【帝王】デッキは、「ストラクチャーデッキR 真帝王降臨」で強化されたアドバンス召喚を主軸とするデッキです。
エクストラデッキを使わず、むしろ相手のエクストラデッキからの特殊召喚を封じながら勝利を目指します。
今回は、大会で優勝した【帝王】デッキのデッキレシピ・回し方を解説・考察していきます。
是非、デッキ構築の参考にしてみて下さい。
もくじ
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【帝王】デッキ:大会優勝/入賞デッキレシピまとめ
【帝王(ていおう)】デッキの大会優勝/入賞デッキを以下にまとめました。
リンクをタップすることで、デッキレシピが見られます。
【帝王】デッキ:大会優勝デッキレシピ
- ホビーステーション大宮店(2018年10月制限)
- 【公式】遊戯王OCG(2018年10月制限)
- イーフォーラム河内長野店【ゲームトレカ】(2018年7月制限)
遊戯王のテーマごとのデッキレシピは、「【遊戯王 デッキ集】どんなデッキが作りたい?180テーマの特徴まとめ!」という記事にまとめています。
「遊戯王のデッキが知りたい」「デッキレシピを知りたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
【帝王】大会優勝デッキレシピ
大会で優勝した【帝王】のデッキのデッキレシピはこちらです。
【メインデッキ】(41枚)
◆ モンスター(21枚)
- 3 《天帝アイテール》
- 2 《光帝クライス》
- 1 《冥帝エレボス》
- 3 《天帝従騎イデア》
- 2 《冥帝従騎エイドス》
- 2 《虚無魔人》
- 1 《威光魔人》
- 2 《カイザー・ブラッド・ヴォルス》
- 2 《増殖するG》
- 1 《カオス・ソルジャー‐開闢の使者‐》
- 1 《デュアル・アセンブルム》
- 1 《BF-朧影のゴウフウ》
◆ 魔法(17枚)
- 3 《帝王の深怨》
- 3 《帝王の烈旋》
- 3 《帝王の開岩》
- 2 《真帝王領域》
- 1 《汎神の帝王》
- 3 《ドラゴノイド・ジェネレーター》
- 2 《ブラック・ホール》
◆ 罠(3枚)
- 1 《真源の帝王》
- 1 《連撃の帝王》
- 1 《拮抗勝負》
【エクストラデッキ】(0枚)
- なし
【サイドデッキ】
- 不明
【大会名】遊戯王非公認大会
【開催日時】10月28日
【優勝者名】花札様
【スタッフから一言】
今回、帝での優勝となりました(´∀`)優勝おめでとうございます( ´ ▽ ` )ノ pic.twitter.com/sJgxan4TxE
— おじゃま館 西宮店@西宮市プレミアム付商品券参加店 (@ojamakan_n) October 28, 2017
【帝王】大会優勝デッキレシピ解説・考察
それでは、大会優勝した【帝王】デッキのデッキレシピ解説・考察をしていきます。
現環境は、特殊召喚に依存したデッキが多く、特にエクストラデッキから召喚されるカードに頼りがちです。
それを逆手に取り、【帝王】デッキは特殊召喚を封じる戦術で勝利を目指します。
エクストラデッキを採用していない「ゼロ帝(0帝)」と呼ばれるデッキタイプで、特殊召喚封じがとてもスムーズに行える構築になっています。
また【帝王】デッキは、【メタビート】などの特殊召喚封じが通じない相手にも、攻撃力の高さを活かし互角以上に戦えます。
それでは、【帝王】デッキの回し方を詳しく見ていきましょう。
妨害カードをかわして展開可能
大会優勝した【帝王】デッキは、主流の手札誘発モンスター《灰流うらら》やカウンター罠《神の通告》の影響を受けないように構築されています。
リリース要員として採用されている《ドラゴノイド・ジェネレーター》《BF-朧影のゴウフウ》《カイザー・ブラッド・ヴォルス》は、どれも《灰流うらら》の効果発動ができません。
特に《ドラゴノイド・ジェネレーター》は、2体分のリリース素材でありながら何度も使い回すことができるので、【帝王】デッキと相性が良いです。
また、《天帝アイテール》《冥帝エレボス》《光帝クライス》をアドバンス召喚する前に《帝王の開岩》を発動しておけば、《神の通告》の発動タイミングを逃させることができます。
こういった形で【帝王】デッキでは、相手の妨害札を発動させないプレイングを取ることができます。
《虚無魔人》《真帝王領域》による特殊召喚封じ
【帝王】デッキはアドバンス召喚を軸にしており、《虚無魔人》がとても出しやすいです。
《虚無魔人》は互いの特殊召喚を封じる効果を持ちますので、環境デッキ相手にかなりの制圧力を誇ります。
《虚無魔人》を召喚した時点でほとんど勝ちという場面も珍しくありません。
《虚無魔人》がいると自分も特殊召喚できませんが、【帝王】デッキは《帝王の烈旋》で相手のモンスターをリリース素材にしアドバンス召喚できます。
また、《帝王の烈旋》は《帝王の深怨》で簡単にサーチできます。
【帝王】デッキは特殊召喚封じの影響を受けにくいので相性も良いですね。
また、《真帝王領域》を使用することでも特殊召喚封じが可能です。
自分にエクストラデッキがない場合、アドバンス召喚したモンスターと《真帝王領域》が場にあれば、相手のエクストラデッキからの特殊召喚を封じることができます。
いわゆる「ゼロ帝」と呼ばれるタイプですね。
《真帝王領域》も、《帝王の深怨》や《汎神の帝王》でサーチができるので手札へ加えやすいです。
高い攻撃力と除去能力
【帝王】デッキは、特殊召喚封じだけでなく、高い攻撃力と除去能力があります。
メインで戦闘を行うアドバンス召喚モンスターは、2400から2800と攻撃力が高めです。
《真帝王領域》が場にあると更に800ポイント攻撃力が上がるので、戦闘で困ることはほぼありません。
また、【帝王】デッキは除去にも優れています。
厄介なモンスターは《帝王の烈旋》で除去しつつアドバンス召喚素材として扱えますし、対象を取らないのでほとんどのモンスターに対して有効です。
《光帝クライス》《デュアル・アセンブルム》の効果でのカード除去もできます。
工夫されたデッキ構築
大会優勝した【帝王】デッキでは、その他様々な工夫がされていました。
《カイザー・ブラッド・ヴォルス》の採用
《カイザー・ブラッド・ヴォルス》は、リリース素材・アドバンス召喚モンスターの両方の役割を担っています。
自身を特殊召喚する効果があるレベル5モンスターなので、とても使いやすいです。
アドバンス召喚する際は《帝王の開岩》の効果発動条件を満たしたり、《真帝王領域》でエクストラデッキを封じたりと状況に合わせた活用ができます。
《威光魔人》の採用
《威光魔人》は、フィールドに存在する限り、互いにモンスター効果を発動できなくさせるモンスターです。
高い制圧力に加え攻撃力2400/守備力1000なので、《帝王の深怨》の発動条件にも使え、【帝王】デッキとの相性は良いです。
《デュアル・アセンブルム》の採用
《デュアル・アセンブルム》は、手札を1枚捨てることで、自身よりも攻撃力が低いモンスター1体を対象を取らずに除外できるモンスターです。
《威光魔人》と同じく、攻撃力/守備力が《帝王の深怨》に対応しています。
また、《デュアル・アセンブルム》は自分の手札・フィールドのサイバース族2枚を除外し、攻撃力を半分にして出すこともできます。
ただ、サイバース族はほとんど採用されていないので、通常のアドバンス召喚を行うことになるでしょう.
【帝王】大会優勝デッキ回し方解説
次に、大会優勝した【帝王】デッキの回し方を解説して行きます。
戦術の中心である特殊召喚封じまでに流れを、《虚無魔人》《真帝王領域》の2つに分けて紹介します。
特殊召喚封じパターン①:《虚無魔人》
- ①:《冥帝従騎エイドス》《カイザー・ブラッド・ヴォルス》等で1体リリース素材を確保。
- ②:《虚無魔人》をアドバンス召喚
特殊召喚封じパターン②:《真帝王領域》
- ①:《ドラゴノイド・ジェネレーター》《天帝従騎イデア》で2体リリース素材を確保
- ②:《天帝アイテール》をアドバンス召喚し効果発動、デッキから《汎神の帝王》と「帝王」カードを墓地に送り、「帝」モンスターを特殊召喚
- ③:墓地の《汎神の帝王》の効果を発動、《真帝王領域》と《帝王の深怨》を合計3枚になるように相手に見せてどちらかをサーチ
- ④:《真帝王領域》がサーチできればそのまま発動、《帝王の深怨》をサーチした場合手札の「帝」モンスターを見せて《帝王の深怨》を発動し《真帝王領域》をサーチ
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【帝王】大会準優勝デッキレシピ
大会で準優勝した【帝王】のデッキレシピはこちらです。
◆ モンスター(17枚)
- 3 《天帝従騎イデア》
- 2 《増殖するG》
- 3 《冥帝従騎エイドス》
- 3 《光帝クライス》
- 3 《天帝アイテール》
- 3 《冥帝エレボス》
◆ 魔法(17枚)
- 1 《増援》
- 3 《帝王の深怨》
- 1 《トレード・イン》
- 1 《貪欲な壺》
- 1 《汎神の帝王》
- 2 《ツインツイスター》
- 3 《帝王の烈旋》
- 3 《帝王の開岩》
- 2 《真帝王領域》
◆ 罠(6枚)
- 2 《強制脱出装置》
- 3 《真源の帝王》
- 1 《連撃の帝王》
【エクストラデッキ】(なし)
◆ サイドデッキ(15枚)
- 2 《アーティファクト-ロンギヌス》
- 3 《威光魔人》
- 3 《灰流うらら》
- 2 《ナイト・ショット》
- 1 《ハーピィの羽根帚》
- 2 《ブラック・ホール》
- 2 《異次元グランド》
第6回ヒノキ杯 48人 7/16(日)
【帝王】大会準優勝デッキの回し方を解説
早速、この【帝王】デッキの解説をしていきます。
デッキの特徴はなんと言ってもエクストラデッキが0枚という事!
これは《真帝王領域》の「相手のエクストラデッキを封じる」能力をフルに活用する為です。
2016年の制限改訂で、軸となる《汎神の帝王》が制限カードに規制されてしまいましたが、まだまだ強さは健在です。
それでは、【帝王】デッキの回し方を詳しくみていきましょう
①:相手のカードを利用出来る
【帝王】デッキでは、厄介な相手のモンスターをアドバンス召喚のリリースにできる《帝王の烈旋》があります。
これで制圧モンスターを退けつつ、「帝」モンスターをアドバンス召喚出来ます。
また、現在も環境に居続けている《真竜剣皇マスターP》は、アドバンス召喚のモンスターです。
《天帝アイテール》《冥帝エレボス》はアドバンス召喚されたモンスター1体をリリースしてアドバンス召喚できるので、《真竜剣皇マスターP》1体のみでアドバンス召喚が可能です。
特に《天帝アイテール》が手札にある場合、相手ターンに《帝王の烈旋》を発動すれば、《真竜剣皇マスターP》を除去しつつ、《天帝アイテール》アドバンス召喚+デッキから「帝」モンスターを特殊召喚出来ます。
もちろん《真竜剣皇マスターP》に限らず、アドバンス召喚されたモンスターが相手にあれば同じ事が可能です。
《真竜剣皇マスターP》は大会で非常に遭遇率が高いので、覚えておくと良いでしょう。
そして、この強力な効果がある《帝王の烈旋》は、《汎神の帝王》の墓地効果や《帝王の深淵》でサーチが出来ます。
ドローカードやサーチカードが多いのも、【帝王】デッキの強さの理由でしょう。
②:エクストラデッキのロックは中々厳しい
このデッキの売りはなんと言っても、《真帝王領域》によるエクストラデッキの封殺です。
こちらはエクストラデッキを0枚にする必要があることから、通称「ゼロ帝」と呼ばれます。
新マスタールールに適用以降、従来のエクストラデッキに頼ったデッキは機能しない事が多く、リンク召喚を絡めて展開するという事が多くなっています。
特に【ABC】がこれに当てはまります。
《真帝王領域》は、「ABC」の融合召喚・リンク召喚の両方を止めてしまうため、かなり動きを制限できます。
色々工夫を重ねてリンク召喚を使って従来の動きを取り戻したというのに、少し可哀想な気がしますね(笑)
しかも、《ABC-ドラゴン・バスター》を融合召喚された場合も、《帝王の烈旋》で比較的簡単に除去が出来ます。
③:サイドデッキは【インフェルノイド】対策
上記で解説した通り〈真竜〉のアドバンス召喚モンスターは《帝王の烈旋》により最上級帝のアドバンス召喚に利用でき、エクストラデッキから出されるモンスターは《真帝王領域》に封殺されます。
そして、仮に厄介なモンスターを出されたとしても、《帝王の烈旋》で気軽に除去することができます。
そのため、【帝王】は多くの環境デッキに強いと言えます。
ただ、上の2つに当てはまらないデッキが【インフェルノイド】です。
《帝王の烈旋》にチェーンして墓地除外効果を使われると、墓地を荒らされた上でリリースしたいモンスターを逃してしまいます。
また、《真帝王領域》のロックによる影響も少なく、《インフェルノイド・アスタロス》《インフェルノイド・ベルゼブル》《インフェルノイド・リリス》によって簡単に破壊されてしまいます。
このように、【インフェルノイド】との相性は最悪と言っても良いでしょう。
この為、サイドデッキに《隣の芝刈り》対策の《灰流うらら》や、墓地肥やしを妨害する《異次元グランド》、1ターン特殊召喚を止める《アーティファクトーロンギヌス》が採用されています。
【帝王】は手札事故が多いので、なるべく展開に関わらないカードは入れたくないところですが、仕方ないですね。
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まとめ
いかがだったでしょうか。
大会で優勝した【帝王】デッキのデッキレシピ・回し方を解説・考察しました。
【帝王】デッキは、特殊召喚封じがとても簡単にできるデッキなので、多くのデッキに対して有利に戦えます。
エクストラデッキが必要なく、比較的安く組めるのはとても助かりますね。
イラストが良いカードが多いので、多くの方におすすめできる良いデッキだと思っています。
是非1度、【帝王】デッキを使用してみてください。
引き続き、遊戯王の環境情報として優勝デッキレシピを解説していきます。