【ヴァンパイア】デッキは、「デッキビルドパック ダーク・セイヴァーズ」にて強化された、闇属性・アンデット族のテーマデッキです。
LPを払いつつ回復する吸血鬼らしい効果や、相手モンスターを奪ってはエクシーズ素材にする独特な特徴を持っています。
このページでは、大会で優勝した【ヴァンパイア】デッキのデッキレシピ・採用カードを紹介し、動かし方・回し方について解説・考察していきます。
皆様の【ヴァンパイア】のデッキ構築・対策の参考になれば幸いです。
「ダーク・セイヴァーズ」収録テーマ大会優勝デッキ | ||
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ヴァンパイア | 空牙団 | 閃刀姫 |
もくじ
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【ヴァンパイア】デッキ:大会優勝/入賞デッキレシピまとめ
【ヴァンパイア】デッキの大会優勝/入賞デッキを以下にまとめました。
リンクをタップすることで、デッキレシピが見られます。
【ヴァンパイア】デッキ:大会優勝デッキレシピ
- シーガル気仙沼店(2018年7月環境)
- トレカチャンピオン豊橋牛川店(2018年7月環境)
- ロマンス(2018年4月環境)
遊戯王のテーマごとのデッキレシピは、「【遊戯王 デッキ集】どんなデッキが作りたい?180テーマの特徴まとめ!」という記事にまとめています。
「遊戯王のデッキが知りたい」「デッキレシピを知りたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
【ヴァンパイア】大会優勝デッキレシピ
それでは、今回優勝した【ヴァンパイア】デッキのデッキレシピを紹介します。
「ヴァンパイア」モンスター以外に、《不知火の陰者》《水晶機巧-リオン》が採用されているのが特徴的です。
【メインデッキ】40枚
◆ モンスター(24枚)
- 《ヴァンパイア・フロイライン》3
- 《ヴァンパイアの使い魔》3
- 《ヴァンパイアの眷属》3
- 《ヴァンパイア・スカージレット》2
- 《不知火の陰者》3
- 《ユニゾンビ》3
- 《水晶機巧-リオン》1
- 《増殖するG》3
- 《幽鬼うさぎ》2
- 《灰流うらら》1
◆ 魔法(8枚)
- 《墓穴の指名者》3
- 《ヴァンパイア・デザイア》3
- 《ハーピィの羽箒》1
- 《おろかな埋葬》1
◆ 罠(8枚)
- 《ヴァンパイア・アウェイク》3
- 《無限泡影》2
- 《ヴァンパイアの支配》3
【エクストラデッキ】(15枚)
- 《交血鬼ーヴァンパイア・シェリダン》1
- 《リンクリボー》1
- 《ヴァンパイア・サッカー》1
- 《水晶機巧-ハリファイバー》2
- 《トロイメア・フェニックス》1
- 《トロイメア・ユニコーン》1
- 《HSR快刀乱破ズール》1
- 《水晶機巧-クオンダム》1
- 《水晶機巧-アメトリクス》1
- 《TG ワンダー・マジシャン》1
- 《瑚之龍(コーラル・ドラゴン)》1
- 《ライフ・ストリーム・ドラゴン》1
- 《水晶機巧-フェニキシオン》1
- 《水晶機巧-グリオンガンド》1
【サイドデッキ】15枚
- 《アーティファクト‐ロンギヌス》1
- 《海亀壊獣ガメシエル》2
- 《ツインツイスター》3
- 《ブラック・ホール》3
- 《無限泡影》1
- 《虚無空間》1
- 《魔封じの芳香》3
- 《大革命返し》1
【#遊戯王】大会結果①
本日の遊戯王ショップデュエル優勝はホイコーローさんの「ヴァンパイア」です。
おめでとうございます!レシピをいただけましたので公開いたします。 pic.twitter.com/BOgkTjr8XY
— BIGMAGIC秋葉原店@アルバイトスタッフ募集中! (@bigmagicakb) February 28, 2018
【ヴァンパイア】大会優勝デッキ解説・考察
それでは、大会優勝した【ヴァンパイア】デッキについて解説・考察していきます。
採用された「ヴァンパイア」カード
大会優勝デッキレシピに採用された「ヴァンパイア」は、自身で特殊召喚できる効果を持ったモンスターが多いです。
《ヴァンパイアの使い魔》《ヴァンパイアの眷属》は、自身が墓地に存在するとき、手札またはフィールドから「ヴァンパイア」カードを墓地に送ることで墓地から特殊召喚できます。
例えば、《ヴァンパイアの使い魔》が墓地に存在し、手札に《ヴァンパイアの眷属》がある状況であれば、「ヴァンパイア」魔法・罠をサーチした上で、《ヴァンパイアの使い魔》《ヴァンパイアの眷属》をフィールドに並べられます。
展開の方法は以下の手順です。
◆ 墓地:《ヴァンパイアの使い魔》、手札:《ヴァンパイアの眷属》
- ①:墓地の《ヴァンパイアの使い魔》効果で、手札の《ヴァンパイアの眷属》を墓地に送り、自己蘇生
- ②:特殊召喚した《ヴァンパイアの使い魔》効果で、「ヴァンパイア」モンスターをサーチ
- ③:墓地の《ヴァンパイアの使い魔》効果で、サーチした「ヴァンパイア」モンスターを墓地に送り、自己蘇生
- ④:特殊召喚した《ヴァンパイアの使い魔》効果で、「ヴァンパイア」魔法・罠をサーチ
《ヴァンパイア・フロイライン》は、モンスターの攻撃宣言時に手札から特殊召喚でき、LPを払うことで、その数値分アンデット族モンスターの功・守を上げる効果を持っています。
「ヴァンパイア」モンスターの戦闘をサポートでき、戦闘破壊に繋げられます。
《ヴァンパイア・スカージレット》は、LPをコストに、墓地から「ヴァンパイア」モンスターを特殊召喚できます。
《ヴァンパイアの使い魔》《ヴァンパイアの眷属》の効果で、「ヴァンパイア」モンスターを簡単に墓地に送れますので、蘇生効果が使える場面は多いでしょう。
またレベル6モンスターのため、《交血鬼ーヴァンパイア・シェリダン》のエクシーズ素材として使用できます。
【ヴァンパイア】デッキでは、特殊召喚できる「ヴァンパイア」モンスターや相手モンスターを使い、ランク6《交血鬼ーヴァンパイア・シェリダン》のエクシーズ召喚を目指します。
《交血鬼ーヴァンパイア・シェリダン》は、モンスター・魔法・罠を問わず墓地へ送る効果を持ち、【ヴァンパイア】デッキの切り札といえます。
「ヴァンパイア」以外のカードとの相性は?
大会優勝した【ヴァンパイア】デッキでは、「ヴァンパイア」以外には、《ユニゾンビ》や《水晶機巧-リオン》が採用されています。
《ユニゾンビ》は、デッキからアンデット族モンスターを墓地へ送る効果を持ちます。
この効果によって《ヴァンパイアの使い魔》《ヴァンパイアの眷属》を送り、それぞれの特殊召喚・サーチ効果へ繋げられます。
また、通常召喚しづらい《ヴァンパイア・スカージレット》を墓地へ送ることで、蘇生の準備ができます。
さらに《ユニゾンビ》は、アンデット族モンスターを墓地へ送ることで、フィールドのモンスターのレベルを1つ上げることができます。
例えば、《ヴァンパイア・フロイライン》のレベルを1つ上げ、レベル6とすることで、《交血鬼ーヴァンパイア・シェリダン》のエクシーズ素材として使用できるようになります。
《ヴァンパイア・フロイライン》は特殊召喚しやすいので、状況によっては使える場面もありそうです。
また《ユニゾンビ》は、《不知火の隠者》の効果によってデッキから特殊召喚できます。
【ヴァンパイア】大会優勝デッキではどちらも3積みされており、《ユニゾンビ》からの展開をカギとしているのが読み取れます。
《水晶機巧-リオン》は、除外されているモンスターを特殊召喚し、シンクロ召喚できるレベル3チューナーです。
先ほど紹介した《ヴァンパイアの使い魔》《ヴァンパイアの眷属》は、自身の効果で特殊召喚したのち、フィールドを離れると除外されてしまいます。
《水晶機巧-リオン》を利用すれば、これらの除外されたモンスターを活用しつつ、シンクロモンスターに繋げられます。
《ヴァンパイアの使い魔》なら《HSR快刀乱破ズール》が、《ヴァンパイアの眷属》なら《水晶機巧-アメトリクス》や《TG ワンダー・マジシャン》がシンクロ召喚できます。
リンク召喚からの展開とのシナジーにも期待大!
「ヴァンパイア」モンスターは特殊召喚を行いやすく展開力に長けているため、リンクモンスターへの展開もしやすいです。
例えば「トロイメア」リンクモンスターは、名称の異なるモンスターからリンク召喚できるため、「ヴァンパイア」モンスターから簡単に出すことができます。
また、チューナーである《ユニゾンビ》を採用することで、《水晶機巧-ハリファイバー》のリンク召喚も可能です。
大会優勝した【ヴァンパイア】デッキでは、《水晶機巧-ハリファイバー》リンク召喚時に《水晶機巧-リオン》をデッキから特殊召喚し、シンクロ召喚と合わせた展開が可能です。
例えば、手札に《ユニゾンビ》+「ヴァンパイア」カード1枚がある状況であれば、以下のような展開で《水晶機巧-フェニキシオン》がシンクロ召喚できます。
◆ 手札:《ユニゾンビ》+「ヴァンパイア」カード1枚 ⇒ 《水晶機巧-フェニキシオン》
- ①:《ユニゾンビ》召喚。効果でデッキから《ヴァンパイアの眷属》を墓地に送り、《ユニゾンビ》のレベルを1つ上げる。
- ②:墓地の《ヴァンパイアの眷属》効果で、手札の「ヴァンパイア」カードを墓地へ送り、自己蘇生。特殊召喚時に「ヴァンパイア」魔法・罠カードをサーチ。
- ③:《ユニゾンビ》《ヴァンパイアの眷属》で、《水晶機巧-ハリファイバー》をリンク召喚。(フィールドを離れる《ヴァンパイアの眷属》は除外。)
- ④:《水晶機巧-ハリファイバー》のリンク召喚時の効果で、《水晶機巧-リオン》をデッキから特殊召喚。
- ⑤:相手メインフェイズorバトルフェイズ、《水晶機巧-リオン》の効果で、除外された《ヴァンパイアの眷属》と《水晶機巧-アメトリクス》をシンクロ召喚。(《水晶機巧-ハリファイバー》のリンク先)
- ⑥:相手メインフェイズorバトルフェイズ、《水晶機巧-ハリファイバー》の効果で、《水晶機巧-ハリファイバー》を除外し、EXデッキから《水晶機巧-クオンダム》を特殊召喚。
- ⑦:《水晶機巧-クオンダム》の効果で、《水晶機巧-クオンダム》《水晶機巧-アメトリクス》で、《水晶機巧-フェニキシオン》をシンクロ召喚。
- ⑧:《水晶機巧-フェニキシオン》の効果。シンクロ召喚時に相手フィールド・墓地の魔法・罠カードを全て除外。
最終的に、相手ターンに《水晶機巧-フェニキシオン》をシンクロ召喚し、相手の魔法・罠カードを一気に除外できます。
《水晶機巧-フェニキシオン》の効果は対象を取らず除外するため、《竜騎士ブラック・マジシャン》によって守られている魔法・罠カードも除去することも可能です。
また、墓地に魔法カードを肥やしてから展開する「閃刀姫」相手にも刺さる効果だと思います。
【ヴァンパイア】大会優勝デッキレシピ②
紹介した【ヴァンパイア】デッキ以外にも、大会優勝したデッキがありましたので、デッキレシピを紹介します。
【メインデッキ】40枚
◆モンスター(27枚)
- 《ヴァンパイアの使い魔》2
- 《ヴァンパイアの眷属》3
- 《ヴァンパイア・フロイライン》2
- 《ヴァンパイア・スカージレット》2
- 《ヴァンパイア・レッドバロン》1
- 《ユニゾンビ》3
- 《牛頭鬼》1
- 《馬頭鬼》2
- 《灰流うらら》3
- 《レッド・リゾネーター》2
- 《BF-朧影のゴウフウ》1
- 《ジェット・シンクロン》1
- 《増殖するG》3
- 《幽鬼うさぎ》1
◆魔法(8枚)
- 《ヴァンパイアの領域》2
- 《墓穴の指名者》3
- 《ワン・フォー・ワン》1
- 《ハーピィの羽箒》1
- 《おろかな埋葬》1
◆罠(5枚)
- 《ヴァンパイアの支配》2
- 《ヴァンパイア・アウェイク》1
- 《無限泡影》2
【エクストラデッキ】(15枚)
- 《交血鬼ーヴァンパイア・シェリダン》1
- 《TG ワンダー・マジシャン》1
- 《サモン・ソーサレス》1
- 《ヴァンパイア・サッカー》2
- 《トロイメア・ゴブリン》1
- 《トロイメア・ケルベロス》1
- 《トロイメア・フェニックス》1
- 《トロイメア・グリフォン》1
- 《セキュリティ・ドラゴン》1
- 《水晶機巧ーハリファイバー》1
- 《リンクリボー》1
- 《ヴァレルロード・ドラゴン》1
- 《ファイアウォール・ドラゴン》1
- 《トポロジック・ボマー・ドラゴン》1
【サイドデッキ】
- 不明
【#遊戯王 大会情報】本日の遊戯王非公認大会は3名の方に集まっていただきました。
優勝はくララ様の「ヴァンパイア」デッキです!おめでとうございます!!
非公認大会は毎週火曜日16時から定期開催しております。 pic.twitter.com/ZQzEquCVDP
— イエローサブマリン町田GAME SHOP (@machida19) February 27, 2018
基本の構築は似ていますが、チューナーを多く採用しており、《水晶機巧-ハリファイバー》のリンク召喚に寄せた構築となっています。
また、《灰流うらら》など手札誘発カードも多めに採用していることで、相手の展開も妨害しやすいでしょう。
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「ヴァンパイア」とは
「ヴァンパイア」というテーマは、2013年に発売された「SHADOW SPECTERS(シャドウ・スペクターズ)」にて登場しました。
元々は蘇生効果やデッキ破壊効果に関する特徴を持ったテーマでしたが、今回紹介する「ヴァンパイア」新規カードは、①:相手モンスターのコントロールを奪いエクシーズ召喚等につなげる、②:LPを払いつつLPを回復する、という2つの特徴を持っています。
それでは、新規「ヴァンパイア」カードを中心に紹介していきます。
「ヴァンパイア」新規カードの紹介
「ヴァンパイア」新規カードの効果や使い方を紹介していきます。
【ヴァンパイア】デッキのメインとなるのは、《交血鬼ーヴァンパイア・シェリダン》です。
《交血鬼ーヴァンパイア・シェリダン》は、素材指定のないランク6エクシーズで、元々の持ち主が相手となるモンスターをエクシーズ素材とする場合、レベルを6として扱う効果を持っています。
例えば、相手からコントロールを奪ったモンスターがレベル4だったとしても、レベル6として扱い、《交血鬼ーヴァンパイア・シェリダン》のエクシーズ召喚に使用できます。
ただ、元々レベルを持たないモンスター(リンク・エクシーズ)は、エクシーズ召喚の素材にできないので注意が必要です。
「ヴァンパイア」上級モンスターの《ヴァンパイア・グリムゾン》《ヴァンパイア・スカージレット》《ヴァンパイア・レッドバロン》《ヴァンパイア・フロイライン》は、戦闘でモンスターを破壊したバトルフェイズ終了時に、破壊したモンスターを可能な限り自分フィールドに特殊召喚できます。
特殊召喚した相手モンスターは、レベル6として《交血鬼ーヴァンパイア・シェリダン》のエクシーズ素材にできます。
《交血鬼ーヴァンパイア・シェリダン》のエクシーズ召喚の素材数には上限がないため、多くのモンスターを奪い、素材を確保すると良いでしょう。
「ヴァンパイア」下級モンスターの《ヴァンパイアの使い魔》《ヴァンパイアの眷属》は、特殊召喚時に「ヴァンパイア」カードをサーチできます。
自身で墓地から特殊召喚する効果を持っているので、サーチ効果が発動しやすく、アドバンス召喚のリリースやコスト要員としても役立ちます。
デッキの展開スピードを高めるためにも、複数枚採用するのが良さそうですね。
新規「ヴァンパイア」魔法・罠カードは、「ヴァンパイア」モンスターの召喚・特殊召喚をサポートします。
《ヴァンパイア・デザイア》は墓地から、《ヴァンパイア・アウェイク》はデッキから、「ヴァンパイア」モンスターを特殊召喚します。
「ヴァンパイア」新規モンスターはレベル5・6が多いので、魔法・罠カードによる特殊召喚が中心となります。
《ヴァンパイアの支配》は、自分の場に「ヴァンパイア」モンスターが存在する場合、モンスター・魔法・罠の発動を無効にし破壊できる強力なカードです。
ノーコストで発動できるうえ、《ヴァンパイアの支配》で破壊したカードがモンスターだった場合、そのモンスターの攻撃力分LPを回復できます。
《ヴァンパイアの支配》の存在により、パーミッションよりの【ヴァンパイア】デッキも考えられそうです。
「ヴァンパイア」新規カードの効果概要
「デッキビルドパック ダーク・セイヴァーズ」にて登場する、「ヴァンパイア」新規カードの効果概要を以下にまとめました。
大きく、下級モンスター・上級モンスター・エクシーズモンスター・魔法・罠に分類できます。
◆ 「ヴァンパイア」下級モンスター
- 《ヴァンパイアの使い魔》[レベル1]
…特殊召喚に成功した場合、デッキから「ヴァンパイア」モンスターをサーチ。墓地に存在する場合、手札またはフィールドから「ヴァンパイア」カードを墓地に送って特殊召喚。 - 《ヴァンパイアの眷属》[レベル2]
…特殊召喚に成功した場合、デッキから「ヴァンパイア」魔法・罠カードをサーチ。墓地に存在する場合、手札またはフィールドから「ヴァンパイア」カードを墓地に送って特殊召喚。
◆ 「ヴァンパイア」上級モンスター
- 《ヴァンパイア・フロイライン》[レベル5]
…モンスターの攻撃宣言時、手札から特殊召喚。自分のアンデット族モンスターが戦闘を行うダメージ計算時、LPを払った数値分そのアンデット族モンスターの攻撃力をアップする。戦闘でモンスターを破壊したバトルフェイズ終了時に、破壊したモンスターを特殊召喚。 - 《ヴァンパイア・グリムゾン》[レベル5]
…自分の場のモンスターが破壊される代わりにLPを払うことができる。戦闘でモンスターを破壊したバトルフェイズ終了時に、破壊したモンスターを特殊召喚。 - 《ヴァンパイア・スカージレット》[レベル6]
…召喚・特殊召喚成功時、LPを払って墓地の「ヴァンパイア」モンスターを特殊召喚。戦闘でモンスターを破壊したバトルフェイズ終了時に、破壊したモンスターを特殊召喚。 - 《ヴァンパイア・レッドバロン》[レベル6]
…LPを払い、自身以外の自分のモンスター1体と、相手フィールドのモンスター1体のコントロールを入れ替える。戦闘でモンスターを破壊したバトルフェイズ終了時に、破壊したモンスターを特殊召喚。
◆ 「ヴァンパイア」エクシーズモンスター
- 《交血鬼ーヴァンパイア・シェリダン》[ランク6]
…エクシーズ素材を取り除いて相手の場のカードを1枚破壊。相手の場のモンスターが効果で墓地に送られた場合、そのモンスターを特殊召喚。
◆ 「ヴァンパイア」魔法カード
- 《ヴァンパイア・デザイア》
…自分の場の「ヴァンパイア」モンスターを対象に、デッキからレベルの異なる「ヴァンパイア」モンスターを墓地へ送り、対象のモンスターのレベルを墓地へ送った「ヴァンパイア」モンスターのレベルと同じにする。墓地の「ヴァンパイア」モンスターを対象に、自分フィールドのモンスターを墓地へ送り対象のモンスターを特殊召喚。 - 《ヴァンパイアの領域》
…LPを払い、通常召喚に加えて1ターンに一度「ヴァンパイア」モンスターを召喚できる。「ヴァンパイア」モンスターが相手に戦闘ダメージを与えたとき、その数値分自分のLPを回復する。
◆ 「ヴァンパイア」罠カード
- 《ヴァンパイア・アウェイク》
…デッキから「ヴァンパイア」モンスターを特殊召喚。 - 《ヴァンパイアの支配》
…自分の場に「ヴァンパイア」モンスターが存在する時、モンスターの効果・魔法・罠の発動を無効にして破壊。モンスターを破壊した場合、その攻撃力分LP回復。
「ヴァンパイア」新規カードの画像・詳細
「ヴァンパイア」新規カードの画像・効果の詳細は以下にまとめました。
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【ヴァンパイア】デッキ 回し方
続いて、【ヴァンパイア】デッキの回し方・動かし方について解説していきます。
【ヴァンパイア】デッキは、以下の流れで展開していきます。
- 展開①:墓地肥やしからの展開
- 展開②:「ヴァンパイア」モンスターの戦闘をサポート
- 展開③:相手モンスターを奪って展開
- 展開④:リンクモンスターにより展開力をさらにアップ
展開①:墓地肥やしからの展開
【ヴァンパイア】デッキの展開は、墓地肥やしから始まります。
《終末の騎士》《おろかな埋葬》などで、《ヴァンパイアの使い魔》《ヴァンパイアの眷属》を墓地に送ります。
《ヴァンパイアの使い魔》《ヴァンパイアの眷属》は、墓地から自己蘇生でき、特殊召喚に成功するとサーチ効果が発動できます。
また、墓地肥やしとしては、《ヴァンパイア・デザイア》も活用できます。
《ヴァンパイア・デザイア》は、フィールドの「ヴァンパイア」モンスターを選択し、異なるレベルの「ヴァンパイア」モンスターを墓地へ送る効果を持ちます。
また、選択した「ヴァンパイア」モンスターのレベルを墓地へ送った「ヴァンパイア」モンスターと同じレベルにします。
《ヴァンパイア・レッドバロン》などの「ヴァンパイア」レベル6モンスターを墓地に送り、フィールドのモンスターをレベル6として扱うことで、《交血鬼ーヴァンパイア・シェリダン》がエクシーズ召喚できます。
展開②:「ヴァンパイア」モンスターの戦闘をサポート
「ヴァンパイア」上級モンスターは、相手モンスターを戦闘破壊することで、破壊したモンスターを自分フィールドに特殊召喚する効果を持っています。
そのため、「ヴァンパイア」モンスターの戦闘をサポートするカードが重要となります。
《ヴァンパイア・フロイライン》は、自分のアンデット族モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に、100の倍数のLPを払ってその数値分自分のアンデット族モンスターの功・守を上げることができます。
この効果を活用することで、相手モンスターを戦闘破壊しやすくなります。
コストとなるLPは、《ヴァンパイアの領域》の効果によって補っていきます。
《ヴァンパイアの領域》は、自分の「ヴァンパイア」モンスターが相手に戦闘ダメージを与えたときに、その数値分自分のLPを回復する効果を持ちます。
展開③:相手モンスターを奪って展開
中盤以降は、相手モンスターのコントロールを奪う効果を使い、《交血鬼ーヴァンパイア・シェリダン》のエクシーズ召喚につなげていきます。
《交血鬼ーヴァンパイア・シェリダン》は、元々の持ち主が相手となる自分モンスターをレベルを6としてエクシーズ素材にすることができます。
「ヴァンパイア」上級モンスターは戦闘破壊した相手モンスターを自分フィールドに特殊召喚できるので、《交血鬼ーヴァンパイア・シェリダン》のエクシーズ素材に最適です。
《ヴァンパイア・レッドバロン》は、戦闘破壊時の効果に加えて、自分フィールドのモンスターと相手フィールドのモンスターのコントロールを入れ替える効果を持っています。
《ヴァンパイア・レッドバロン》自身もレベル6であるため、《交血鬼ーヴァンパイア・シェリダン》を主軸としたい場合、優先的に採用すると良いでしょう。
コントロールを奪うカードとしては、《精神操作》なども役立ちます。
《精神操作》を使用する場合、コントロールを奪ったモンスターはリリースや攻撃要因に使えませんが、《交血鬼ーヴァンパイア・シェリダン》のエクシーズ素材としては十分活用できます。
展開④:リンクモンスターにより展開力をさらにアップ
【ヴァンパイア】デッキでは、《ヴァンパイア・サッカー》《サモン・ソーサレス》などのリンクモンスターが活用できます。
《ヴァンパイア・サッカー》は、相手モンスターを相手フィールドに蘇生させ自分は1ドロー、そしてアドバンス召喚にそのモンスターをリリースできる効果をもつ、「ヴァンパイア」リンク2モンスターです。
アンデット族2体でリンク召喚できるため、【ヴァンパイア】デッキへの採用はほとんど必須になりそうです。
《サモン・ソーサレス》は、同じ種族のモンスター2体以上からリンク召喚できるリンク3モンスターで、リンク先のモンスターと同じ種族のモンスターをデッキから特殊召喚する効果を持ちます。
「ヴァンパイア」モンスターはアンデット族で統一されているため、簡単にリンク召喚できます。
そして、「ヴァンパイア」モンスターをデッキから特殊召喚できるため、「ヴァンパイア」の盤面を固めることができます。
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【ヴァンパイア】デッキ 相性の良いカード・テーマ
最後に、【ヴァンパイア】デッキを強化できる、相性の良いカード・テーマをまとめました。
デッキ構築に応じて採用するカードを選んでみてください。
◆ 「ヴァンパイア」既存カード
- 《ヴァンパイア帝国》
- 《ヴァンパイア・シフト》
- 《ヴァンパイア・ソーサラー》
- 《カース・オブ・ヴァンパイア》
- 《ヴァンパイア・サッカー》
◆ 相性の良いカード
- 《邪神機ー獄炎》
- 《馬頭鬼》
- 《牛頭鬼》
- 《ユニゾンビ》
- 《アンデット・ワールド》
- 《ミイラの呼び声》
- 《生者の書ー禁断の呪術ー》
- 《強制転移》
- 《おろかな埋葬》
◆ 相性の良いテーマ
- 「不知火」
- 「ヴェンデット」
「ヴァンパイア」既存カード
《ヴァンパイア帝国》
《ヴァンパイア帝国(エンパイア)》は、フィールドの「ヴァンパイア」モンスターの攻撃力を、ダメージ計算時のみ500ポイントアップさせるフィールド魔法です。
また、相手のデッキからカードが墓地に送られた場合、自分の手札・デッキの「ヴァンパイア」モンスターを墓地に送ることで、フィールドのカードを破壊できます。
《ヴァンパイア・シフト》
《ヴァンパイア・シフト》は、《ヴァンパイア帝国》をデッキから発動し、その後墓地から「ヴァンパイア」モンスターを表側守備表示で特殊召喚できる罠カードです。
特殊召喚したモンスターは、エクシーズ素材などに活用できます。
《ヴァンパイア帝国》を採用するのであれば、合わせて採用したいカードです。
《ヴァンパイア・ソーサラー》
《ヴァンパイア・ソーサラー》は、相手によって墓地に送られた場合に、「ヴァンパイア」カードをサーチできるモンスターです。
また、墓地から自身を除外することで、そのターンに1度だけレベル5以上の「ヴァンパイア」モンスターのリリースをなくすことができます。
《おろかな埋葬》などと合わせて使うことで、「ヴァンパイア」上級モンスターを召喚しやすくなります。
《カース・オブ・ヴァンパイア》
《カース・オブ・ヴァンパイア》は、戦闘破壊された際に500LPを払って自己蘇生できるモンスターです。
レベル6なので、《交血鬼ーヴァンパイア・シェリダン》のエクシーズ素材として採用しやすい「ヴァンパイア」モンスターです。
《ヴァンパイア・サッカー》
《ヴァンパイア・サッカー》は、アンデット族2体からリンク召喚できる「ヴァンパイア」リンクモンスターです。
相手の墓地のモンスターを、相手フィールドにアンデット族として特殊召喚する効果と、自分がアドバンス召喚をする際に相手のアンデット族モンスターをリリースすることができる効果がとても強力です。
「ヴァンパイア」新規モンスターはレベル5以上でリリースが必要になるため、相性がとても良いです。
相性の良いモンスター
《邪神機ー獄炎》
《邪神機ー獄炎》は、リリースなしで召喚できるレベル6・アンデット族モンスターです。
レベル6であるため、《交血鬼ーヴァンパイア・シェリダン》のエクシーズ素材として使いやすいです。
「ヴァンパイア」モンスターはほとんどがアンデット族のため、《邪神機ー獄炎》自身の効果でダメージを受けるデメリットも押さえやすいでしょう。
《馬頭鬼》
《馬頭鬼》は、墓地から自身を除外して、墓地のアンデット族モンスターを特殊召喚できるモンスターです。
アンデット族デッキでは広く採用されるカードです。
《ヴァンパイア・デザイア》などで墓地に送った「ヴァンパイア」モンスターが特殊召喚できるため、相性が良いです。
《牛頭鬼》
《牛頭鬼》は、デッキからアンデット族モンスターを墓地へ送る効果と、墓地に送られた場合に手札からアンデット族モンスターを特殊召喚できる効果を持つモンスターです。
《馬頭鬼》と同様に、アンデット族の特殊召喚をサポートするカードです。
こちらは墓地肥やしとしても使えるため、墓地へカードを送ってから展開していきたい場合、《馬頭鬼》よりも《牛頭鬼》を採用すると良いでしょう。
《ユニゾンビ》
《ユニゾンビ》は、手札を捨ててレベルを1つ上げる効果と、デッキからアンデット族モンスターを送り、レベルを1つ上げる効果を持つモンスターです。
墓地にアンデット族の「ヴァンパイア」モンスターを送りやすく、またレベルを上げる効果が《交血鬼ーヴァンパイア・シェリダン》のエクシーズ召喚と相性が良いです。
「レアリティ・コレクション」に再録されたため、採用しやすくなりましたね。
相性の良い魔法
《アンデット・ワールド》
《アンデット・ワールド》は、お互いのフィールド・墓地のモンスターをアンデット族として扱うフィールド魔法です。
また、アンデット族以外のアドバンス召喚を封じる効果も持ち、相手の展開を妨害するメタカードにもなります。
《盆回し》で送り付けるのも一つの手段になりそうです。
《ミイラの呼び声》
《ミイラの呼び声》は、自分フィールドにモンスターが存在しない場合、手札からアンデット族を特殊召喚できる永続魔法です。
《ヴァンパイアの領域》は通常召喚を増やすのに対し、こちらは特殊召喚です。
先に《ミイラの呼び声》で特殊召喚を行い、その後「ヴァンパイア」モンスターを続けて召喚していくと良いでしょう。
《生者の書ー禁断の呪術ー》
《生者の書ー禁断の呪術ー》は、自分の墓地のアンデット族モンスターを特殊召喚し、相手の墓地のモンスターを除外する魔法カードです。
「ヴァンパイア」はアンデット族で統一されているため、墓地の「ヴァンパイア」モンスターを特殊召喚できます。
「ヴァンパイア」カードの効果によって「ヴァンパイア」モンスターを墓地へ送る機会は多いため、採用して損はないでしょう。
《強制転移》
《強制転移》は、自分と相手のモンスターのコントロールを1体ずつ入れ替える魔法カードです。
相手モンスターのコントロールを奪えるため、《交血鬼ーヴァンパイア・シェリダン》のエクシーズ素材にしやすいです。
対象を取らない効果のため、相手のモンスターの数が少なく、選べない状況ほど有利に働きます。
《おろかな埋葬》
《おろかな埋葬》は、デッキからモンスターを1体墓地へ送ることができる魔法カードです。
《ヴァンパイアの使い魔》や《ヴァンパイアの眷属》は墓地からの特殊召喚がしやすく、特殊召喚した際に「ヴァンパイア」カードをサーチできます。
《おろかな埋葬》を経由することで、「ヴァンパイア」カードのサーチまでつなげられます。
相性の良いテーマ
「不知火(しらぬい)」
「不知火」は、アンデット族モンスターで統一されたシンクロ召喚を得意とするテーマです。
《妖刀ー不知火》の効果を使い、レベル6シンクロモンスター《刀神ー不知火》がシンクロ召喚でき、《交血鬼ーヴァンパイア・シェリダン》のエクシーズ召喚につなげられます。
特殊召喚しやすいアンデット族テーマなので、《ヴァンパイア・サッカー》にもつなげやすいです。
◆ 「不知火」おすすめ記事
⇒ 【不知火デッキ まとめ】デッキレシピ,回し方,相性の良いカードを簡単に解説,考察!
「ヴェンデット」
「ヴェンデット」は、アンデット族を中心とする儀式テーマです。
儀式モンスター《リヴェンデット・スレイヤー》は、墓地から儀式召喚できるため、墓地肥やしの【ヴァンパイア】デッキに組み込めます。
また、《リヴェンデット・スレイヤー》はレベル6なので、《交血鬼ーヴァンパイア・シェリダン》とも噛み合いますね。
◆ 「ヴェンデット」おすすめ記事
⇒ 【遊戯王】『ヴェンデット』デッキ: 大会優勝デッキレシピを解説,考察!
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まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、大会で優勝した【ヴァンパイア】デッキについて、デッキレシピ・採用カード・展開ルートを解説・考察させていただきました。
【ヴァンパイア】デッキはエクシーズ召喚に加えて、リンク召喚を用いた展開にも向いているようです。
「ヴァンパイア」モンスターは展開力が高く、他のテーマと組み合わせることでもその力を発揮することができそうですね。
引き続き、遊戯王の最新テーマの優勝デッキについても記事にしていきます。
「ダーク・セイヴァーズ」収録テーマ大会優勝デッキ | ||
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ヴァンパイア | 空牙団 | 閃刀姫 |