【魔導獣(マジック・ビースト)】は、「エクストリーム・フォース」に収録された、ペンデュラムテーマです。
光/闇属性・魔法使い族・ペンデュラムで統一され、魔力カウンターを活用するという非常に珍しい特徴を持っています。
登場後、大会環境であまりパッとした印象はありませんでしたが、先日ある大会で、「召喚獣」と組み合わせた【魔導獣召喚獣】が優勝しました。
このページでは、大会優勝した【魔導獣召喚獣】デッキのデッキレシピを紹介し、動かし方・回し方について解説・考察していきます。
【魔導獣】デッキを作ろうとしている方は、ぜひデッキ構築の参考にしてください。
もくじ
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【魔導獣召喚獣】大会優勝デッキレシピ
大会で優勝した【魔導獣召喚獣】のデッキレシピはこちらです。
【メインデッキ】(40枚)
◆ モンスター(26枚)
- 《魔導獣 マスターケルベロス》3
- 《魔導獣 キングジャッカル》3
- 《魔導獣 ジャッカル》2
- 《魔導獣 ガルーダ》2
- 《魔導獣 メデューサ》2
- 《召喚師アレイスター》1
- 《幽鬼うさぎ》3
- 《灰流うらら》3
- 《増殖するG》2
- 《PSYフレームギア・γ》2
- 《PSYフレーム・ドライバー》1
- 《ドロール&ロックバード》1
- 《BF-朧影のゴウフウ》1
◆ 魔法(14枚)
- 《暴走魔法陣》2
- 《魔法族の里》1
- 《チキンレース》1
- 《盆回し》3
- 《魔導加速》2
- 《召喚魔術》1
- 《成金ゴブリン》3
- 《テラ・フォーミング》1
◆ 罠(0枚)
【エクストラデッキ】(15枚)
- 《召喚獣カリギュラ》1
- 《召喚獣プルガトリオ》1
- 《召喚獣メガラニカ》1
- 《召喚獣ライディーン》1
- 《召喚獣メルカバー》2
- 《召喚獣エリュシオン》1
- 《沼地のドロゴン》1
- 《PSYフレームロード・Ω》1
- 《レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト》1
- 《リンクリボー》1
- 《リンク・スパイダー》1
- 《プロキシー・ドラゴン》1
- 《ヴァレルロード・ドラゴン》1
- 《鎖龍蛇-スカルデット》1
【サイドデッキ】(15枚)
- 《PSYフレームギア・γ》1
- 《コズミック・サイクロン》2
- 《揺れる眼差し》2
- 《ブラック・ホール》2
- 《ハーピィの羽根帚》1
- 《超融合》1
- 《拮抗勝負》3
- 《神の宣告》1
- 《神の通告》2
10/28(土)遊戯王公認大会は優勝は「アズナブル」さんでした!優勝されたアズナブルさんに許可をいただきまして優勝デッキはこちら!
デッキ:魔導獣召喚獣#遊戯王 pic.twitter.com/S0wI7oPSkI— WonderGOO東店トレカコーナー (@WGazuma) October 28, 2017
※WonderGOO東店 公認大会 個人戦 10月28日(土)
【魔導獣召喚獣】大会優勝デッキレシピ解説
それでは、大会優勝した【魔導獣召喚獣】デッキのデッキレシピの解説をしていきます。
構築としては【魔導獣】をメインに、「召喚獣」のギミックを取り入れたデッキタイプになっています。
名称が似ていることもあって、相性がいいのは当然のことかもしれません。
早速ですが、【魔導獣召喚獣】がどのように展開していくのか、詳しく見ていきましょう。
採用している【魔導獣】
大会優勝した【魔導獣召喚獣】デッキで採用されている「魔導獣」関連カードはこちらです。
《魔導獣 バジリスク》《魔導変換》を除き、ほとんどの専用カードが採用されています。
◆ 「魔導獣」モンスター
- 《魔導獣 マスターケルベロス》
…反対側のペンデュラムゾーンが空いている時、自身を破壊しレベル7以下の「魔導獣」をサーチ(ペンデュラム効果)。魔法カードが発動される度に自身に魔力カウンターを2つ置く。魔力カウンター4つ以上の時に効果破壊耐性、魔力カウンター4つをコストに相手モンスターを除外しその元々の攻撃力分自己強化。 - 《魔導獣 キングジャッカル》
…反対側のペンデュラムゾーンが空いている時、自身を破壊しEXデッキから「魔導獣」Pモンスターを特殊召喚(ペンデュラム効果)。魔法カードが発動される度に自身に魔力カウンターを2つ置く。魔力カウンター2つ取り除き、相手のモンスター効果発動無効・破壊 - 《魔導獣 ガルーダ》
…反対側のペンデュラムゾーンが空いている時、自身を破壊し魔法・罠カード1枚破壊(ペンデュラム効果)。相手モンスターの召喚・特殊召喚成功時、魔力カウンター3つ除き、特殊召喚して相手モンスターをバウンス。+魔法カードが発動される度に、魔力カウンター1つ置く。自分・相手が魔法を発動するたびに、魔力カウンター1つ置く。 - 《魔導獣 メデューサ》
…反対側のペンデュラムゾーンが空いている時、自身を破壊し墓地の魔力カウンターが置けるモンスターを蘇生(ペンデュラム効果)。魔法カードが発動される度に自身に魔力カウンターを1つ置く。自分・相手バトルフェイズに、魔力カウンター2つ取り除き、モンスター1体の攻守半減。 - 《魔導獣 ジャッカル》
…反対側のペンデュラムゾーンが空いている時、自身を破壊しフィールドのカードに魔力カウンターを1つ置く(ペンデュラム効果)。魔法カードが発動される度に自身に魔力カウンターを1つ置く。魔力カウンター3つと自身をリリースすることで同名以外の「魔導獣」効果モンスター1体をリクルート。
◆ 「魔導獣」魔法カード
- 《魔導加速》
…デッキトップ2枚をコストに、魔力カウンターを2つまで置く。相手に破壊された場合に魔力カウンターを置く事ができるモンスター1体をデッキから特殊召喚し、そのモンスターに魔力カウンターを2つまで置く。
【魔導獣】デッキでは、《魔導獣 マスターケルベロス》1枚から展開が可能です。
《魔導獣 マスターケルベロス》のペンデュラム効果で《魔導獣 キングジャッカル》をサーチ→《魔導獣 キングジャッカル》のペンデュラム効果で《魔導獣 マスターケルベロス》を特殊召喚できるためです。
このコンボは非常に強力で、高確率で行えるように両者ともに枚数はフル投入されています。
また、残った通常召喚権を《魔導獣 ジャッカル》に使用すれば、《魔導獣 マスターケルベロス》→《魔導獣 キングジャッカル》サーチのコンボを行うだけで、自身に魔力カウンターを2つ乗せることができます。
これにより、魔法カードをもう1枚発動するだけで、《魔導獣 ジャッカル》のリクルート効果が発動可能となります。
ただ、《魔導獣 ジャッカル》は《幽鬼うさぎ》や《灰流うらら》に非常に弱く、最も狙われる対象になりがちなのは注意が必要です。
「召喚獣」のギミック
大会優勝した【魔導獣】デッキでは、「召喚獣」のギミックを取り入れています。
《召喚師アレイスター》は召喚・リバースした場合に《召喚魔術》をサーチできます。
サーチ対象の《召喚魔術》は墓地の自身をデッキに戻しつつ、除外されている《召喚師アレイスター》1体をサルベージ・使いまわしができるため、1枚のみの採用となっています。
《召喚師アレイスター》は今回のリミットレギュレーションを受けて制限カードになりましたが、《暴走魔法陣》の発動時の効果処理でサーチが可能であり、手札に加えるのは容易です。
《暴走魔法陣》を効率よく展開するため、《暴走魔法陣》がフィールド魔法カードであることを活かし、《盆回し》が採用されています。
《盆回し》で送り付けるカードとしては、《魔法族の里》が採用されています。
《魔法族の里》は自分フィールド上にのみ魔法使い族モンスターが存在する場合、相手の魔法カードの発動を封じることができます。
相手のデッキに魔法使い族モンスターがいない場合、かなりの妨害要因となってくれます。
一応、《暴走魔法陣》を送り付けることは可能ですが、発動時の効果処理で《召喚師アレイスター》をサーチする効果は任意効果のため、《混沌の場》を送り付けた場合とは異なり、相手のフィールド魔法を封じることはできないので注意が必要です。
これらの展開が魔法カードで行えることから、「魔導獣」モンスターは魔力カウンターを貯めることができ、本来の能力を発揮するために大きく貢献してくれることでしょう
手札誘発系カードの多数採用
大会優勝した【魔導獣召喚獣】デッキでは、メインデッキのモンスターの約半分を、手札誘発系の効果モンスターが占めています。
ペンデュラム効果や魔法カードを使い、自分のモンスターゾーンがガラ空きにしたまま展開することがほとんどなので、《PSYフレームギア・γ》も無理なく採用することができます。
リンクモンスターの採用
「魔導獣」自体はリンクテーマではありませんが、数種類のリンクモンスターの姿が見られます。
「《魔導獣 マスターケルベロス》のペンデュラム効果で《魔導獣 キングジャッカル》をサーチ→《魔導獣 キングジャッカル》のペンデュラム効果で《魔導獣 マスターケルベロス》を特殊召喚する」ギミックは、エクストラモンスターゾーンが埋まってしまう欠点があります。
また、融合テーマである「召喚獣」もエクストラモンスターゾーンを埋めてしまうため、両者のエクストラモンスターゾーンの取り合いになりがちです。
この問題点を解消すべく、リンクモンスターを採用しています。
採用されている《BF-朧影のゴウフウ》は、《リンクリボー》《リンク・スパイダー》《プロキシー・ドラゴン》のリンク召喚を間に挟むことで、1体から《ヴァレルロード・ドラゴン》や《鎖龍蛇-スカルデット》のリンク素材3つ分として代用することができます。
リンクモンスターにより、エクストラデッキからの特殊召喚の枠を増やすことができ、展開を大きく広げていくことが可能となります。
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まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、大会優勝した【魔導獣召喚獣】デッキのデッキレシピ・回し方ついて解説・考察しました。
《魔導獣 マスターケルベロス》のコンボの特性上、エクストラモンスターゾーンを埋めてしまうため、融合を駆使するタイプとは上手く結びつかない印象でしたが、リンクモンスターのおかげで問題は解決しました。
「魔導獣」と「召喚獣」が、お互いに足りない部分を補える構築となっていましたね。
引き続き、「魔導獣」「召喚獣」「環境情報」について記事にしていきます。
それでは、またお会いしましょう。
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