《屋敷わらし(やしきわらし)》は、1月13日発売の最新ブースターパック「フレイムズ・オブ・デストラクション」に収録されたモンスターカードです。
墓地に関する効果に対抗した手札誘発モンスターで、《灰流うらら》《幽鬼うさぎ》のように大会環境で採用をされるのか、注目を集めるカードでもあります。
今回は、そんな可能性を秘めた《屋敷わらし》の効果を紹介・解説し、考察していきます。
皆さんのデッキ構築や環境対策の参考になれば幸いです。
《屋敷わらし》の価格・相場は、以下の記事で調査しています。
⇒【遊戯王】《屋敷わらし》初動価格,買取相場まとめ!シクは5500円買取!?
もくじ
スポンサーリンク
《屋敷わらし》効果の紹介・解説
それでは早速、《屋敷わらし(やしきわらし)》の効果について紹介・解説していきます。
《屋敷わらし(やしきわらし)》
効果モンスター・チューナー
地属性/ レベル3/ アンデット族/ ATK 0/ DEF 1800
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:以下のいずれかの効果を含む魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、このカードを手札から捨てて発動できる。その発動を無効にする。
●墓地からカードを手札・デッキ・EXデッキに加える効果
●墓地からモンスターを特殊召喚する効果
●墓地からカードを除外する効果
地属性のメリット
《屋敷わらし》は「地属性」の属性はを持つため、様々なメリットがあります。
まず、シンクロ素材の条件を満たせるため、《ナチュル・ビースト》《ナチュル・パルキオン》の「ナチュル」Sモンスターを採用するデッキでは採用しやすいです。
次に、《ミセス・レディエント》を採用するデッキであれば、《屋敷わらし》を採用するメリットが大きいです。
《ミセス・レディエント》は、破壊されたときに墓地の地属性モンスターを手札に加えることができるため、手札誘発効果で墓地に捨てた《屋敷わらし》を再び手札に戻せます。
あえて手札にあることを見せることで、相手をけん制することもできそうです。
また、《真竜皇リトスアジムD》の効果で《ミセス・レディエント》を破壊しつつ、《屋敷わらし》を手札に戻すというコンボも組めそうです。
墓地に関する効果を無効にする
《屋敷わらし》は、墓地からカードを加える・特殊召喚する・除外する効果を無効にする手札誘発効果を持っています。
大会での採用率が高い《灰流うらら》と似ていますが、《灰流うらら》は「デッキから」というのがポイントになるのに対し、《屋敷わらし》は「墓地から」というのがポイントになります。
墓地を活用するテーマに対して、非常に対策カードと言えるでしょう。
《ミラクル・コンタクト》や《オーバーロード・フュージョン》など、墓地のカードを用いて融合召喚を行うカードに対しても刺さります。
《屋敷わらし》は、「フレイムズ・オブ・デストラクション」に新規テーマとして収録されている【トロイメア】に対しても有効です。
メインモンスターである《夢幻崩界イヴリース》は、フィールドから墓地に送られた場合に、相手フィールドに特殊召喚できる効果を持っています。
《夢幻崩界イヴリース》がフィールドに存在する場合、そのコントローラーはリンクモンスターしか特殊召喚できません。
《屋敷わらし》は、この《夢幻崩界イヴリース》の特殊召喚を止めることができ、【トロイメア】の特殊召喚封じを阻止することができます。
《屋敷わらし》効果の考察
次は、《屋敷わらし》の手札誘発効果をパターン別に考察をしていきます。
- 墓地からカードを手札・デッキ・EXデッキに加える効果
- 墓地からモンスターを特殊召喚する効果
- 墓地からカードを除外する効果
墓地からカードを手札・デッキ・EXデッキに加える効果
《屋敷わらし》の「墓地からカードを加える効果を止める効果」について考察します。
この効果は、《貪欲な壺》など、効果処理時に墓地からデッキにカードを加える効果を持つカードに対して使用できます。
また、「シャドール」融合モンスターの共通効果にみられる、《影依融合》を墓地からカードを手札に加える効果などにも有効です。
ただ、発動のコストとして墓地から手札・デッキ・EXデッキに戻す場合、その後の効果を止めることができません。
墓地からモンスターを特殊召喚する効果
《屋敷わらし》の「墓地から特殊召喚する効果を止める効果」について考察します。
墓地からの特殊召喚に関するカードは、ほとんどのテーマで採用されているので、手札で腐ることは少ないでしょう。
無効化できる代表的な蘇生カードとしては、《死者蘇生》や《ソウル・チャージ》などがあります。
墓地を肥やしてから特殊召喚で展開する【アンデット族】デッキなどを相手にする場合、特に使いどころが多くなりそうです。
墓地からカードを除外する効果
《屋敷わらし》の「墓地から除外する効果を止める効果」について考察していきます。
【インフェルノイド】デッキなど、墓地のカードを除外してくるデッキを相手にする場合、対策カードとして活躍します。
また、《氷結界の龍 トリシューラ》《D.D.クロウ》など、こちらの墓地を直接除外してくる効果も止めることができます。
自分が墓地を肥やすデッキであれば、墓地のカードを守る目的でも採用できそうです。
ただ先ほどと同様、特殊召喚や発動のコストとして除外されてしまう場合、効果を止めることはできません。
スポンサーリンク
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、《屋敷わらし》の効果を紹介・解説し、効果を考察しました。
《幽鬼うさぎ》《浮幽さくら》《灰流うらら》に次ぐ手札誘発モンスターがついに登場しましたね。
《屋敷わらし》はイラストアドも非常に高いカードなので、効果とともに相場の方も気になると思います。
墓地からの展開を止めるカードは、私の愛用している【バスブレ】デッキに非常に痛いので、新たな動きを考えてみることにします。
今後、《屋敷わらし》の動向に目が離せなさそうです。
引き続き、遊戯王のカード考察を記事にしていきます。
◆ 《屋敷わらし》おすすめ記事
⇒【遊戯王】《屋敷わらし》初動価格,買取相場まとめ!シクは5500円買取!?