【魔導書】は、「魔導」モンスターと「魔導書」魔法カードで構成された魔法使い族テーマです。
「LINK VRAINS」で新規リンクモンスター《魔導原典 クロウリー》の収録や、主要カードの再録があり、興味を持っている方も多いのではないでしょうか。
そこでこのページでは、改めて【魔導書】デッキの特徴を解説し、実際にサンプルデッキレシピを紹介、回し方を解説していきます。
さらに、【魔導書】デッキを強化する場合のオススメの相性の良いカード・テーマを紹介していきます。
ぜひ、【魔導書】デッキの構築の参考にしてみてください。
もくじ
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【魔導書】デッキ:大会優勝/入賞デッキレシピまとめ
【魔導書】デッキの大会優勝/入賞デッキを以下にまとめました。
リンクをタップすることで、デッキレシピが見られます。
【沈黙魔導】デッキ:大会優勝デッキレシピ
- カードラボ八王子店(2018年4月環境)
【WW魔導カグヤ】デッキ:大会優勝デッキレシピ
- カードキングダム名古屋野並店(2018年1月環境)
【魔導閃刀姫召喚獣】デッキ:大会優勝デッキレシピ
遊戯王のテーマごとのデッキレシピは、「【遊戯王 デッキ集】どんなデッキが作りたい?180テーマの特徴まとめ!」という記事にまとめています。
「遊戯王のデッキが知りたい」「デッキレシピを知りたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
【魔導書】デッキ:デッキレシピ
「魔導」の新規リンクモンスターを加えた、【魔導書】デッキのサンプルデッキを紹介します。
今回紹介するの純構築の「魔導」デッキです。
【メインデッキ】40枚
◆ モンスター(19枚)
- 《魔導法士ジュノン》2
- 《魔導書士バテル》3
- 《魔導教士システィ》2
- 《ジェスター・コンフィ》3
- 《幽鬼うさぎ》3
- 《灰流うらら》3
- 《増殖するG》2
- 《BFー朧影のゴウフウ》1
◆ 魔法(19枚)
- 《アルマの魔導書》2
- 《グリモの魔導書》1
- 《セフェルの魔導書》3
- 《魔導書庫クレッセン》3
- 《ルドラの魔導書》3
- 《ゲーテの魔導書》3
- 《ヒュグロの魔導書》1
- 《ネクロの魔導書》2
- 《ハーピィの羽根箒》1
◆ 罠(2枚)
- 《マジカルシルクハット》1
- 《神の通告》1
◆ エクストラデッキ(9枚)
- 《魔導原典クロウリー》2
- 《サモン・ソーサレス》2
- 《アカシック・マジシャン》1
- 《セキュリティ・ドラゴン》2
- 《リンクリボー》2
紹介した【魔導書】デッキでは、リンク召喚につなげやすくするために《ジェスター・コンフィ》を3枚採用しています。
《ジェスター・コンフィ》は特殊召喚効果を持つモンスターです。
レベル1なのでリンクリボーのリンク召喚の素材にもなります。
「魔導書」カードとしては、《ネクロの魔導書》を2枚採用しています。
墓地の魔法使い族を特殊召喚し、リンク召喚につなげられるカードを増やすためです。
《マジカルシルクハット》は、一気に墓地に「魔導書」カードを送れるため採用しました。
《魔導書士バテル》がフィールドにいる時に発動できれば、リバースでサーチ効果が発動できるため相性が良いです。
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【魔導書】デッキの回し方
「魔導」デッキの回し方・動かし方・展開方法について解説します。
回し方のポイントは以下の3点です。
◆ 「魔導」デッキを回すポイント
- 「魔導書」でサーチ・ドロー + 圧縮&墓地肥やし
- サーチの終着点は《ゲーテの魔導書》
- 今後はリンク召喚も狙っていく
「魔導書」でサーチ・ドロー + 圧縮&墓地肥やし
「魔導」デッキは《魔導書士バテル》《グリモの魔導書》《ルドラの魔導書》《魔導書庫クレッセン》など初動になるカードが多いのが特徴です。
また、これらのカードで《セフェルの魔導書》をサーチすれば、墓地の「魔導書」カードをもう1度使えます。
なるべく墓地に多くの「魔導書」カードを溜めながらデッキを回転させていきましょう。
サーチの終着点は《ゲーテの魔導書》
「魔導」はサーチ・ドローが豊富ですが、最終的に相手を妨害するカードを手札に加えなければ意味がありません。
墓地に3枚「魔導書」カードを溜めて《ゲーテの魔導書》をサーチしましょう。
手札誘発モンスターや罠カードとのバランスも重要です。
今後はリンク召喚も狙っていく
新規リンクモンスター《魔導原典クロウリー》は、リンク召喚に成功した時に、デッキの「魔導書」魔法カード3種類の中からランダムに1枚手札に加える効果を持っています。
さらに、そこから魔法使い族モンスターを1枚展開すれば《サモン・ソーサレス》に繋げることができます。
【魔導書】はエクストラを使用しないデッキなので、今後リンク召喚を取り入れていくと良いかもしれません。
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【魔導書】デッキ:相性の良いカード・テーマ
最後に、【魔導書】デッキを強化できる相性良いオススメのカード・テーマを紹介していきます。
《沈黙の魔術師ーサイレント・マジシャン》
《沈黙の魔術師ーサイレント・マジシャン》は、魔法使い族モンスターをリリースすることで手札から特殊召喚できるモンスターです。
1ターンに1度、相手の発動した魔法カードの発動を無効にすることができます。
「魔導」には制圧や妨害のできるモンスターがいないので、このカードで補うことができます。
《月の書》
《魔導書士バテル》のサーチ効果を再度使うことができます。
相手の展開の妨害にも使え、汎用性が高いです。
《拮抗勝負》
自分フィールドのカード枚数と同じになるように、相手フィールドのカードを除外する罠カードです。
「魔導」は伏せが少ないデッキなので、拮抗勝負が打ちやすいです。
《マジカルシルクハット》
腐った《魔導書庫クレッセン》を墓地に送り、一気に墓地の「魔導書」魔法カードを増やすことができます。
また、《魔導書士バテル》はリバース時もサーチ効果が発動するので相性が良いです。
「WW」
「WW(ウィンドウィッチ)」は風属性・魔法使い族テーマです。
手札1枚から《クリスタルウイング・シンクロドラゴン》をシンクロ召喚できるのが強みです。
魔法使い族サポートカードを共有できるため相性が良いです。
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「魔導」とは
「魔導(まどう)」は、2012年に発売されたパック「RETURN OF THE DUELIST」で登場した魔法使い族のテーマです。
専用魔法カードである「魔導書」カードは、サーチやドロー効果を持ったものが多いです。
【魔導書】デッキは、連続して「魔導書」カードを発動することで、墓地に「魔導書」カードをため、強力な効果を発揮していきます。
ただ、《グリモの魔導書》《魔導書士バテル》《グリモの魔導書》の出張性能が高すぎた影響で、デッキの中核である《グリモの魔導書》が制限カードに指定されています。
新規リンクモンスターの《魔導原典クロウリー》は《グリモの魔導書》の穴を埋めることができるのか、その辺りも解説していきます。
「魔導」関連カードの効果・解説
まず、「魔導」関連カードの紹介・解説をしていきます。
全てのカードを紹介するわけではなく、【魔導書】デッキで主に採用される「魔導」モンスター・「魔導書」魔法カードを紹介しています。
《魔導書士バテル》
召喚・リバース時に「魔導書」カードをサーチできるモンスターです。
「魔導」デッキには3枚必須のモンスターで、初手に引き込みたいカードです。
「魔導書」の名前がつくカードなので、後述する《グリモの魔導書》でサーチすることができます。
《魔導法士ジュノン》
特殊召喚効果をもつ、高打点の「魔導」のエースモンスターです。
手札の「魔導書」魔法カードを3枚見せて特殊召喚する効果と、墓地の「魔導書」魔法カードを除外して、相手フィールドのカードを破壊する効果を持ちます。
特殊召喚するために、手札の管理が重要になってきます。
《魔導教士システィ》
「魔導書」魔法カードを発動したターンのエンドフェイズに自身を除外することで、デッキから光属性or闇属性の魔法使い族・レベル5以上のモンスター1体と、「魔導書」と名のついた魔法カード1枚を手札に加えることができます。
「魔導書」カードをサーチしながら《魔導法士ジュノン》をサーチできるので、次のターンに《魔導法士ジュノン》を特殊召喚する準備を整えることができます。
《魔導召喚士テンペル》
「魔導書」と名のついた魔法カードを発動した自分のターンのメインフェイズ時、自身をリリースして、デッキから光属性or闇属性の魔法使い族・レベル5以上のモンスター1体を特殊召喚することができます。
《魔導教士 システィ》とは違い、即座にリクルートできるので、そのまま攻め込むことができます。
《魔導天士 トールモンド》
フィールドのカードを全て破壊する、「魔導」の第2の切り札モンスターです。
魔法使い族モンスターか「魔導書」魔法カードの効果によって特殊召喚に成功した時に、自分の墓地の「魔導書」と名のついた魔法カード2枚を選択し、手札に加える事ができます。
さらに、この効果でカードを手札に加えた時、手札の「魔導書」と名のついた魔法カード4種類を相手に見せることで、このカード以外のフィールド上のカードを全て破壊することができます。
《魔導召喚士テンペル》や《ネクロの魔導書》で特殊召喚ができます。
《グリモの魔導書》
「魔導書」カードをサーチできます。
万能サーチカードなので使い回しましょう。
《セフェルの魔導書》
自分フィールドに魔法使い族が存在する時に、手札の「魔導書」カード1枚を相手に見せ、自分の墓地の「魔導書」通常魔法カードの効果をコピーする効果を持ちます。
状況によりますが、《グリモの魔導書》の効果をコピーするのがおすすめです。
《ゲーテの魔導書》
自分フィールドに魔法使い族モンスターがいる時に、墓地の「魔道書」魔法カードを3枚まで除外して、除外した数に応じた効果を適用できる速攻魔法です。
- 1枚:フィールド上にセットされた魔法・罠カード1枚を選んで、持ち主の手札に戻す。
- 2枚:フィールド上のモンスター1体を選んで、裏側守備表示または表側攻撃表示にする。
- 3枚:相手フィールド上のカード1枚を選んで、ゲームから除外する。
「魔導書」カードを連続発動し墓地を肥やしながらデッキを回すのは、このカードを強く打つためといっても良いでしょう。
「魔導書」カードを3枚除外した時の効果は、対象を取らない除外であり、最高級の除去カードです。
また、2枚除外で発動できる裏側表示にする効果は、反転召喚時サーチ効果が使える《魔導書士バテル》とも相性が良いです。
《ルドラの魔導書》
手札・フィールドの「魔導書」カードか、フィールドの魔法使い族モンスターを墓地に送り、2ドローできます。
腐った「魔導書」カードや、効果を使い終わった《魔導書士バテル》を墓地に送り、2ドローしましょう。
また、《ルドラの魔導書》の発動に対し《ゲーテの魔導書》をチェーンして発動し、《ルドラの魔導書》の墓地に送る対象を、今発動した《ゲーテの魔導書》にすることで実質ノーコストで2ドローできます。
純【魔導書】デッキを組むなら、覚えておくと使えるテクニックです。
《アルマの魔導書》
除外されている「魔導書」魔法カードを手札に加えることができます。
《ゲーテの魔導書》や《魔導法士ジュノン》のコストで除外した、《グリモの魔導書》を回収しましょう。
《ヒュグロの魔導書》
魔法使い族モンスターの攻撃力を1000アップさせることができます。
さらに、そのモンスターが戦闘でモンスターを破壊した時、「魔導書」カードをサーチすることができます。
《ヒュグロの魔導書》は1ターンに1度しか発動できませんが、《セフェルの魔導書》でコピーすればさらに攻撃力を1000上げることも可能です。
この時モンスターを戦闘破壊すれば「魔導書」カードが2枚サーチできます。
《トーラの魔導書》
フィールドの魔法使い族モンスターを選択し、発動ターンの魔法or罠の効果耐性を付与する効果です。
《魔導法士ジュノン》を守ることができますが、少々使いづらいです。
《ネクロの魔導書》
自分の墓地の魔法使い族モンスター1体をゲームから除外し、このカード以外の手札の「魔導書」魔法カード1枚を相手に見せて発動でき、自分の墓地の魔法使い族モンスター1体を表側攻撃表示で特殊召喚し、このカードを装備します。
また、装備モンスターのレベルは、発動するために除外した魔法使い族モンスターのレベル分だけ上がります。
リンクモンスターの登場で重要度が上がったカードと言えます。
発動後のこのカードが墓地に送られても装備モンスターが破壊されるデメリットはないので《ルドラの魔導書》と相性が良いです。
《魔導書庫クレッセン》
デッキから「魔導書」魔法カードを3種類選んで相手に見せ、相手はその中からランダムに1枚選び、選んだカード1枚を自分の手札に加え、残りのカードをデッキに戻します。
自分の墓地に「魔導書」魔法カードが存在しない場合に発動できます。
また、このカードを発動するターン、自分は「魔導書」と名のついたカード以外の魔法カードを発動できない制約があります。
墓地に「魔導書」カードが存在しない場合しか発動できないので、最初に発動したい「魔導書」カードです。
腐った場合は《ルドラの魔導書》で捨ててしまいましょう。
《魔導書院 ラメイソン》
自分フィールドか墓地に魔法使い族モンスターが存在する場合、1ターンに1度、自分のスタンバイフェイズ時に発動でき、「魔導書院ラメイソン」以外の自分の墓地の「魔導書」魔法カード1枚をデッキの一番下に戻し、デッキからカードを1枚ドローすることができます。
また、このカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、自分の墓地の「魔導書」魔法カードの数以下のレベルを持つ魔法使い族モンスター1体を手札・デッキから特殊召喚できます。
スタンバイフェイズとはいえ、毎ターン1ドロー効果は非常に強力です。
ただ、墓地に「魔導書」カードを溜めたい場合は噛み合わない効果となってしまいます。
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まとめ
いかがだったでしょうか。
「LINK VRAINS PACK」で新規カードが収録される、【魔導書】デッキについて各カード・回し方・相性の良いカードをを考察・解説しました。
「魔導」デッキの「連続で魔法を発動しデッキを圧縮していく動き」は、単調に見えて非常に面白いと思います。
興味が出てきた方は、ぜひ【魔導書】デッキを組んでみてください。
引き続き【魔導書】デッキについて記事にしていきます。
それではまたお会いしましょう。