遊戯王の最新カード《ヴァレルロード・ドラゴン》を考察したページです。
2017年7月8日、最新パック「サーキット・ブレイク」が発売されます。
今回は、このパックに収録される《ヴァレルロード・ドラゴン》の効果を解説し、考察していきたいと思います。
もくじ
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《ヴァレルロード・ドラゴン》とは
今回紹介する《ヴァレルロード・ドラゴン》はこちらのモンスターです。
《ヴァレルロード・ドラゴン》
リンク 闇属性 ドラゴン族
ATK 3000/LINK -4
【リンクマーカー:右・右下・左・左下】
効果モンスター3体以上
(1):このカードはモンスターの効果の対象にならない。
(2):1ターンに1度、フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力・守備力は500ダウンする。この効果の発動に対して相手はカードの効果を発動できない。この効果は相手ターンでも発動できる。
(3):このカードが相手モンスターに攻撃するダメージステップ開始時に発動できる。その相手モンスターをこのカードのリンク先に置いてコントロールを得る。そのモンスターは次のターンのエンドフェイズに墓地へ送られる。
リンク4
効果モンスター3体以上を必要とするリンク4のモンスターです。
リンク3+モンスター1体といった方法で出すことができない点に注意です。
リンクマーカーは左・右・左下・右下と、EXモンスターゾーンに出してもメインモンスターゾーンに出しても、EXモンスターゾーンを拡張することができます。
モンスター効果の対象にならない
《真竜剣皇マスターP》など、対象をとって破壊するモンスターによって突破されません。
最近では対象をとらない除去をもったモンスターも出てきましたが、それでも強力な耐性といえるでしょう。
フリーチェーンの弱体化能力
1ターンに1度、フィールドの表側表示モンスター1体の攻撃力・守備力を500下げることができます。
「相手ターンでも発動できる」の一文により好きなタイミングで発動することができ、ダメージステップにも発動できる効果となっています。
この効果の発動に対して相手はカードの効果を発動できないため、《天罰》などで止められず、《幽鬼うさぎ》により破壊されることもありません。
それだけでなく、モンスターの召喚成功時のタイミングではターンプレイヤーからカードの発動ができるため、チェーン1に《ヴァレルロード・ドラゴン》の効果を発動することで、《奈落の落とし穴》や《激流葬》を発動させることなくモンスターを着地させることができます。
これは《ヴァレルロード・ドラゴン》自身を特殊召喚する際にも同様です。
ただし、《ヴァレルロード・ドラゴン》はモンスター効果の対象とならないため、このカード以外の表側表示モンスターが必要となります。
また特殊召喚自体を無効にする《神の宣告》や《神の通告》などには残念ながら無力です。
相手モンスターのコントロール奪取
《ヴァレルロード・ドラゴン》が相手モンスターに攻撃するダメージステップ開始時に、その相手モンスターのコントロールを得ることができます。
《ヴァレルロード・ドラゴン》のリンク先が空いている必要がありますが、リンクマーカーの向きが優秀なため、条件は緩いといえます。
ダメージステップ開始時に戦闘を行うモンスターが不在となるため、戦闘は終了し《ヴァレルロード・ドラゴン》は攻撃を行うことができなくなりますが、コントロールを得たモンスターで攻撃をすることができるため、あまり気にならないデメリットです。
この相手モンスターは次のターンのエンドフェイズに墓地へ送られますが、相手ターンを凌ぐ壁としても使えますし、リンク召喚などの素材に使うこともできます。
相性のいいカード
「ヴァレット」モンスター
《アネスヴァレット・ドラゴン》
効果モンスター
星1/闇属性/ドラゴン族/攻0/守 2200
このカード名の①②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:フィールドのこのカードを対象とするリンクモンスターの効果が発動した時に発動できる。このカードを破壊する。その後フィールドの表側表示モンスター1体を選ぶ。そのモンスターは攻撃出来ず、効果は無効化される。
②:フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊され墓地へ送られたターンのエンドフェイズに発動できる。デッキから「アネスヴァレット・ドラゴン」以外の「ヴァレット」モンスター1体を特殊召喚する。
同じく「サーキット・ブレイク」に収録されているカード群で、リンクモンスターの効果の対象になった時に発動できる効果をもっています。
相手のリンクモンスターの効果の対象になった場合は問題なく発動できるのですが、自分のリンクモンスターの効果の対象になった場合は一度相手に優先権が移るため、そこでカードを発動されてしまうと「ヴァレット」モンスターはタイミングを逃し、効果を発動できません。
しかし、《ヴァレルロード・ドラゴン》の②効果に相手はカードを発動できないので、確実に「ヴァレット」モンスターの効果を発動することができます。
《青き眼の乙女》《聖刻龍-ドラゴンヌート》
「ヴァレット」モンスターと同じく、自身が対象となった時に発動できる効果をもっています。
この2枚は《青眼の白竜》やドラゴン族通常モンスターをデッキ・手札・墓地から特殊召喚することができます。
《ヴァレルロード・ドラゴン》の③効果と合わせることでモンスターが4体並ぶため、幅広いリンク、シンクロ、エクシーズ召喚が可能となります。
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まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は最新パック「サーキット・ブレイク」に収録される《ヴァレルロード・ドラゴン》について考察しました。
《ヴァレルロード・ドラゴン》はそのリンクマーカーの向きから、EXデッキのモンスターを並べる既存のデッキにも採用される汎用性を持っていそうですね。
モンスター効果では突破されにくく、自身の効果により戦闘にも強いため場持ちも良さそうです。
引き続き「サーキット・ブレイク」に収録されるカードを考察していきます。
それでは、またお会いしましょう。
【ヴァレット】デッキの回し方やデッキレシピについては、こちらにまとめています。
→「ヴァレットデッキ」とは?カード効果・デッキレシピ・回し方・相性の良いカード徹底解説!
「サーキット・ブレイク」の収録カードは、こちらにまとめています。
→『サーキット・ブレイク』全収録カードリスト・パック情報まとめ!(随時更新)
→「サーキット・ブレイク」は買うべき?注目テーマ・当たりカードを評価・考察!