遊戯王の環境情報です。【芝刈りSPYRAL】デッキの大会優勝デッキレシピと回し方を解説したページです。
こんにちは、「鳩鷺(はとさぎ)」です。
早いものでもう9月。楽しい夏休みが終わってしまいましたが、みなさんは遊戯王していますでしょうか?
9月9日に、最新パック「エクストラパック2017」が発売されます。
数々の海外先行テーマが注目されている中、《隣の芝刈り》を採用した【芝刈りSPYRAL】デッキが見事大会優勝を果たしました。
本邦、未発売のテーマではありますが、現環境に食い込めるとなると、かなりの期待度がありますね。
ぜひ【SPYRAL】のデッキ構築の参考にしてみてください。
もくじ
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【芝刈りSPYRAL】大会優勝デッキレシピ
大会優勝した【芝刈りSPYRAL】のデッキレシピはこちらです。
【メインデッキ】(60枚)
◆ モンスター(24枚)
- 3《SPYRAL-ダンディ》
- 2《SPYRAL-タフネス》
- 2《SPYRAL GEAR – Last Resort》
- 3《SPYRAL-ジーニアス》
- 3《SPYRAL GEAR – Drone》
- 2《SPYRAL Master Plan》
- 2《SPYRAL-ボルテックス》
- 3《エフェクト・ヴェーラー》
- 2《D.D.クロウ》
- 1《グローアップ・バルブ》
- 1《真竜剣皇マスターP》
◆ 魔法(29枚)
- 3《SPYRAL Resort》
- 3《SPYRAL MISSION – Assault》
- 3《SPYRAL GEAR – Big Red》
- 2《SPYRAL GEAR-エクストラアームズ》
- 2《隣の芝刈り》
- 2《黒魔術のヴェール》
- 2《テラ・フォーミング》
- 3《機械複製術》
- 1《手札抹殺》
- 1《精神操作》
- 1《ブラック・ホール》
- 2《死者転生》
- 1《ソウル・チャージ》
- 1《ワン・フォー・ワン》
- 2《クイズ》
◆ 罠(7枚)
- 2《SPYRAL GEAR – Utility Wire》
- 3《SPYRAL MISSION Rescure》
- 1《SPYRAL MISSION 奪還》
- 1《王宮の勅命》
【エクストラデッキ】(15枚)
- 2《SPYRAL-ザ・ダブルヘリックス》
- 2《ファイアウォール・ドラゴン》
- 2《トライゲート・ウィザード》
- 1《デコード・トーカー》
- 1《プロキシー・ドラゴン》
- 1《バイナル・ソーサレス》
- 1《ナチュル・ビースト》
- 1《ゴーストリック・デュラハン》
- 2《森羅の姫芽宮》
- 1《LL-アセンブリー・ナイチンゲール》
- 1《LL-リサイト・スターリング》
【サイドデッキ】(15枚)
- 3《アーティファクト-ロンギヌス》
- 1《真竜剣聖ダースメタトロン》
- 1《百万喰らいのグラットン》
- 2《PSYフレーム・ギア γ》
- 2《PSYフレーム・ギア δ》
- 2《PSYフレーム・ギア ε》
- 1《PSYフレーム・ドライバー》
- 1《昇霊術師 ジョウゲン》
- 2《次元障壁》
昨日開催の
遊戯王大会結果です!!コメント
『姫宮、トライゲートウィザードは必須な感じ』優勝/60 SPYRAL
2位/恐竜竜星真竜
3位/恐竜竜星真竜 pic.twitter.com/pEFvjaZwGm— ALANN尼崎 18周年 (@alann_ama) August 30, 2017
ALANN尼崎 非公認大会 優勝
【芝刈りSPYRAL】大会優勝デッキを解説
それでは、この【芝刈りSPYRAL】デッキの解説をしていきます。
構築としては《隣の芝刈り》を取り入れた60枚デッキなので、言わゆる芝刈り型の【SPYRAL】になります。
ということは、「SPYRAL」は墓地に送った方が効率が良いのでしょうか?
そのあたりも詳しく見ていきましょう。
【SPYRAL】の展開
まず、ベースとなる【SPYRAL】の動きを見ていきましょう。
採用されている「SPYRAL」カードはこちらです。
こちらは日本での効果が判明していないカードも含みますので、わかる範囲で紹介していきます。
◆「SPYRAL」下級モンスター
- 《SPYRAL-ダンディ》
:手札にある場合、カードの種類(モンスター・魔法・罠)を宣言し、相手のデッキの一番上のカードをお互いに確認+宣言した種類のカードだった場合、自身を手札から特殊召喚。
「SPYRAL」カードの効果で特殊召喚に成功した場合、相手フィールドの魔法・罠カード1枚を破壊。 - 《SPYRAL-タフネス》
:フィールド・墓地に存在する限り《SPYRAL-ダンディ》として扱う。1ターンに1度、カードの種類(モンスター・魔法・罠)を宣言し、相手デッキの一番上のカードをお互いに確認+宣言した種類のカードだった場合、相手フィールドのカード1枚を破壊。 - 《SPYRAL GEAR – Last Resort》
:自分メインフェイズに、自分の手札・フィールドから装備カード扱いとして「SPYRAL」モンスターに装備。装備したモンスターは戦闘・効果では破壊されず、相手の効果の対象にならない+1ターンに1度、このカードの効果で自身が装備されている場合、このカード以外の自分フィールドのカード1枚を墓地へ送ることで、装備モンスターは直接攻撃可能。 - 《SPYRAL-ジーニアス》
:召喚・特殊召喚に成功した場合、「SPYRAL GEAR」カードを1枚をサーチ。自分フィールドに《SPYRAL-ダンディ》が存在する場合、 手札を1枚捨ててことで、墓地から特殊召喚可能。 - 《SPYRAL GEAR – Drone》
:召喚・特殊召喚に成功した場合、 相手のデッキの上からカードを3枚確認し、好きな順番でデッキの上に戻す。このカードをリリースし、自分フィールドの「SPYRAL」モンスター1体の攻撃力は、相手フィールドのカードの数×500アップ(相手ターンでも発動可)。墓地の自身と「SPYRAL」カード1枚を除外することで、《SPYRAL-ダンディ》1体をサルベージ。
◆「SPYRAL」上級モンスター
- 《SPYRAL Master Plan》
:1ターンに1度、自分メインフェイズに「SPYRAL MISSION」カード1枚をサーチ。自身がフィールドから墓地へ送られた場合に、《SPYRAL Resort》1枚と、《SPYRAL Master Plan》以外の「SPYRAL」モンスター1体をサーチ。 - 《SPYRAL-ボルテックス》
: 墓地の「SPYRAL」カードを3枚除外した場合のみ特殊召喚可能。
1ターンに1度、自分フィールドの「SPYRAL」カード1枚と相手フィールドのカードを2枚まで破壊(相手ターンでも発動可)。フィールドの自身が戦闘・効果で破壊され墓地へ送られた場合に、 自分フィールドのカードを全て破壊し、自分の手札・デッキ・墓地から「SPYRAL-ダンディ」1体を選んで特殊召喚。
◆「SPYRAL」リンクモンスター
- 《SPYRAL-ザ・ダブルヘリックス》
:フィールド・墓地に存在する限り《SPYRAL-ダンディ》として扱う。カードの種類を宣言し、相手のデッキの一番上のカードを確認+宣言した種類のカードだった場合、デッキ・墓地から「SPYRAL」モンスター1体を手札に加えるか、自身のリンク先に特殊召喚。
◆「SPYRAL」魔法カード
- 《SPYRAL Resort》
:このカードのコントローラーは、 自分エンドフェイズ毎に自分の墓地のモンスター1体をデッキに戻すor自身を破壊。自分フィールドの他の「SPYRAL」カードは相手の効果の対象にならない。1ターンに1度、自分メインフェイズに「SPYRAL」モンスター1体をサーチ。 - 《SPYRAL MISSION – Assault》
:このカードは発動後3回目の自分エンドフェイズに破壊。1ターンに1度、自分の「SPYRAL」モンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した場合、 or自分の「SPYRAL」モンスターの効果でフィールドのカードを破壊した場合に、デッキから1枚ドロー。墓地のこのカードを除外することで、 手札から「SPYRAL」モンスター1体を特殊召喚。 - 《SPYRAL GEAR – Big Red》
:自分の墓地の「SPYRAL」モンスター1体を蘇生し、このカードを装備する。装備モンスターに戦闘耐性付与。 - 《SPYRAL GEAR-エクストラアームズ》
:《SPYRAL-ダンディ》にのみ装備可能。装備モンスターの攻撃力は1000アップ。装備モンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した場合、その相手モンスターと相手フィールドのカード1枚を選んで除外。フィールドの表側表示のこのカードが破壊され墓地へ送られた時、《SPYRAL-ダンディ》1体を蘇生。
◆「SPYRAL」罠
- 《SPYRAL GEAR – Utility Wire》
:自分フィールドに《SPYRAL-ダンディ》が存在する場合、 相手フィールドの表側表示のカード1枚を持ち主のデッキの一番上に戻す。 - 《SPYRAL MISSION Rescure》
:このカードは発動後、3回目の自分エンドフェイズに破壊される。
1ターンに1度、自分の墓地の「SPYRAL」モンスター1体をサルベージ。墓地のこのカードを除外することで、「SPYRAL」モンスター1体を蘇生。 - 《SPYRAL MISSION 奪還》
:このカードは発動後3回目の自分エンドフェイズに破壊。1ターンに1度、自分フィールドに「SPYRAL」モンスターが特殊召喚された場合、 相手フィールドのモンスター1体のコントロールをエンドフェイズまで得る(そのモンスターはこのターン直接攻撃不可)。自分フィールドの「SPYRAL」モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、 代わりに墓地の自身を除外可。
《SPYRAL-ダンディ》が存在することが効果発動のトリガーにしているものが多いため、基本的に《SPYRAL-ダンディ》を出すことが中心になっていきます。
幸いなことに、《SPYRAL-タフネス》や《SPYRAL-ザ・ダブルヘリックス》は「《SPYRAL-ダンディ》として扱う」ため、発動条件は容易に用意できるでしょう。
《SPYRAL-ダンディ》として扱うモンスターは、相手のデッキトップを当てることで効果を発揮します。
己のセンスを信じて突き進むのもアリですが、心配な方は《SPYRAL GEAR – Drone》や《SPYRAL GEAR – Utility Wire》でデッキトップを調整することで、確実に効果を使うことができます。
《SPYRAL Resort》という優秀なフィールド魔法カードがあるので、必要な「SPYRAL」モンスターはこちらでサーチしましょう。
フィールド魔法カードなので《テラ・フォーミング》でサーチできる他、《SPYRAL Master Plan》の効果でも確保できます。
効率よく墓地へ送る
「SPYRAL」カードの多くが墓地で発動する効果を持っています。
ターン1制限がなかったり、墓地に送られたターンには使えないなどの制約が少ないので、積極的に墓地に送ることをオススメします。
このデッキで取り入れられているのは《隣の芝刈り》を使ったギミックですね。
60枚構成なので、よっぽどのことがない限り、20枚は墓地に送ることができます。
《SPYRAL-ジーニアス》の蘇生効果、《SPYRAL GEAR – Drone》のサルベージ効果を活かしつつ、《SPYRAL-ダンディ》と組み合わせて大量展開することが可能です。
また、落ちた自身の効果を使うだけでなく、《SPYRAL GEAR – Big Red》や《黒魔術のヴェール》といった蘇生カードも採用されているので、蘇生先の選択肢を増やしたり、《SPYRAL-ボルテックス》の特殊召喚コストにも利用することができます。
蘇生カードとしては異質な、《クイズ》が採用されているのは面白いですね。
また、《グローアップ・バルブ》を採用していることで、自身を墓地から蘇生しつつ、デッキトップを墓地に送ることができ、ちゃっかりシナジーがあります。
《SPYRAL-ダンディ》が地属性であることから、《ナチュル・ビースト》のシンクロ召喚が可能になっています。
《ナチュル・ビースト》が効果で魔法カードの発動を無効にする毎にデッキトップを2枚送るのもまた、墓地肥やしとしては良い手段と言えるでしょう。
積極的に展開を進めるには?
使い方次第では怒涛の展開力を見せる【SPYRAL】ですが、「SPYRAL」カードだけでは少し物足りないので、相性のいいカードは必要になりますよね。
最近、「SPYRAL」との相性の良さでは話題になっている《機械複製術》は、フィールドに存在する500以下の機械族モンスター1体と同名のモンスターを2体まで特殊召喚することができます。
展開では必須な《SPYRAL-ジーニアス》《SPYRAL GEAR – Drone》は機械族かつ500以下の攻撃力なので条件を満たしています。
またお互いにレベル1モンスターであることから、《ワン・フォー・ワン》でも特殊召喚可能です。
初手に《ワン・フォー・ワン》《SPYRAL-ジーニアス》《SPYRAL-ダンディ》ある場合の展開例として、
- ①:《ワン・フォー・ワン》で《SPYRAL-ジーニアス》を捨てて《SPYRAL GEAR – Drone》を特殊召喚。
- ②:《SPYRAL GEAR – Drone》でデッキトップを改変。
- ③:もちろん当たるので《SPYRAL-ダンディ》を特殊召喚。
- ④:《SPYRAL-ダンディ》がいるので手札を1枚捨てて《SPYRAL-ジーニアス》を墓地から蘇生。効果で《SPYRAL GEAR – Big Red》をサーチ。
- ⑤:《SPYRAL-ジーニアス》と《SPYRAL GEAR – Drone》で《SPYRAL-ザ・ダブルヘリックス》をリンク召喚。
- ⑥:《SPYRAL-ザ・ダブルヘリックス》の効果はもちろん当たるので、デッキから《SPYRAL Master Plan》をリンク先に特殊召喚。
- ⑦:《SPYRAL Master Plan》と《SPYRAL-ダンディ》でリンク2を特殊召喚。
- ⑧:《SPYRAL Master Plan》で《SPYRAL Resort》、《SPYRAL-ボルテックス》をサーチ。
- ⑨:《SPYRAL Resort》の効果で「SPYRAL」モンスターをサーチし、それを通常召喚。
- ⑩:《SPYRAL GEAR – Big Red》で《SPYRAL-ジーニアス》を蘇生、効果で「SPYRAL GEAR」カードを1枚をサーチ。
- ⑪:墓地に3体の「SPYRAL」がいるので除外して《SPYRAL-ボルテックス》を特殊召喚。
といった流れが挙げられます。
ここではざっと紹介した限りですが、リンク召喚をつなげることでまだまだ展開の幅は広がっていきます。
しかし、《機械複製術》はデッキからの特殊召喚なので、《隣の芝刈り》との相性が必ずしもいいわけではありません。
《隣の芝刈り》を採用しないデッキでは、確実に墓地へ落としたいものを落とすカードとして、《おろかな埋葬》や《おろかな副葬》といった手段も選択肢になることでしょう。
ランク1エクシーズモンスターの採用
《SPYRAL-ジーニアス》や《SPYRAL GEAR – Drone》が《機械複製術》で大量にリクルートできることから、ランク1エクシーズモンスターが採用されています。
特殊召喚に必要な素材は2体で、かつ能動的に素材を送れるエクシーズモンスターが主体となっています。
《ゴーストリック・デュラハン》は墓地に送られると「ゴーストリック」を回収できます。
2体の《ゴーストリック・デュラハン》をリンク召喚などで墓地に送ることで、互いを無限に回収し続けることができます。
この効果が《SPYRAL-ジーニアス》の自己蘇生効果と噛み合っており、《ゴーストリック・デュラハン》は現在高騰し続けています。
《森羅の姫芽宮》は、デッキトップのカードをめくり、魔法・罠カードだった場合は手札に加え、違った場合は墓地へ送る効果を持ちます。
運よく「SPYRAL」魔法・罠カードならば手札に加えられますし、モンスターでも墓地肥やしにつながります。
《LL-リサイト・スターリング》は素材を1つ取り除くことで、鳥獣族・レベル1モンスターをサーチできます。
《D.D.クロウ》を加えることができます。
《死者蘇生》などにチェーンして《D.D.クロウ》を捨てれば、相手の妨害につながりますね。
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まとめ
いかがだったでしょうか。
発売前にも関わらず環境に食い込みそうなあたりは、さすが9期のテーマと言ったところですかね。
「エクストラパック2017」が発売されてからは、また違った構築が出るかもしれないので、追々解説していけたらと思います。
気になる方は是非、【SPYRAL】デッキを作ってみてください。
引き継ぎ、「SPYRAL」「環境情報」について記事にしていきます。
それでは、またお会いしましょう。
「SPYRAL」デッキについては、こちらの記事にまとめています。
⇒【遊戯王】「SPYRAL(スパイラル)デッキ」とは?回し方・相性の良いカードまとめ!
⇒【遊戯王】『SPYRAL』デッキを強化する!相性の良いカード18枚まとめ!
⇒【遊戯王】『SPYRAL』デッキが大会優勝!?デッキレシピ・回し方解説!
⇒【遊戯王】『SPYRAL』デッキ初日大会優勝!デッキレシピ・回し方を解説!
⇒【遊戯王】『SPYRAL』大会優勝デッキレシピ5つ(+α)まとめ!新制限でも強い構築は?
⇒【遊戯王】『SPYRAL』対策・メタカード17枚まとめ!展開を止める4つの方法を紹介!
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