ゲーム開発者会議「CEDEC 2018」(コンピュータエンターテインメント協会主催)での講演にて、「コナミデジタルエンタテインメント」は『「遊☆戯☆王オフィシャルカードゲーム」のカードを画像認識で判別できるシステム』を開発したと発表しました。
「コナミデジタルエンタテインメント」は「遊戯王 デュエルリンクス」の開発のほか、IT技術を活用した独自性の高いエンタテインメントコンテンツを創出している会社です。
今回は、発表された「画像認識判別システム」を紹介します。
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遊戯王「画像認識判別システム」の概要
「CEDEC 2018」にて発表された「画像認識判別システム」について、簡単に紹介します。
引用:https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/event/18/00026/082300005/?n_cid=nbpnxt_twcm_it
9000種類の遊戯王カードをAI(人工知能)による画像認識で判別!
「コナミデジタルエンタテインメント」は、現実世界でカードを出し合う「遊戯王」を、将来的にコンピュータゲームと連動して新しい遊び方を提案する狙いがあります。
しかし2018年現在、すでに9000種類を超えるカードが出回っており、今から大量のカードにQRコードなどの識別方法を加えるのは難しいです。
そこで目を付けたのが、画像認識システムの活用です。
それでも当初開発したシステムでは、カードの機械学習に20日間を要し、判別精度も50%程度と使い物にならないレベルと判断。
最終的に行き着いたのが、「半透明合成学習」という手法です。
「半透明合成学習」は、実物のカード画像とCGで制作したカード画像の異なる2枚のカード画像を半透明化したうえで合成し、これを機械学習用の画像として使う方法です。
このシステムの採用により、機械学習の所要時間は当初の20日間から4~5日間程度に短縮、判別精度も50%からほぼ100%になりました。
半透明合成したカード画像は、人の目での判断は難しいようですが、カードの特徴が際立ち、コンピュータでの処理効率が高まっているとのことです。
情報ソース:日経 xTECH
https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/event/18/00026/082300005/?n_cid=nbpnxt_twcm_it
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まとめ
「コナミデジタルエンタテインメント」が発表した、「遊戯王カード画像認識判別システム」について紹介しました。
20周年という節目を迎え、すでに9000種類を超えているという遊戯王カードの数にも驚きですが、最新技術の採用で新しい「遊戯王」のゲームが生まれるかもしれません。
モバイルゲームの波にのり「遊戯王 デュエルリンクス」が施行され、近年ではVRやARといった分野も伸びているので、ソリッドビジョンも遠くないかもしれませんね。
eスポーツとしも「遊戯王」は動画配信など多様な楽しみ方が増えているので、システムの向上は「遊戯王」ゲーム自体の発展につながることでしょう。
引き続き、遊戯王の最新情報を記事にしていきます。