今回は、遊戯王初心者の方に向けて、「手札誘発」モンスターをまとめて紹介してきます。
たびたび話題に上がる手札誘発モンスターですが、あまり詳しくないデュエリストも多いのではないでしょうか。
そこでこのページでは、手札誘発モンスターの有名どころをまとめて紹介しました。
「そもそも手札誘発モンスターとは?「デッキに必須カなの?」「何枚くらい採用した方がいいの?」についても解説しています。
このページを読めば、大会でよく登場する手札誘発モンスターを把握できますよ。
もくじ
スポンサーリンク
そもそも手札誘発モンスターとは?
そもそも手札誘発モンスターとは、手札から捨てる、もしくは墓地に送ることで効果を発動できるモンスターのことです。
条件を満たせば相手ターンでも発動ができます。また、中にはフリーチェーンでいつでも発動できるものもあります。
なぜ、手札誘発モンスターが採用率が高く、重要視されているかと言うと、遊戯王では先攻が圧倒的有利だからです。
先攻プレイヤーが1ターン目から強力な制圧盤面を展開している時、後攻プレイヤーは基本的には見ているだけでなにもすることができません。
しかし、手札誘発モンスターがあれば相手の先攻1ターン目の展開を妨害することができるのです。
手札誘発モンスターは必須カード?
では、手札誘発モンスターは必須カードと言えるのでしょうか?
現状必須になっていると言ってもおかしくはない採用率ですが、たくさん積めば強いかと言われればそうではありません。
手札誘発モンスターはあくまで防御系のカードであって、その枠にコンボパーツやドローカードを入れた方が自分の展開力は上がるでしょう。
だからこそ、少ない枚数で展開でき、残りを手札誘発に回せるデッキタイプがいつの時代も環境トップになるのでしょうね。
手札誘発モンスターは何枚採用する?
それでは、手札誘発モンスターを実際にデッキに何枚採用するかです。
手札誘発モンスターの採用枚数は、自分のデッキタイプと相談ということになります。
1枚で展開できるタイプのデッキであれば多めに採用できますし、複数枚のカードが揃って力を発揮するタイプのデッキであれば少ない方が勝率は高くなるかもしれません。
目安として、計8枚採用すると約70%の確率で初手に来ます。
最近の大型大会の入賞デッキを見てみると、12枚近く採用されているデッキがちらほら見えますね。
それでは、大会環境で採用される代表的な手札誘発モンスターを紹介していきます。
手札誘発モンスターまとめ
《増殖するG》
効果モンスター
星2/地属性/昆虫族/攻 500/守 200
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できず、
相手ターンでも発動できる。
(1):このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
このターン、以下の効果を適用する。
●相手がモンスターの特殊召喚に成功する度に、
自分はデッキから1枚ドローしなければならない。
《増殖するG》は、手札から墓地へ送ることでそのターン、相手が特殊召喚するたびにデッキから1ドローできるようになる手札誘発モンスターです。
現環境は、エクストラデッキからモンスターを展開する動きが強く、ほぼ全てのデッキが特殊召喚をしてくるため相手の動きを制限できるカードです。
ドローは強制効果になるため、相手の無限ループによってデッキを全て引かされると負けます。
遊戯王カード TRC1-JP026 増殖するG スーパーレア 遊戯王アーク・ファイブ [THE RARITY COLLECTION]
《灰流うらら》
チューナー・効果モンスター(準制限カード)
星3/炎属性/アンデット族/攻 0/守1800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):以下のいずれかの効果を含む魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、
このカードを手札から捨てて発動できる。
その効果を無効にする。
●デッキからカードを手札に加える効果
●デッキからモンスターを特殊召喚する効果
●デッキからカードを墓地へ送る効果
《灰流うらら》は、デッキからカードを手札に加える効果・デッキからモンスターを特殊召喚する効果・デッキからカードを墓地へ送る効果を無効にできる手札誘発モンスターです。
特に、強力なテーマデッキはほぼサーチカードがあるため、それらを止めることができるのが非常に強力です。
大会環境でかなり採用率の高いカードです。
《幽鬼うさぎ》
チューナー・効果モンスター
星3/光属性/サイキック族/攻 0/守1800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):フィールドのモンスターの効果が発動した時、
またはフィールドの既に表側表示で存在している魔法・罠カードの効果が発動した時、
自分の手札・フィールドのこのカードを墓地へ送って発動できる。
フィールドのそのカードを破壊する。
《幽鬼うさぎ》は、モンスター効果、または既に表側表示で存在する魔法・罠カードの効果が発動した時に発動でき、そのカードを破壊する手札誘発モンスターです。
意外と使い方が難しいカードです。ただ、破壊できるのは頼もしいですね。
フィールドから墓地へ送ることでも効果を発動できます。
遊戯王 20TH-JPC84 幽鬼うさぎ (日本語版 ウルトラレア) 20th ANNIVERSARY LEGEND COLLECTION
《屋敷わらし》
チューナー・効果モンスター
星3/地属性/アンデット族/攻 0/守1800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):以下のいずれかの効果を含む魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、
このカードを手札から捨てて発動できる。
その発動を無効にする。
●墓地からカードを手札・デッキ・EXデッキに加える効果
●墓地からモンスターを特殊召喚する効果
●墓地からカードを除外する効果
《屋敷わらし》は、墓地からカードを手札に加える効果、墓地から特殊召喚する効果、墓地からカードを除外する効果を止めれる手札誘発モンスターです。
常にデッキに入るカードというよりは、特定のデッキにたいして強い効果を発揮します。
サイドデッキ向きのカードですね。
《エフェクト・ヴェーラー》
チューナー・効果モンスター
星1/光属性/魔法使い族/攻 0/守 0
(1):相手メインフェイズにこのカードを手札から墓地へ送り、
相手フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
《エフェクト・ヴェーラー》は、相手モンスターの効果をターン終了時までに無効にできる手札誘発モンスターです。
現環境では、モンスター効果が強力なものが多く、活躍します。相手ターンのメインフェイズにしか発動できないので注意が必要。
安価で手に入るのもポイントです。
《D.D.クロウ》
効果モンスター
星1/闇属性/鳥獣族/攻 100/守 100
(1):このカードを手札から墓地へ捨て、
相手の墓地のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを除外する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
《D.D.クロウ》は、相手の墓地のカードを1枚除外できる手札誘発モンスターです。
墓地からの特殊召喚や回収効果を無効にできれば強力です。
こちらもピンポイントで苦手なデッキのために採用されるカードになります。
スポンサーリンク
《幻創龍ファンタズメイ》
効果モンスター
星7/闇属性/ドラゴン族/攻2400/守1800
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手がリンクモンスターの特殊召喚に成功した場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
その後、自分は相手フィールドのリンクモンスターの数+1枚をデッキからドローし、
相手フィールドのリンクモンスターの数だけ自分の手札を選んでデッキに戻す。
(2):自分フィールドのモンスターを対象とする相手の魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、
手札を1枚捨てて発動できる。
その発動を無効にし破壊する。
《幻創龍ファンタズメイ》は、相手のリンクモンスターの特殊召喚に対して発動でき、自身を特殊召喚しながら相手フィールドのリンクモンスターの数+1枚ドローし、相手フィールドのリンクモンスターの数だけ手札を選んでデッキに戻す手札誘発モンスターです。
今までの手札誘発とは違い、自身を特殊召喚しながら効果を発動します。さらにフィールドでも対象に取る系の効果を無効にできる効果を持ちます。
攻撃力が2400もありアタッカーにもされます。
《浮幽さくら》
チューナー・効果モンスター
星3/闇属性/アンデット族/攻 0/守1800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):相手フィールドのモンスターの数が自分フィールドのモンスターより多い場合、
このカードを手札から捨てて発動できる。
自分のEXデッキのカード1枚を選んでお互いに確認する。
その後、相手のEXデッキを確認し、
選んだカードの同名カードがある場合、その相手の同名カードを全て除外する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
《浮湯さくら》は、自分のエクストラデッキのカードを相手に見せ、相手のエクストラデッキにも入っていればそのカードを全て除外するという手札誘発モンスターです。
環境が1色になった時に採用率が上がります。
エクストラデッキをまったく使わないデッキに採用するのも手です。
《スカル・マイスター》
効果モンスター
星4/闇属性/悪魔族/攻1700/守 400
(1):相手の墓地で魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、
このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
その効果を無効にする。
《スカル・マイスター》は、相手が墓地でカードの効果が発動した時にその効果を無効にできる手札誘発モンスターです。
手札誘発でありながらステータスが高いのもポイントです。
《ドロール&ロックバード》
効果モンスター
星1/風属性/魔法使い族/攻 0/守 0
(1):相手がドローフェイズ以外でデッキからカードを手札に加えた場合、
このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
このターン、お互いにデッキからカードを手札に加える事はできない。
この効果は相手ターンでも発動できる。
《ドロール&ロックバード》は、相手がドローフェイズ以外でデッキからカードを手札に加えた場合に発動でき、そのターンお互いにサーチもドローもできなくなる手札誘発モンスターです。
《灰流うらら》と違い、このカードで相手のサーチを止めることはできませんが、その後の連鎖的な展開を止めることができます。
《アーティファクト・ロンギヌス》
効果モンスター
星5/光属性/天使族/攻1700/守2300
(1):このカードは魔法カード扱いとして手札から魔法&罠ゾーンにセットできる。
(2):魔法&罠ゾーンにセットされたこのカードが
相手ターンに破壊され墓地へ送られた場合に発動する。
このカードを特殊召喚する。
(3):手札または自分フィールドのこのカードをリリースして発動できる。
このターン、お互いにカードを除外できない。
この効果は相手ターンにのみ発動できる。
《アーティファクト・ロンギヌス》は、手札からリリーズすることでお互いにカードを除外できなくなる手札誘発モンスターです。
除外をコストに発動するカードなどもまとめて使えなくなるので、意外と刺さるデッキが多いです。
《PSYフレームギア・γ》
特殊召喚・チューナー・効果モンスター
星2/光属性/サイキック族/攻1000/守 0
このカードは通常召喚できず、カードの効果でのみ特殊召喚できる。
(1):自分フィールドにモンスターが存在せず、
相手モンスターの効果が発動した時に発動できる。
手札のこのカードと自分の手札・デッキ・墓地の
「PSYフレーム・ドライバー」1体を選んで特殊召喚し、
その発動を無効にし破壊する。
この効果で特殊召喚したモンスターは全てエンドフェイズに除外される。
《PSYフレームギア・γ》は自分フィールドにモンスターがいない時に発動でき、相手モンスター効果を無効にし破壊できる手札誘発モンスターです。
条件付きですが、自分のターンに使っていけるのが強力です。
ただ、デッキに《PSYフレーム・ドライバー》を採用しなければならないという使いづらさもあります。
《速攻のかかし》
効果モンスター
星1/地属性/機械族/攻 0/守 0
(1):相手モンスターの直接攻撃宣言時に
このカードを手札から捨てて発動できる。
その攻撃を無効にし、その後バトルフェイズを終了する。
《速攻のかかし》は、攻撃を無効にし、バトルフェイズを終了する効果を持ち手札誘発モンスターです。
主にワンキル対策で採用されます。
LINEメルマガで遊戯王の最新情報が届く
遊戯王の最新情報をLINEメルマガの「きりぶろLINE」で配信しています。
「きりぶろLINE」に参加すると、遊戯王の最新情報がLINEに届きます。自分で調べる必要がないので、とってもラクチンです。参加は緑のボタンから
\ おかげさまで友だち5,000人突破!! /
10秒で参加、いつでも解除できます
◆ 参加特典として、LINE限定情報をプレゼントしています。
- 最新情報を集める5つ+αの方法
- 高騰カードを見つける3つの方法
* LINE限定情報は連絡なしに削除する可能性があります。今のうちに参加してくださいね。
まとめ:遊戯王手札誘発モンスターで相手の展開を止めよう!
今回は遊戯王初心者の方に向けて、手札誘発モンスターを紹介しました。
対戦動画を見て手札誘発モンスターの使いどころを研究してみるのもおすすめです。
引き続き、遊戯王初心者向けの記事を作成していきます。