【トリックスター】は、バーンダメージを得意とする光属性・天使族のテーマで、2018年1月環境の環境デッキです。
「トリックスター」モンスターは、相手の魔法・罠の発動や、カードを手札に加えることがトリガーとなって、バーンダメージを与える効果を持ちます。
「遊戯王VRAINS」で、ヒロインの「ブルーエンジェル(財前葵)」が使用するテーマでもあります。
今回は、大会優勝した【トリックスター】デッキのデッキレシピ・回し方を紹介し、新制限ならではの採用カード・プレイング・環境対策などを考察していきます。
ぜひ、デッキ構築の参考にしてみてください。
もくじ
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【トリックスター】デッキ:大会優勝/入賞デッキレシピまとめ(2019年1月環境)
2019年1月環境での【トリックスター】デッキの大会優勝/入賞デッキを以下にまとめました。
リンクをタップすることで、デッキレシピが見られます。
【トリックスター】大会優勝/入賞デッキレシピ
【閃刀姫トリックスター】大会優勝/入賞デッキレシピ
【機界騎士トリックスター】大会優勝/入賞デッキレシピ
【ヴォルカニックトリックスター】大会優勝/入賞デッキレシピ
【ダイーザトリックスター】大会優勝/入賞デッキレシピ
2019年1月環境で大会優勝したデッキについては、「【遊戯王 2019年4月環境】最強デッキランキング: 大会優勝デッキレシピ500個以上まとめ」という記事にまとめています。
「遊戯王の環境が知りたい」「強いデッキを作りたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
【トリックスター】大会優勝デッキレシピ①
2018年1月~3月環境の大会で優勝した【トリックスター】のデッキレシピはこちらです。
【メインデッキ】(40枚)
◆ モンスター(23枚)
- 《トリックスター・キャンディナ》3
- 《トリックスター・マンジュシカ》3
- 《トリックスター・キャロベイン》2
- 《トリックスター・リリーベル》1
- 《BFー朧影のゴウフウ》1
- 《幽鬼うさぎ》3
- 《灰流うらら》3
- 《増殖するG》3
- 《エフェクト・ヴェーラー》1
- 《百万喰らいのグラットン》3
◆ 魔法(12枚)
- 《トリックスター・ライトステージ》3
- 《盆回し》2
- 《混沌の場》1
- 《チキン・レース》1
- 《テラ・フォーミング》1
- 《スケープ・ゴート》2
- 《コズミック・サイクロン》2
◆ 罠(5枚)
- 《神の通告》1
- 《神の宣告》1
- 《神の警告》2
- 《激流葬》1
【エクストラデッキ】(15枚)
- 《リンクリボー》1
- 《リンク・スパイダー》2
- 《ミセス・レディエント》1
- 《トリックスター・ホーリーエンジェル》1
- 《セキュリティ・ドラゴン》1
- 《プロキシー・ドラゴン》1
- 《デコード・トーカー》1
- 《星杯戦士 ニンギルス》1
- 《電影の戦士ガイアセイバー》1
- 《トポロジック・ボマー・ドラゴン》1
- 《鎖龍蛇ースカルデットー》1
- 《ヴァレルロード・ドラゴン》1
- 《えん魔竜 レッド・デーモン》1
【サイドデッキ】(15枚)
- 《次元障壁》2
- 《魔封じの芳香》2
- 《醒めない悪夢》1
- 《激流葬》1
- 《拮抗勝負》2
- 《業炎のバリアーファイアー・フォース》1
- 《エフェクト・ヴェーラー》1
- 《ハーピィの羽根箒》1
- 《ブラック・ホール》2
- 《精神操作》2
太陽csで使用したトリックスターです!ゆかいcsで使用したときより少し丸くしてます。
えん魔竜はキャロベインとうさぎorうららで出す8シンクロで、スキドレ下3000打点兼フィニッシャーですが流石にスカーライトの方が丸いです。 pic.twitter.com/2mbsptmgLB— れと (@reto_4315110) December 25, 2017
【トリックスター】大会優勝デッキ①考察
それでは、2018年1月~3月環境の大会で優勝した【トリックスター】デッキを考察していきます。
環境デッキである理由とその強み、目立った採用カードについて解説します。
【トリックスター】が環境デッキである理由とその強み
【トリックスター】が環境に食い込める最大の理由は、デッキスロットを豊富に空けられるからではないでしょうか。
【トリックスター】デッキは、最低限以下のカードを採用するだけでデッキが成立し、残りの枠を汎用カードや流行デッキのメタカードに当てることができます。
- 《トリックスター・キャンディナ》3
- 《トリックスター・マンジュシカ》3
- 《トリックスター・リリーベル》1
- 《トリックスター・ライトステージ》3
- 《トリックスター・リンカーネイション》1
また【トリックスター】デッキには、《トリックスター・キャンディナ》と《トリックスター・ライトステージ》の2種類のサーチカードがあり、デッキの安定感が非常に高いです。
《トリックスター・キャンディナ》《トリックスター・ライトステージ》に加え、これらにアクセスできる《テラ・フォーミング》《盆回し》のどれかを引くだけでデッキが回りはじめるため、様々なデッキに対応できるメタカードをふんだんに採用することができます。
大会環境のデッキで重要となる、手札誘発モンスターも多数採用できるでしょう。
《百万喰らいのグラットン》の採用
2018年1月~3月環境の【トリックスター】デッキには、《百万喰らいのグラットン》がよく採用されています。
《百万喰らいのグラットン》の採用には、エクストラデッキの枠を必要としますが、「トリックスター」は下級モンスターが非常に優秀で、下級モンスターでビートダウンしていく方が良い場面が多いです。
そのため、リンク召喚・エクシーズ召喚などに依存せず、他の環境デッキと比べると、エクストラデッキの依存度は低くなります。
特殊召喚のコストとしてEXデッキのカードを除外する《百万喰らいのグラットン》ですが、【トリックスター】デッキなら気になりません。
《スケープ・ゴート》の採用
2018年1月~3月環境の【トリックスター】デッキでは、《スケープ・ゴート》がよく採用されています。
《スケープ・ゴート》を相手エンドフェイズに発動すれば、《リンクリボー》や《プロキシー・ドラゴン》を経由してリンク4モンスターを特殊召喚できます。
元々積極的にリンク召喚を狙っていくデッキではないので、エクストラデッキのモンスターは《スケープ・ゴート》からのリンク召喚のために、使用されています。
《盆回し》で送りつけるフィールド魔法
2018年1月~3月環境の【トリックスター】デッキでは、《盆回し》で相手に送りつけるフィールド魔法として、《混沌の場》がよく採用されています。
《混沌の場》は、発動時に「カオス・ソルジャー」儀式モンスターまたは「暗黒騎士ガイア」モンスター1体を手札に加える強制効果があるため、デッキにこれらのカードがないと発動自体ができません。
《盆回し》で送りつけることで相手のフィールド魔法の発動を完全にロックできます。
また、紹介した【トリックスター】デッキでは、《盆回し》用カードとして《チキンレース》も採用されています。
《盆回し》で相手に送りつけた場合相手にドローを許しますが、ドローは《トリックスター・マンジュシカ》の効果トリガーとなりますし、《チキンレース》の1000ライフコストも、相手のライフダメージに貢献します。
《コズミック・サイクロン》の採用
紹介した【トリックスター】デッキでは、《コズミック・サイクロン》が採用されています。
《コズミック・サイクロン》は、【真竜】デッキが環境トップだった時に注目されていたカードですが、再び採用が目立ってきています。
現環境では【魔術師】【セフィラ】といったペンデュラム系のデッキが台頭してきており、ペンデュラムモンスターを再利用させない《コズミック・サイクロン》が有効となっています。
また、環境デッキ【彼岸】【青眼】でよく採用されている《スキル・ドレイン》に対しても有効です。
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【トリックスター】日本代表デッキレシピ
日本代表の権利を獲得した【トリックスター】のデッキレシピはこちらです。(2017年4月環境)
【メインデッキ】(40枚)
◆モンスター(16枚)
- 3《トリックスター・キャンディナ》
- 3《トリックスター・マンジュシカ》
- 1《トリックスター・リリーベル》
- 3《オネスト》
- 3《ドロール&ロックバード》
- 3《増殖するG》
◆魔法(17枚)
- 3《ドン・サウザンドの契約》
- 1《ハーピィの羽根帚》
- 3《トリックスター・ライトステージ》
- 3《チキンレース》
- 3《テラ・フォーミング》
- 1《ブラック・ホール》
- 3《サモンチェーン》
◆罠(7枚)
- 3《トリックスター・リンカーネイション》
- 3《攪乱作戦》
- 1《破壊輪》
【エクストラデッキ】(15枚)
- 1《幻影騎士団ブレイクソード》
- 1《励輝士 ヴェルズビュート》
- 2《No.41 泥睡魔獣バグースカ》
- 1《No.39 希望皇ホープ》
- 1《SNo.39 希望皇ホープONE》
- 1《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》
- 1《十二獣ワイルドボウ》
- 2《トリックスター・ホーリーエンジェル》
- 3《プロキシー・ドラゴン》
- 1《デコード・トーカー》
- 1《トポロジック・ボマー・ドラゴン》
【サイドデッキ】(15枚)
- 1《壊星壊獣ジズキエル》
- 1《怪粉壊獣ガダーラ》
- 1《海亀壊獣ガメシエル》
- 1《妨げられた壊獣の眠り》
- 3《精神操作》
- 1《一時休戦》
- 3《威嚇する咆哮》
- 3《覇者の一括》
- 1《仁王立ち》
西日本選考会・日本代表になりました! pic.twitter.com/0IQ49OJkUk
— えくたん(゚∀゚)/ (@EXODIA07) June 24, 2017
※Yu-Gi-Oh! World Championship 2017 一般の部 選考会西日本 6月24日 (土)
【トリックスター】日本代表デッキを解説
それでは、この日本代表【トリックスター】デッキの解説をしていきます。
構成としてはなんの不純物もない、まさしくThe【トリックスター】といったところですね。
聞くところによると、先行ワンキルができるとかできないとか・・・
どのように回していくのか詳しく見ていきましょう。
【トリックスター】の戦法
基本的な勝ち方としては、「トリックスター」カードによる、地味にチクチク与えるバーン効果を使っていきます。
メインで使っていくものでは、これらが挙げられます。
- 《トリックスター・キャンディナ》
→相手が魔法・罠カードを発動する度に200バーン - 《トリックスター・マンジュシカ》
→相手の手札にカードが加わる度に、加えたカードの数×200バーン - 《トリックスター・ライトステージ》
→「トリックスター」モンスターが戦闘・効果で相手にダメージを与える度に200バーン
「たった200ダメージでしょ?」と侮ることなかれ。
蓄積すればあっという間に8000ライフポイントは削られてしまいます。
「トリックスター」と相性抜群のカードをふんだんに
《トリックスター・キャンディナ》のサーチ効果は優秀ですが、通常召喚した時でしか発動できないのが難点。
ただ、ターン1効果ではないので《サモンチェーン》で召喚権を増やしてあげれば「トリックスター」モンスターを複数体並べることができます。
- 《トリックスター・キャンディナ》を通常召喚→サーチ効果(チェーン1)
- これにチェーンして《トリックスター・マンジュシカ》の特殊召喚効果(チェーン2)
- 《サモンチェーン》発動(チェーン3なので可)
という流れで簡単に通常召喚を3回まで行うことが可能になります。
同名カードも問題なくサーチできるのは本当に優秀です。
最近【トリックスター】での採用が増えている《ドン・サウザンドの契約》ですが、(1)の効果で1000ポイントも削れ、(2)の効果で《トリックスター・リンカーネイション》でドローしたカードは全て見れるので、セットした魔法・罠カードが確認でき、《トリックスター・ライトステージ》が発動している状態ならばセットカードの除去にも一役買ってくれます。
「トリックスター」の打点は今一つですが、全て光属性なので《オネスト》で戦闘での対策はバッチリです。
《トリックスター・リンカーネイション》からのハンデスコンボ
「【トリックスター】と言えば・・・?」と聞かれると真っ先に思い浮かぶのはこのコンボでしょう。
そう、《トリックスター・リンカーネイション》と《ドロール&ロックバード》のハンデスコンボです。
簡単に説明すると、《トリックスター・リンカーネイション》で手札を全て除外して、本来なら同じ枚数分引けるけど《ドロール&ロックバード》で引けませんよってことです。
環境デッキでは採用率の高い手札誘発系の《灰流うらら》ですが、せっかくのコンボが止まっちゃうので不採用となっています。
誰が最初に思いついたのか知りませんが、食らってしまうと本当に何もできなくなるのでキツいです(ワタシも大会で何度いじめられたことか・・・)
このデッキでは似た効果をもつ《攪乱作戦》もガン済みで採用されているので、ハンデスコンボに特化した構築にもなっています。
今後の構築は?
7月からリミットレギュレーションが改変されるため、構築にも少し変化が見られると予想されます。
思いっきり【十二獣】は規制がかかりますので、対策としてサイドデッキに採用していた《精神操作》や、奪った「十二獣」モンスターに乗っける要因であろう《十二獣ワイルドボウ》あたりは別のものに変更されることも考えられます。
ただ、海外での選考会は【十二獣】ばかりなようで、もしかすると大会でのリミットレギュレーションは7月からのものとは別のものになるかもしれないので、その部分はちょっと分からないですね。
《テラ・フォーミング》は2枚までしか入れられなくなりますが、ドローソースの多い構築ですし、回していく分にはさほど影響はないかもしれません。
減った代わりに《ブラック・ホール》をもう1枚入れるだけかもしれませんねw
このあたりは次弾の新規「トリックスター」カードも貢献してくる・・・かも?
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『トリックスター』大会優勝デッキレシピ③
【トリックスター】の大会優勝デッキレシピはこちらです。(2017年4月環境)
【メインデッキ】(40枚)
◆ モンスター(17枚)
- 《トリックスター・キャンディナ》3
- 《トリックスター・リリーベル》3
- 《トリックスター・マンジュシカ》3
- 《灰流うらら》1
- 《オネスト》3
- 《幽鬼うさぎ》2
- 《増殖するG》2
◆ 魔法(13枚)
- 《トリックスター・ライトステージ》3
- 《テラフォーミング》3
- 《コズミック・サイクロン》3
- 《強欲で貪欲な壺》2
- 《サモン・チェーン》2
◆ 罠(10枚)
- 《トリックスター・リンカーネーション》3
- 《魔封じの芳香》3
- 《神の宣告》1
- 《神の警告》1
- 《神の通告》2
遊戯王公認大会終了
しましたよー!!(゚∀゚)命削り真竜やメタルkozmoなど
いる中で優勝は…『ゆっきん』さんの
『トリックスター』デッキでした!
おめでとうございます!!さっそく新テーマの優勝で
盛り上がりましたね!明日も15時より公認大会お願いします! pic.twitter.com/e492BxsjUe
— にっひー@元ティム中央林間店 (@tim_churin) April 15, 2017
【トリックスター】デッキレシピ③の特徴・解説
この大会優勝した「トリックスター」のデッキレシピの特徴はこの3点でしょう。
- バーンデッキではなく、罠ビート
- サモン・チェーンの採用
- 魔封じの芳香の採用
それぞれ解説していきます。
バーンデッキではなく、罠ビート
まず、大会優勝した【トリックスター】デッキは、バーンデッキではなく、罠カードを使ったビートダウンのようです。
そのため、最近高騰している《悪夢の拷問部屋》や《グリード》は入れていません。
《オネスト》戦闘補助をしつつ、戦闘+バーンで戦うようです。
また、お約束の手札誘発《幽鬼うさぎ》《灰流うらら》《増殖するG》が積まれています。
《サモンチェーン》の採用
《サモンチェーン/Chain Summoning》
速攻魔法
チェーン3以降に発動できる。 このターン自分は通常召喚を3回まで行う事ができる。 同一チェーン上に複数回同名カードの効果が発動している場合、 このカードは発動できない。
特徴的なカードとして《サモン・チェーン》が採用されています。
《サモンチェーン》は、1枚引けば先行ワンキルができるほどの展開補助力を持っています。
→『トリックスター』で先行ワンキル!?展開ルート・回し方を解説!
ワンキルを狙わないにしても、《トリックスター・キャンディナ》のサーチ効果を何度も使用できます。
魔封じの芳香の採用
《魔封じの芳香/Anti-Spell Fragrance》
永続罠
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、 お互いに魔法カードはセットしなければ発動できず、 セットしたプレイヤーから見て次の自分ターンが来るまで発動できない。
また、《魔封じの芳香》を採用しているのも独特です。
《魔封じの芳香》は、魔法カードを伏せたターンに使えない効果を持っており、毎ターン伏せカードを除去できる《トリックスター・ライトステージ》と非常に相性が良いです。
「真竜」の《ドラゴニックD》などの発動を遅らせることもでき、環境にもしっかり刺さっています。
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今だけ参加特典として、きりぶろLINE限定情報をプレゼント中。 すでに6,000人以上のデュエリストが参加しています。
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まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、2018年1月~3月環境の大会優勝した【トリックスター】デッキのデッキレシピを紹介し、新制限ならではの採用カード・プレイング・環境対策などを考察しました。
「トリックスター」の200バーンは地味に思えますが、戦ってみると、あっという間にライフをもっていかれてしまいます。
アニメのメインキャラのデッキということもあり、新規カードの登場が期待できるのも嬉しいですね。
引き続き、遊戯王の環境情報として大会優勝レシピを解説していきます。