今回は、遊戯王初心者の方に向けて、汎用性の高い融合モンスターを紹介していきます。
実は融合を軸に戦うデッキでなくとも融合モンスターが活躍する場面は多いんです。
「有名な融合モンスターを把握しておきたい」「とりあえず集めておいた方が良い融合モンスターを知りたい」といった方におすすめです。
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もくじ
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そもそも融合モンスターとは？
融合モンスターは、枠が紫色のモンスターです。
基本的には「融合」系の魔法カードによって融合素材を墓地に送ることで、エクストラデッキから特殊召喚できます。
中には特殊な召喚条件のモンスターもおり、「融合」系のカードを必要せずとも融合召喚が可能な融合モンスターもいます。
融合召喚のやり方や融合モンスターについては、「【遊戯王 初心者向け】"融合召喚"の方法を簡単解説 | 代表的な融合モンスターやサポートカードも」という記事で解説してます。
融合モンスターの中には、融合を活用しないデッキにも採用しやすい汎用的な融合モンスターが存在します。
汎用的な融合モンスターを活用する方法は以下の5つです。
◆ 汎用的な融合モンスターの使い方
- 《簡易融合》での特殊召喚
- 《超融合》での融合召喚
- 《デビル・フランケン》や《やぶ蛇》による特殊召喚
- 機械族メタとしての融合召喚
- エクストラデッキから直接墓地に送ることで効果を発動
今回はそれらの方法で活用できる融合モンスターを紹介していきます。
汎用の融合モンスター：《簡易融合》編
《サウザンド・アイズ・サクリファイス》
融合・効果モンスター
星１/闇属性/魔法使い族/攻 0/守 0
「サクリファイス」＋「千眼の邪教神」
(1)：このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
このカード以外のフィールドのモンスターは表示形式を変更できず、攻撃できない。
(2)：１ターンに１度、相手フィールドのモンスター１体を対象として発動できる。
その相手モンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する（１体のみ装備可能）。
(3)：このカードの攻撃力・守備力は、このカードの効果で装備したモンスターのそれぞれの数値になり、
このカードが戦闘で破壊される場合、代わりに装備したそのモンスターを破壊する。
《サウザンド・アイズ・サクリファイス》は、相手フィールドのモンスター1体を装備モンスターとして吸収できる融合モンスターです。
レベルが1で《簡易融合》に対応しているモンスターの中でも最も優秀な効果を持つとも言えます。
《簡易融合》から特殊召喚し、効果で相手のモンスターを吸収し、さらに《リンクリボー》のリンク素材にする流れが非常に強力です。
《ミレニアム・アイズ・サクリファイス》
融合・効果モンスター
星１/闇属性/魔法使い族/攻 0/守 0
「サクリファイス」＋効果モンスター
(1)：１ターンに１度、相手モンスターの効果が発動した時、
相手のフィールド・墓地の効果モンスター１体を対象として発動できる。
その相手の効果モンスターを装備カード扱いとしてこのカードに装備する。
(2)：このカードの攻撃力・守備力は、このカードの効果で装備したモンスターのそれぞれの数値分アップする。
(3)：このカードの効果で装備したモンスターと同名のモンスターは攻撃できず、その効果は無効化される。
《ミレニアム・アイズ・サクリファイス》は、相手モンスターの効果が発動した時、相手のフィールド・墓地のモンスターを装備カード扱いとして装備し、装備モンスターの同名モンスターの効果を無効化する融合モンスターです。
このモンスターも《簡易融合》で簡単に特殊召喚できるのが特徴で、主に、相手の手札誘発モンスターを無効化する動きが強力です。
《テセウスの魔棲物》
融合・チューナーモンスター
星５/水属性/アンデット族/攻2200/守1800
チューナー×２
《テセウスの魔棲物》は、効果を持たないアンデット族チューナーの融合モンスターです。
このモンスターの最大の特徴は、《簡易融合》でチューナーが特殊召喚できるという点です。通常召喚と合わせて簡単に《水晶機巧ーハリファイバー》がリンク召喚できます。
レベル2や3のモンスターと合わせてシンクロ召喚を狙うのも良いでしょう。
《召喚獣ライディーン》
融合・効果モンスター
星５/風属性/戦士族/攻2200/守2400
「召喚師アレイスター」＋風属性モンスター
(1)：１ターンに１度、フィールドの表側表示モンスター１体を対象として発動できる。
そのモンスターを裏側守備表示にする。
この効果は相手ターンでも発動できる。
《召喚獣ライディーン》は、フィールドのモンスター1体を裏側守備表示にできる融合モンスターです。
風属性のモンスターと《召喚師アレイスター》を融合することで特殊召喚できる融合モンスターですが、《簡易融合》にも対応しています。
現環境ではリンクモンスターが活躍していて、なかなか活躍の機会は少なくなっています。しかし、自身を対象に裏側守備表示にすることで、《簡易融合》のデメリットの自壊を防ぐことができます。
汎用の融合モンスター：《超融合》編
《沼地のドロゴン》
融合・効果モンスター
星４/水属性/幻竜族/攻1900/守1600
同じ属性で種族が異なるモンスター×２
(1)：このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手はこのカード及びこのカードと同じ属性を持つフィールドのモンスターを効果の対象にできない。
(2)：１ターンに１度、属性を１つ宣言して発動できる。
このカードはターン終了時まで宣言した属性になる。
この効果は相手ターンでも発動できる。
《沼地のドロゴン》は、同じ属性で種族が異なるモンスター2体で融合召喚ができる融合モンスターです。
効果は2つあり、自身の属性を変更する効果と、自身と同じ属性を持つフィールドのモンスターを効果の対象にできなくなる効果です。
《沼地のドロゴン》の使い方は2つあります。
1つは、相手が同じ属性のモンスターを並べた時に、《超融合》で融合してしまい除去してしまうという使い方。
もう一つは、《簡易融合》から特殊召喚し、自分フィールドのモンスターと同じ属性になることで、モンスターを相手の効果から守る方法です。
どちらもテクニカルな使い方になるため相手を驚かせられること間違いなしです。
《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》
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融合・効果モンスター
星８/闇属性/ドラゴン族/攻2800/守2000
トークン以外のフィールドの闇属性モンスター×２
(1)：このカードが融合召喚に成功した場合に発動できる。
相手フィールドの特殊召喚されたモンスター１体を選び、
その攻撃力分だけこのカードの攻撃力をターン終了時までアップする。
(2)：１ターンに１度、相手フィールドの
レベル５以上のモンスター１体を対象として発動できる。
ターン終了時まで、このカードはそのモンスターと同名カードとして扱い、同じ効果を得る。
(3)：融合召喚したこのカードが破壊された場合に発動できる。
相手フィールドの特殊召喚されたモンスターを全て破壊する。
《スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン》は、トークン以外の闇属性モンスター2体で融合召喚できる3つの効果を持つ融合モンスターです。
攻撃力を大幅にアップさせたり、相手フィールドのモンスターと同じ効果を使えるようになるなど、強力な効果を持ちます。
融合素材が緩いため、相手のモンスターを利用して《超融合》での融合召喚を狙っていきたいです。
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汎用の融合モンスター：《デビルフランケン》編
《異星の最終戦士》
融合・効果モンスター
星７/地属性/戦士族/攻2350/守2300
「ダーク・ヒーロー ゾンバイア」＋「魔力吸収球体」
このカードが特殊召喚に成功した時、
このカード以外の自分フィールド上に存在するモンスターを全て破壊する。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
お互いにモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する事はできない。
《異星の最終戦士》は、《異星の最終戦士》が存在する限りお互いにモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する事はできなくなる融合モンスターです。
非常に強力なロック性能を持ち、モンスター効果で除去を狙ってくるデッキに対して1枚で詰ませられます。
ただ、特殊召喚成功時に自分フィールドのモンスターを全て破壊してしまいますので、注意が必要です。
《デビル・フランケン》や《やぶ蛇》による特殊召喚での候補になる融合モンスターです。
《ナチュル・エクストリオ》
融合・効果モンスター
星１０/地属性/獣族/攻2800/守2400
「ナチュル・ビースト」＋「ナチュル・パルキオン」
このカードの融合召喚は上記のカードでしか行えない。
(1)：魔法・罠カードが発動した時、
自分の墓地のカード１枚を除外し、デッキの一番上のカードを墓地へ送って発動できる。
このカードがフィールドに表側表示で存在する場合、その発動を無効にし破壊する。
《ナチュル・エクストリオ》は、魔法・罠カードが発動した時、墓地のカードを除外し、デッキの1番上のカードを墓地へ送って発動を無効にし破壊できる融合モンスターです。
墓地とデッキにカードがある限り何度でも魔法・罠カードを無効にできるため、非常に凶悪な制圧力があるカードです。
このカードも《デビル・フランケン》や《やぶ蛇》での特殊召喚する有力な候補となるでしょう。
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汎用の融合モンスター：機械族融合系
《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》
融合・効果モンスター
星８/闇属性/機械族/攻 0/守 0
「サイバー・ドラゴン」＋機械族モンスター１体以上
自分・相手フィールドの上記カードを墓地へ送った場合のみ、
エクストラデッキから特殊召喚できる（「融合」は必要としない）。
このカードは融合素材にできない。
(1)：このカードの元々の攻撃力は、このカードの融合素材としたモンスターの数×１０００になる。
《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》は、《サイバー・ドラゴン》と機械族モンスター1体以上を墓地へ送ることで特殊召喚できる融合モンスターです。
このカードの特徴は、相手フィールドの《サイバー・ドラゴン》と機械族を墓地へ送って、突然自分のエクストラデッキからの特殊召喚が可能なところです。
また、自分のデッキに《サイバー・ドラゴン》と《キメラテック・フォートレス・ドラゴン》を採用しておけば、相手フィールドの機械族モンスターを簡単に除去でき、メタカードとして優秀です。
《キメラテック・メガフリート・ドラゴン》
融合・効果モンスター
星１０/闇属性/機械族/攻 0/守 0
「サイバー・ドラゴン」モンスター＋ＥＸモンスターゾーンのモンスター１体以上
自分・相手フィールドの上記カードを墓地へ送った場合のみ、ＥＸデッキから特殊召喚できる（「融合」は必要としない）。
このカードは融合素材にできない。
(1)：このカードの元々の攻撃力は、このカードの融合素材としたモンスターの数×１２００になる。
《キメラテック・メガフリート・ドラゴン》は、「サイバー・ドラゴン」モンスターとエクストラモンスターゾーンのモンスター1体以上を墓地に送ることで融合召喚できるモンスターです。
「サイバー・ドラゴン」モンスターを採用しておけば、簡単に相手のエクストラモンスターゾーンのモンスターを除去でき、エクストラリンクも難なく崩せます。
また、「サイバー・ドラゴン」デッキを相手にする場合、相手のモンスターのみを融合素材として融合召喚することで強力なメタカードとなります。
汎用の融合モンスター：墓地発動系
《旧神ヌトス》
融合・効果モンスター
星４/光属性/天使族/攻2500/守1200
Ｓモンスター＋Ｘモンスター
自分フィールドの上記カードを墓地へ送った場合のみ特殊召喚できる（「融合」は必要としない）。
自分は「旧神ヌトス」を１ターンに１度しか特殊召喚できない。
(1)：１ターンに１度、自分メインフェイズに発動できる。
手札からレベル４モンスター１体を特殊召喚する。
(2)：このカードが墓地へ送られた場合、
フィールドのカード１枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
《旧神ヌトス》は、墓地へ送られるとフィールドのカード1枚を破壊する融合モンスターです。
正規の手段で特殊召喚されることはほぼ無く、エクストラデッキからカードを墓地へ送るカードとのコンボに活用されます。
特に、《轟雷帝ザボルグ》や《おろかな重葬》との相性が良いです。
自分フィールドのシンクロモンスターとエクシーズモンスターを墓地に送ることで融合召喚でき、手札からレベル4モンスターを特殊召喚する効果も持っていますが、あまり活用されません。
《捕食植物キメラフレシア》
融合・効果モンスター
星７/闇属性/植物族/攻2500/守2000
「捕食植物」モンスター＋闇属性モンスター
(1)：１ターンに１度、このカードのレベル以下のレベルを持つ
フィールドのモンスター１体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外する。
(2)：このカードが相手の表側表示モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に発動できる。
ターン終了時まで、その相手モンスターの攻撃力は１０００ダウンし、
このカードの攻撃力は１０００アップする。
(3)：このカードが墓地へ送られた場合、次のスタンバイフェイズに発動できる。
デッキから「融合」魔法カードまたは「フュージョン」魔法カード１枚を手札に加える。
《捕食植物キメラフレシア》は、墓地へ送られた次のスタンバイフェイズに、「融合」「フュージョン」魔法カード1枚をデッキから手札に加えられる融合モンスターです。
この墓地効果が優秀なため、エクストラデッキのカードを墓地へ送るカードと組み合わせて使われることがあります。
《サイバー・ダーク・クロー》が採用できる「サイバー・ダーク」デッキとの相性は抜群です。
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まとめ：汎用の融合モンスターを活用して勝利を目指そう！
今回は遊戯王初心者の方に向けて、汎用性の高い融合モンスターカードを紹介していきました。
主軸として使うカードではないですが、色んなデッキで利用されているものが多いです。値段も安いものが多いのっで、集めておいて損はないはずです。
引き続き、遊戯王初心者の方に向けて、記事を作成していきます。
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