ドラゴン》が発売前ということもあり、鳩鷺自身も構築に精を出しています。
そんな中、現在開催中の遊戯王 WORLD CHAMPIONSHIP 2017の店舗代表決定戦で、リンク召喚を駆使した【HEROインフェルニティ】のデッキが見事優勝を果たしました。
今回は、大会で優勝した【HEROインフェルニティ】のデッキ構築・デッキレシピを解説していきます。
もくじ
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『HEROインフェルニティ』大会優勝デッキレシピ
大会優勝した【HEROインフェルニティ】のデッキレシピはこちらです。
デッキ名としては別名「ADIF(アライブダークインフェルニティ)」とも呼ばれています。
【メインデッキ】(44枚)
◆ モンスター(23枚)
- 1《インフェルニティ・ネクロマンサー》
- 1《トリック・デーモン》
- 3《インフェルニティ・デーモン》
- 1《インフェルニティ・ビショップ》
- 1《V・HERO ヴァイオン》
- 1《E・HERO エアーマン》
- 1《E・HERO シャドー・ミスト》
- 1《終末の騎士》
- 3《ダーク・グレファー》
- 1《妖精伝姫-シラユキ》
- 1《ブリキンギョ》
- 2《ヘルウェイ・パトロール》
- 3《D-HERO ディアボリックガイ》
- 1《ドラコニアの獣竜騎兵》
- 1《エキセントリック・デーモン》
- 1《EMキングベアー》
◆ 魔法(12枚)
- 1《おろかな埋葬》
- 1《死者蘇生》
- 1《増援》
- 3《ヒーローアライブ》
- 1《融合》
- 2《コズミック・サイクロン》
- 1《月の書》
- 1《マスク・チェンジ》
- 1《インフェルニティガン》
◆ 罠(9枚)
- 1《インフェルニティ・ブレイク》
- 2《タイフーン》
- 3《闇のデッキ破壊ウイルス》
- 2《インフェルニティ・バリア》
- 1《神の宣告》
【エクストラデッキ】(15枚)
- 1《D-HERO デッドリーガイ》
- 1《M・HERO ダーク・ロウ》
- 1《十二獣タイグリス》
- 2《十二獣ブルホーン》
- 1《十二獣ライカ》
- 1《深淵に潜む者》
- 1《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》
- 1《ダイガスタ・エメラル》
- 1《鳥銃士カステル》
- 1《励輝士 ヴェルズビュート》
- 1《永遠の淑女 ベアトリーチェ》
- 3《デコード・トーカー》
【サイドデッキ】(15枚)
- 2《サタンクロース》
- 2《灰流うらら》
- 2《幽鬼うさぎ》
- 1《ハーピィの羽根帚》
- 1《ブラック・ホール》
- 1《ツインツイスター》
- 2《禁止令》
- 2《アンデットワールド》
- 1《貪欲な瓶》
- 1《虚無空間》
遊戯王店舗代表決定戦の結果です。
優勝者は「ぞね」さんです。
使用デッキは「ADIF」でした。
優勝者コメント:全部じゃんけん負けました。
おめでとうございます! pic.twitter.com/L605v7qDFO— シーガル米沢店 (@YoneSea) April 8, 2017
大会優勝【HEROインフェルニティ】デッキを解説
それでは、この【HEROインフェルニティ】デッキの解説をしていきます。
リンク召喚を使った【インフェルニティ】の展開はこちらをご覧ください。
→『インフェルニティ』デッキ:回し方・デッキ構築・デッキレシピを解説!
「HERO」ギミックの採用
このデッキの特徴は「HERO」を採用しているところです。
主な動きは、《ヒーローアライブ》1枚から《永遠の淑女ベアトリーチェ》を出すことです。
まず、《ヒーローアライブ》で《E・HERO エアーマン》を特殊召喚。
《E・HERO エアーマン》で《V・HERO ヴァイオン》をサーチ。そのまま通常召喚。
《V・HERO ヴァイオン》効果で《E・HERO シャドー・ミスト》を墓地に送る。
《E・HERO シャドー・ミスト》で《D-HERO ディアボリックガイ》をサーチ。
《V・HERO ヴァイオン》効果で《融合》をサーチ。
手札の《D-HERO ディアボリックガイ》と闇属性の効果モンスター(ここで《ヘルウェイ・パトロール》が使えたらより良い)で、《D-HEROデッドリーガイ》を融合召喚。
墓地の《D-HERO ディアボリックガイ》効果で、デッキから《D-HERO ディアボリックガイ》を特殊召喚。
《D-HERO ディアボリックガイ》と《D-HERO デッドリーガイ》で《永遠の淑女 ベアトリーチェ》をエクシーズ召喚。
この展開が軸となり《永遠の淑女 ベアトリーチェ》の効果でデッキからなんでも落とすことができます。
《トリック・デーモン》を落として《インフェルニティ・デーモン》をサーチしたり、手札にある状態ならば《ヘルウェイ・パトロール》を落として効果で特殊召喚すれば、あとはもう予習済みの展開でリンク召喚につないでいきます。
また《トリック・デーモン》は、《エキセントリック・デーモン》をサーチすることもできます。
《M・HERO ダーク・ロウ》の採用は効果の強力さもあるとは思いますが、レベル6なので《永遠の淑女 ベアトリーチェ》の素材に使用できるのもポイントとなるでしょう。
準制限カードの1枚採用
《E・HERO エアーマン》《終末の騎士》は準制限カードにもかかわらず、1枚のみの採用となっています。
「せっかく2枚まで入れられるのに勿体無い」なんて思う人もいると思いますが、ちゃんとした理由があります。
それは効果の発動に召喚権を使ってしまうということです。
デッキのコンセプトは"あくま"で悪魔族の《インフェルニティ・デーモン》を特殊召喚することがメインです。
手札に複数枚きても特殊召喚する術が少なく、手札0枚が発動条件の「インフェルニティ」の効果が使えなくなってしまいます。
そのため、ピン挿しなのだと予想されます。
《闇のデッキ破壊ウイルス》の採用
《闇のデッキ破壊ウイルス/Eradicator Epidemic Virus》
通常罠
(1):自分フィールドの攻撃力2500以上の闇属性モンスター1体をリリースし、 カードの種類(魔法・罠)を宣言して発動できる。 相手フィールドの魔法・罠カード、相手の手札、 相手ターンで数えて3ターンの間に相手がドローしたカードを全て確認し、 その内の宣言した種類のカードを全て破壊する。
あまり聞かないカードですがそれもそのはず、収録されているパックはありません。
ストラクチャーデッキにしか収録されていないカードなのです。
攻撃力2500以上の闇属性モンスター1体をリリースしなくてはなりませんが、効果は絶大です。
ここで「魔法」カードと宣言すれば魔法に依存している【インフェルノイド】や【真竜】の展開を止めることができます。
メインデッキに攻撃力2500以上の闇属性モンスターはいないので、コストには《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》を使用します。
とは言えしっかり【真竜】対策
最近は真竜対策としてメインデッキに《コズミック・サイクロン》を採用するのが一般的になってきましたね。
これ以外にもサイドデッキに《幽鬼うさぎ》《灰流うらら》といった手札誘発系。
チェーンブロックなしで《真竜剣皇マスターP》を除去できる《サタンクロース》や、アドバンス召喚を封じる《アンデットワールド》が採用されていたりと、かなりの【真竜】対策を施したデッキとなっています。
《デコード・トーカー》も対象効果耐性や、効果による上昇で攻撃力が勝ることから【真竜】メタとしての役割も担っています。
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まとめ
いかがだったでしょうか。
まさかこんなにも早く【インフェルニティ】が結果を残せるなんて正直思ってもみませんでした。
これは今後のリンク召喚で更なる期待が持てそうですね。
唯一弱点を上げるとすると特殊召喚をしまくるデッキなので《増殖するG》が普通にささります。
こればかりは《灰流うらら》で止めるしかありませんので展開をストップする、しないは勝敗の大きな分かれ道になります。
再び《増殖するG》の採用率があがりそうですね。
引き続き、「インフェルニティ」「環境情報」について記事にしていきます。
それでは、またお会いしましょう。
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→『インフェルニティ』デッキ:回し方・デッキ構築・デッキレシピを解説!