《見切りの極意》は「エクストリーム・フォース」で登場したカウンター罠カードです。
相手の墓地のカードと同名カードの発動を無効にし、破壊する効果を持っています。
一見、同名カードがなければ使えない使いづらそうなカードに見えますが、実は手札誘発モンスターやコストとして自身を墓地に送るカードを無効にできるというとんでもない裁定が下っており、大会環境で使えるのではと話題になっているカードです。
そこで今回は、《見切りの極意》の効果・裁定情報について、解説・考察していきます。
無効にできるカード・できないカードなど、少しややこしい裁定があるので、一度確認しておくことをオススメします。
それでは、《見切りの極意》を解説していきます。
もくじ
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《見切りの極意》カード紹介
《見切りの極意》はモンスター・魔法・罠を問わず相手の墓地のカードと同名カードの発動を無効にするカウンター罠です。
《見切りの極意》
①:相手の墓地のカードと同名の
モンスターの効果・魔法・罠カードを相手が発動した時に発動できる。
その発動を無効にし破壊する。(引用:遊戯王wiki)
無効効果自体はかなり強いですが、相手の墓地墓地に同名カードがないと発動できないというのが少し気になります。
しかし、実はあらゆるカード効果を無効にできる可能性を秘めています。
なんと、採用率の高い「手札誘発モンスター」に対して非常に有効なカードなのです。
それでは、どのように有効なのか解説していきます。
《見切りの極意》で無効にできる効果
《見切りの極意》の最大の売りは、墓地に送って発動する効果・墓地で発動する効果に強いことです。
《見切りの極意》のテキストを見ると、相手の墓地に同名カードがあるときにしか機能しないように見えます。
相手が同名カードを2枚以上採用していないと腐る文章です。
しかし、相手の墓地に同名カードがない場合でも《見切りの極意》が発動できる状況があります。
《見切りの極意》が発動できるケース①
《見切りの極意》は、墓地へ送って発動する効果と自身をリリースして発動する効果を無効にすることができます。
これらの共通点は、発動時コストとして自身を墓地に送っているということです。
「コストとして墓地に送られた時点で墓地に同名カードが存在する」という裁定が下っており、《見切りの極意》の発動条件を満たしているのです。
そのため、効果を発動したカード以外に同名カードが墓地にある必要はありません。
1回目の発動にチェーンして《見切りの極意》を発動できます。
【《見切りの極意》で無効にできるカード①】
◆ 墓地へ送って発動する効果
- 《増殖するG》
- 《灰流うらら》
- 《エフェクト・ヴェーラー》
- 《オネスト》など
◆ 自身をリリースして発動する効果
- 《スターダスト・ドラゴン》
- 《惑星探索車》など
《見切りの極意》が発動できるケース②
《見切りの極意》は、墓地で発動するカード効果を無効にすることができます。
「既に墓地にある状態も同名カードが墓地にある」という裁定が下っており、《見切りの極意》の発動条件を満たします。
【《見切りの極意》で無効にできるカード②】
◆ 墓地で発動する効果
- 《クリッター》
- 《グローアップ・バルブ》
- 《マスマティシャン》の墓地効果
墓地効果に対応できない状況もある
一方、《見切りの極意》は墓地から除外して発動する効果には対応できません。
コストとして墓地から除外する(既に墓地に存在しない)カードに対しては、《見切りの極意》を発動した時に墓地に同名カードがないので、《見切りの極意》の発動条件を満たしません。
【《見切りの極意》で無効にできないカード】
◆ 墓地から除外して発動する効果
- 《ネクロ・ガードナー》
- 《超電磁タートル》
- レベル3「幻影騎士団」モンスターの墓地効果
ただし、相手の墓地に《ネクロ・ガードナー》が複数ある場合の1枚目を墓地から除外して発動した効果にチェーンして《見切りの極意》を使することは可能です。
環境テーマ対策としての活用
《見切りの極意》が有効になる環境テーマは、「SPYRAL 」「彼岸」「シャドール」だと思います。
相手の墓地に《SPYRAL - ダンディ》があれば、《SPYRAL - ザ・ダブルへリックス》に対して《見切りの極意》を発動できます。
《SPYRAL - ザ・ダブルへリックス》はフィールドと墓地で《SPYRAL -ダンディ》として扱い、同名カードとなるからです。
「SPYRAL 」は、《SPYRAL -ザ・ダブルへリックス》を中心として展開してきますので、この効果を止められるのは効果的でしょう。
また、【SPYRAL 】デッキは墓地に同名カードが貯まりやすいので、使用する機会は多いと思います。
「彼岸」「シャドール」は、共にテーマ単位で墓地効果に依存しており、モンスターのほとんどに対して《見切りの極意》を発動できます。
ただ《見切りの極意》の問題点は、ウンター罠という性質上、後攻では中々機能しにくいことです。
しかし、1度セットしてしまえば発動機会はなかなか多いので採用する価値は充分にあります。
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まとめ
いかがだったでしょうか。
《見切りの極意》は一見発動しにくいようですが、裁定に恵まれた汎用性の高いカードだということががおわかり頂けたと思います。
特に手札誘発モンスター対策としては非常に優秀ですね。
おそらくこの先も手札誘発モンスターは活躍し続けると思われます。
それに伴い《見切りの極意》も非常に長い間活躍するカードになるでしょう。
引き続き遊戯王の最新カードの考察をお届けします。
それでは、またお会いしましょう。