今回は、遊戯王初心者の方に向けて、歴代最強の禁止カードをまとめて紹介していきます。
遊戯王には年に4回、制限改定(リミットレギュレーション)がおこなわれます。
ゲームバランスを壊す先攻ワンターンキルや、ループコンボに使用されるカード、単体で強すぎるカードなどが禁止化されます。
今回は、遊戯王の歴史上の凶悪・最強の禁止カードをまとめて15枚紹介しました。
現役の遊戯王プレイヤーの僕が、その禁止カードが規制された理由も解説します。
「禁止カードがどのように使われていたのかを知りたい」という遊戯王初心者にもおすすめです。
現在の禁止/制限カードリスト(リミットレギュレーション)は、こちらからご覧ください。
⇒ 【遊戯王】リミットレギュレーション(禁止/制限カードリスト)
もくじ
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遊戯王 最強の禁止カード:モンスター編
《八汰烏》
スピリットモンスター(禁止カード)
星2/風属性/悪魔族/攻 200/守 100
このカードは特殊召喚できない。
召喚・リバースしたターンのエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。
このカードが相手ライフに戦闘ダメージを与えた場合、
次の相手ターンのドローフェイズをスキップする。
《八汰烏》は、戦闘ダメージを与えると次の相手のドローフェイズをスキップできるスピリットモンスターの禁止カードです。
相手のフィールドを除去カードで空にして、《八汰烏》でダイレクトアタックが決まった場合、相手が手札に何かしらの対応できるカードがなければロックが決まり勝ちが確定します。
さらにやっかいな事に、《八汰烏》はスピリットモンスターであるため、ターン終了時に手札に戻ってしまいます。
これにより、処理の方法がかなり難しい最強の禁止カードと言えます。
《ヴィクトリー・ドラゴン》
効果モンスター(禁止カード)
星8/闇属性/ドラゴン族/攻2400/守3000
このカードは特殊召喚できない。
自分フィールド上のドラゴン族モンスター3体を
生け贄にして生け贄召喚しなければならない。
このカードの直接攻撃によって相手ライフを0にした場合、
このカードのコントローラーはマッチに勝利する。
《ヴィクトリー・ドラゴン》は、召喚条件が重い代わりに、ダイレクトアタックで相手ライフを0にした時、マッチでの勝利となる効果を持つ禁止カードです。
【ヴィクトリー・ドラゴン】デッキ相手に負ける直前、デッキを崩すなどの反則行為をおこなう荒業が増え、マナーが問題になりました。
反則負けになれば、マッチではなく1本落としたことになるためです。
ゲームバランス以外の理由で禁止になったカードは《ヴィクトリー・ドラゴン》だけかもしれません。ある意味最強ですね。
《ゼンマイハンター》
効果モンスター(禁止カード)
星3/闇属性/獣戦士族/攻1600/守 500
自分のメインフェイズ時、
「ゼンマイハンター」以外の自分フィールド上に表側表示で存在する
「ゼンマイ」と名のついたモンスター1体をリリースして発動する事ができる。
相手の手札をランダムに1枚墓地へ送る。
この効果はこのカードがフィールド上に表側表示で存在する限り1度しか使用できない。
《ゼンマイハンター》は、「ゼンマイ」モンスターをリリーズすることで相手の手札を1枚ハンデスできる禁止カードです。
「ゼンマイ」モンスターは展開力に長けていて、先攻1ターン目から簡単に相手の手札を0枚にすることができたため、禁止カードとなりました。
ちなみに相手の手札を「捨てる」ではなく「墓地へ送る」なため、「暗黒界」の効果を発動させないのも最強ポイントです。
遊戯王 最強の禁止カード:ペンデュラムモンスター編
《Emヒグルミ》
ペンデュラム・効果モンスター(禁止カード)
星4/炎属性/魔法使い族/攻1000/守1000
【Pスケール:青5/赤5】
「Emヒグルミ」のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの表側表示の「Em」モンスターが
戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
Pゾーンのこのカードを特殊召喚する。
その後、自分は500ダメージを受ける。
【モンスター効果】
(1):フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
手札・デッキから「Emヒグルミ」以外の「Em」モンスター1体を特殊召喚する。
《Emヒグルミ》は、ペンデュラムゾーンの自身の特殊召喚効果と、自身が戦闘・効果で破壊された時に「Em」モンスターをデッキから特殊召喚ができるペンデュラムモンスターの禁止カードです。
一見シンプルな効果に見えますが、モンスター効果は、ペンデュラムスケールで破壊されても効果が発動でき、さらに1ターンに1度の制約がありません。
《EMペンデュラム・マジシャン》などと組み合わせ、爆発的なアドバンテージを取り、エクシーズモンスターを並べて展開する動きは最強すぎました。
《EMモンキーボード》
ペンデュラム・効果モンスター(禁止カード)
星6/地属性/獣族/攻1000/守2400
【Pスケール:青1/赤1】
「EMモンキーボード」の(2)のP効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):もう片方の自分のPゾーンに「EM」カードが存在しない場合、
このカードのPスケールは4になる。
(2):このカードを発動したターンの自分メインフェイズに発動できる。
デッキからレベル4以下の「EM」モンスター1体を手札に加える。
【モンスター効果】
(1):このカードを手札から捨てて発動できる。
手札の「EM」モンスターまたは「オッドアイズ」モンスター1体を相手に見せる。
このターン、そのモンスター及び自分の手札の同名モンスターのレベルを1つ下げる。
《EMモンキーボード》は、スケール効果で「EM」モンスターのサーチ効果を持つペンデュラムモンスターの禁止カードです。
実質1枚でスケールが完成するため、ペンデュラムモンスターとしての汎用性が高すぎました。
出張性能も高いうえ、前述の《Emヒグルミ》と合わせた【EMEm】は遊戯王史上でもトップクラスの最強デッキです。
遊戯王 最強の禁止カード:エクストラデッキ編
《星守の騎士 プトレマイオス》
エクシーズ・効果モンスター(禁止カード)
ランク4/光属性/戦士族/攻 550/守2600
レベル4モンスター×2体以上
(1):このカードのX素材を3つまたは7つ取り除いて発動できる。
●3つ:「No.」モンスター以外の、このカードよりランクが1つ高いXモンスター1体を、
自分フィールドのこのカードの上に重ねてX召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
この効果は相手ターンでも発動できる。
●7つ:次の相手ターンをスキップする。
(2):お互いのエンドフェイズ毎に発動できる。
自分のエクストラデッキの「ステラナイト」カード1枚を選び、
このカードの下に重ねてX素材とする。
《星守の騎士プトレマイオス》は、2つの効果を持つランク4エクシーズの禁止カードです。
1つは「No.」以外のランク5モンスターを自身に重ねてエクシーズ召喚できる効果。2つ目は、素材を7つ取り除くことで相手ターンをスキップする効果です。
実質使われるのはランク5モンスターを乗せてエクシーズ召喚する効果で、汎用性が最強クラスです。
《サイバー・ドラゴン・ノヴァ》を特殊召喚することで、そのまま《サイバー・ドラゴン・インフィニティ》につなげることができ、この動きが非常に強力でした。
ランク4エクシーズの中でも汎用性が高すぎるため、禁止カードとなりました。
《No.16色の支配者ショック・ルーラー》
エクシーズ・効果モンスター(禁止カード)
ランク4/光属性/天使族/攻2300/守1600
レベル4モンスター×3
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
カードの種類(モンスター・魔法・罠)を宣言して発動できる。
次の相手ターン終了時まで、宣言した種類のカードをお互いに発動できない。
《No.16色の支配者ショック・ルーラー》は、カードの種類を宣言し、宣言したカードを相手ターン終了まで封じるランク4エクシーズの禁止カードです。
相手デッキの展開をある程度把握しておけば、先攻1ターン目で相手のキーカード(モンスター・魔法・罠)の発動を防げます。
ペンデュラムデッキが相手であれば、魔法を宣言するだけで動きがかなり制限されますね。
条件もレベル4モンスター3体と緩いため、簡単に出せる最強の汎用モンスターです。
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遊戯王 最強の禁止カード:魔法カード編
《いたずら好きな双子悪魔》
通常魔法(禁止カード)
1000ライフポイントを払って発動する。
相手は手札をランダムに1枚捨て、さらにもう1枚選択して捨てる。
《いたずら好きな双子悪魔》は、相手の手札を計2枚捨てさせる禁止カードです。
1枚で簡単にアドバンテージを稼ぐことができるカードです。
先攻から複数枚使うことができれば、その対戦はほぼ勝ちといっても過言ではないでしょう。
1枚で相手の手札を2枚減らせれるのは最強ですね。
《押収》
通常魔法(禁止カード)
1000ライフポイントを払って発動する。
相手の手札を確認し、その中からカードを1枚捨てる。
《押収》は、相手の手札を確認して1枚捨てる禁止カードです。
《いたずら好きな双子悪魔》とは違い1枚しか捨てられませんが、相手の手札を確認し選ぶことができます。
確実にコンボパーツなどを捨てることができるため、非常に強力です。
《強引な番兵》
通常魔法(禁止カード)
相手の手札を確認し、その中からカードを1枚デッキに戻す。
《強引な番兵》は、相手の手札を1枚デッキに戻す禁止カードです。
上記2枚の《いたずら好きな双子》《押収》と比べるとライフコストがありません。
また相手の手札を捨てるではなく、デッキに戻す効果なので墓地利用すら許しません。
個人的には最強のハンデスカードだと思います。
《強欲な壺》
通常魔法(禁止カード)
デッキからカードを2枚ドローする。
《強欲な壺》は、コストなしで、デッキから2枚ドローできる禁止カードです。
このカードが制限カードだったとして、採用しないデッキを探す方が難しいカードです。まさに最強のカードです。
現在では様々なデメリット付きの2枚ドローのカードが出ていますね。
《天使の施し》
通常魔法(禁止カード)
自分のデッキからカードを3枚ドローし、その後手札を2枚選択して捨てる。
《天使の施し》は、デッキから3枚ドローしその後2枚捨てる禁止カードです。
こちらも《強欲な壺》と同じくかなり古いカードです。
3枚ドローはもちろん、手札を捨てられるのが最強ポイントです。
《生還の宝札》
永続魔法(禁止カード)
自分の墓地に存在するモンスターが特殊召喚に成功した時、
自分のデッキからカードを1枚ドローする事ができる。
《生還の宝札》は、墓地からモンスターを特殊召喚した時に1ドローできる永続魔法の禁止カードです。(ターン制限なし)
蘇生系カードが増えることで悪用されてしまい、禁止になりました。
《暗黒のマンティコア》2体を無限に蘇生させることで、「エクゾディア」を揃えるデッキなども生まれました。
《蝶の短剣ーエルマ》
装備魔法(禁止カード)
装備モンスターの攻撃力は300ポイントアップする。
モンスターに装備されているこのカードが破壊されて墓地に送られた時、
このカードを持ち主の手札に戻す事ができる。
《蝶の短剣ーエルマ》は攻撃力が300アップする装備魔法の禁止カードで、装備されている時に破壊されると手札に戻る効果を持ちます。(ターン制限なし)
《鉄の騎士ギアフリード》と《王立魔法図書館》の2枚と組み合わせることで、無限にドローすることが可能になり、「エクゾディア」が簡単に揃えられてしまうことから禁止になりました。
その他、様々な無限ループのキーパーツとなる最強カードです。
遊戯王 最強の禁止カード:罠カード編
《第六感》
通常罠(禁止カード)
自分は1から6までの数字の内2つを宣言する。
相手がサイコロを1回振り、宣言した数字の内どちらか1つが出た場合、
その枚数自分はカードをドローする。
ハズレの場合、出た目の枚数デッキの上からカードを墓地へ送る。
《第六感》は、1から6までの数字を宣言し、相手はサイコロを振ります。宣言した数字がでた場合その枚数ドローして、はずれた場合は出た目の分デッキの上からカードを墓地に送れる禁止カードです。
5と6を宣言することで最大6枚ドローができ、はずれても墓地肥やしができるため強力なカードです。
運が絡むとはいえ、6枚ドローは最強過ぎますね。
《ラストバトル!》
通常罠(禁止カード)
自分のライフポイントが1000以下の場合、相手ターンにのみ発動する事ができる。
発動後、自分フィールド上に存在するモンスター1体を選択し、
そのモンスター以外のお互いの手札・フィールド上のカードを全て墓地へ送る。
その後、相手はデッキからモンスター1体を表側攻撃表示で特殊召喚し、
自分が選択したモンスターと戦闘を行う。
この戦闘によって発生するお互いのプレイヤーへの戦闘ダメージは0になる。
このターンのエンドフェイズ時、
どちらかのプレイヤーのみがモンスターをコントロールしていた場合、
そのコントローラーはデュエルに勝利する。
それ以外の場合は引き分けになる。
《ラストバトル!》は、自分フィールドのモンスター1体と相手のデッキのモンスター1体を戦闘させ、モンスターが残った方の勝ちになるというかなり特殊な禁止カードです。
カードゲームの駆け引きを全て無視したものとなっていますが、友達との間で使うのであれば盛り上がるかもしれません。
ちなみに、自分のフィールドに残すモンスターを《昇霊術師ジョウゲン》にすると、相手はモンスターを特殊召喚できなくなるため、自動的に勝ちが確定します。
1枚でデュエルを終わらせられる最強の罠カードです。
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まとめ:遊戯王禁止カードをさかのぼって最強のカードを知ろう!
今回は遊戯王初心者の方に向けて、最強の禁止カードをいくつか厳選して紹介しました。
友人間で何枚かを解禁して遊んでみるのも面白いかもしれません。
引き続き、遊戯王初心者向けの記事を作成していきます。