遊戯王公式サイト「遊戯王.jp」から最新情報がフラゲされ、2018年10月の「リミットレギュレーション(禁止制限カード改定)」が発表されました。
「リミットレギュレーション」は、1つのデッキに採用できるカード枚数を決定する改定で、1月/ 4月/ 7月/ 10月の年4回実施されています。
規制されたカードは、採用可能枚数によって「禁止カード・制限カード・準制限カード」の3つに分かれています。
このページでは、2018年10月1日から施行されるリミットレギュレーションの内容を紹介まとめ、禁止・制限・準制限・規制緩和されたカードについて、簡単に解説・考察していきます。
さて、今回の禁止・制限カードはどのようになったのでしょうか、早速見てみましょう。
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2018年10月リミットレギュレーション変更内容
2018年10月1日から適用される、リミットレギュレーションの変更点はこちらです。
新禁止カード・新制限カード・新準制限カード・新制限解除カードに分けて、リストにしています。
【リミットレギュレーション変更点(2018年10月)】
◆ 新禁止カード
- 《アマゾネスの射手》
- 《メガキャノン・ソルジャー》
- 《サモン・ソーサレス》
◆ 新制限カード
- 《Emダメージ・ジャグラー》
- 《嵐征竜-テンペスト》
- 《トロイメア・ゴブリン》
- 《ヒーローアライブ》
- 《封印の黄金柩》
◆ 新準制限カード
- 《オルターガイスト・マルチフェイカー》
- 《ブリューナクの影霊衣》
- 《彼岸の旅人ダンテ》
- 《閃刀機-ウィドウアンカー》
- 《閃刀起動-エンゲージ》
- 《超融合》
- 《隣の芝刈り》
- 《真竜皇の復活》
- 《破壊輪》
◆ 制限解除
- 《召喚師アレイスター》
- 《SPYRAL GEAR-ドローン》
- 《D-HERO ディスクガイ》
- 《イビリチュア・ガストクラーケ》
- 《エルシャドール・ネフィリム》
- 《エルシャドール・ミドラーシュ》
情報ソース:https://yu-gi-oh.jp/index.php?page=details&&id=379
新禁止カード
新禁止カードは、《アマゾネスの射手》《メガキャノン・ソルジャー》《サモン・ソーサレス》の3枚です。
◆ 新禁止カード
- 《アマゾネスの射手》
- 《メガキャノン・ソルジャー》
- 《サモン・ソーサレス》
《アマゾネスの射手》《メガキャノン・ソルジャー》
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1400/守1000
(1):自分フィールドのモンスター2体をリリースして発動できる。相手に1200ダメージを与える。
効果モンスター
星5/地属性/機械族/攻1900/守1200
自分フィールド上に存在するモンスター2体を生け贄に捧げる度に、相手ライフに1500ポイントダメージを与える。
《アマゾネスの射手》《メガキャノン・ソルジャー》は、バーンループによる1ターンキルデッキで採用されていました。
【ABC】や【インフェルニティ】、【ゼンマイ】デッキに必須でしたが、前回のリミットレギュレーションに引き続き、先攻1ターン目からのワンキル展開は大幅に規制されました。
《サモン・ソーサレス》
リンクモンスター
リンク3/闇属性/魔法使い族/攻2400
【リンクマーカー:上/左下/右下】
トークン以外の同じ種族のモンスター2体以上
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。手札からモンスター1体を、このカードのリンク先となる相手フィールドに守備表示で特殊召喚する。
(2):このカードのリンク先の表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターと同じ種族のモンスター1体をデッキから選び、このカードのリンク先となる自分・相手フィールドに守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
《サモン・ソーサレス》は、優秀なリクルート効果を持つリンクモンスターで、多くのデッキで採用されていました。
《水晶機巧-ハリファイバー》と《ジェット・シンクロン》などでリンク召喚しやすい点から、ワンキル展開を助長していることもあり、リンクモンスター初の禁止カードとなりました。
新制限カード
新制限カードは、規制強化の《トロイメア・ゴブリン》《ヒーローアライブ》《封印の黄金柩》、規制緩和の《Emダメージ・ジャグラー》《嵐征竜-テンペスト》の合計5枚です。
◆ 新制限カード(強化)
- 《トロイメア・ゴブリン》
- 《ヒーローアライブ》
- 《封印の黄金櫃》
◆ 新制限カード(緩和)
- 《Emダメージ・ジャグラー》
- 《嵐征竜-テンペスト》
《トロイメア・ゴブリン》
リンク・効果モンスター
リンク2/風属性/悪魔族/攻1300
【リンクマーカー:左/右】
カード名が異なるモンスター2体
(1):このカードがリンク召喚に成功した場合、手札を1枚捨てて発動できる。この効果の発動時にこのカードが相互リンク状態だった場合自分はデッキから1枚ドローできる。自分は通常召喚に加えて1度だけ、このターンのメインフェイズにこのカードのリンク先となる自分フィールドに手札からモンスター1体を召喚できる。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、自分フィールドの相互リンク状態のモンスターは効果の対象にならない。
《トロイメア・ゴブリン》は、リンク素材が緩く召喚権を増やせることから、【剛鬼】や【トリックスター】で採用されていました。
エクストラリンクの要にもなっていたので、制限カードとなりました。
ただ、出張での採用では1枚のみの構築も多いため、さほど被害はなさそうです。
《ヒーローアライブ》
通常魔法
(1):自分フィールドに表側表示モンスターが存在しない場合、LPを半分払って発動できる。デッキからレベル4以下の「E・HERO」モンスター1体を特殊召喚する。
《ヒーローアライブ》は、ライフコストは重いものの、【HERO】デッキの要になっていました。
《D-HERO ディアボリックガイ》などと出張することで、リンク召喚を助長したり、【インフェルニティ】でのワンキル展開を加速していたため、制限カードとなりました。
《封印の黄金櫃》
通常魔法
(1):デッキからカード1枚を選んで除外する。このカードの発動後2回目の自分スタンバイフェイズに、この効果で除外したカードを手札に加える。
《封印の黄金櫃》は、サーチ効果よりも除外することをメリットとして採用されているカードです。
除外が効果発動のトリガーとなる【サンダー・ドラゴン】や、規制緩和された《嵐征竜-テンペスト》の影響もあり、制限カードとなりました。
《Emダメージ・ジャグラー》
効果モンスター
星4/光属性/魔法使い族/攻1500/守1000
「Emダメージ・ジャグラー」の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分にダメージを与える魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、このカードを手札から捨てて発動できる。その発動を無効にし破壊する。
(2):自分または相手のバトルフェイズにこのカードを手札から捨てて発動できる。このターン自分が受ける戦闘ダメージを1度だけ0にする。
(3):自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外して発動できる。デッキから「Emダメージ・ジャグラー」以外の「Em」モンスター1体を手札に加える。
《Emダメージ・ジャグラー》は、「Em」モンスターを容易にサーチできるため、禁止カードとなっていました。
登場当初は《Emヒグルミ》をサーチすることで猛威をふるっていましたが、《Emヒグルミ》は禁止カードとなり、【Em】デッキ自体の使用率も低下したため、規制緩和となりました。
《嵐征竜-テンペスト》
効果モンスター
星7/風属性/ドラゴン族/攻2400/守2200
自分の手札・墓地からこのカード以外のドラゴン族または風属性のモンスターを合計2体除外して発動できる。このカードを手札・墓地から特殊召喚する。
特殊召喚したこのカードは相手のエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。
また、このカードと風属性モンスター1体を手札から墓地へ捨てる事で、デッキからドラゴン族モンスター1体を手札に加える。
このカードが除外された場合、デッキからドラゴン族・風属性モンスター1体を手札に加える事ができる。「嵐征竜-テンペスト」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
《嵐征竜-テンペスト》は、他の長らく禁止カードだった風属性の「征竜(せいりゅう)」モンスターです。
「征竜」自体はデッキテーマとして使用できないため、規制緩和されましたが、《破滅竜ガンドラX》をサーチ可能なため、新たな1ターンキルルートが確立されています。
新準制限カード
新準制限カードは、規制強化の《オルターガイスト・マルチフェイカー》《閃刀機-ウィドウアンカー》《閃刀起動-エンゲージ》《隣の芝刈り》と、規制緩和の《ブリューナクの影霊衣》《彼岸の旅人ダンテ》《超融合》《真竜皇の復活》《破壊輪》の合計9枚です。
◆ 新準制限カード(強化)
- 《オルターガイスト・マルチフェイカー》
- 《閃刀機-ウィドウアンカー》
- 《閃刀起動-エンゲージ》
- 《隣の芝刈り》
◆ 新準制限カード(緩和)
- 《ブリューナクの影霊衣》
- 《彼岸の旅人ダンテ》
- 《超融合》
- 《真竜皇の復活》
- 《破壊輪》
《オルターガイスト・マルチフェイカー》
効果モンスター
星3/闇属性/魔法使い族/攻1200/守 800
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分が罠カードを発動した場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「オルターガイスト・マルチフェイカー」以外の「オルターガイスト」モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。この効果を発動するターン、自分は「オルターガイスト」モンスターしか特殊召喚できない。
《オルターガイスト・マルチフェイカー》は、【オルタ―ガイスト】デッキの要で、《オルターガイスト・シルキタス》をリクルートし、相手のカードをバウンスしつつ、使いまわすことができました。
環境トップクラスになった【オルタ―ガイスト】の展開を抑制するため、準制限に規制されました。
《閃刀機-ウィドウアンカー》《閃刀起動-エンゲージ》
速攻魔法
(1):自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない場合、フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。その後、自分の墓地に魔法カードが3枚以上存在する場合、そのモンスターのコントロールをエンドフェイズまで得る事ができる。
通常魔法
(1):自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない場合に発動できる。デッキから「閃刀起動-エンゲージ」以外の「閃刀」カード1枚を手札に加える。その後、自分の墓地に魔法カードが3枚以上存在する場合、自分はデッキから1枚ドローできる。
《閃刀機-ウィドウアンカー》《閃刀起動-エンゲージ》は、【閃刀姫】デッキの展開・妨害の要となるカードです。
【閃刀姫】デッキ以外への出張パーツとしても採用率も高いカードでしたが、環境デッキである【閃刀姫】自体の規制を兼ねて、準制限カードとなりました。
《隣の芝刈り》
通常魔法
(1):自分のデッキの枚数が相手よりも多い場合に発動できる。デッキの枚数が相手と同じになるように、自分のデッキの上からカードを墓地へ送る。
《隣の芝刈り》は、大量にデッキからの墓地送りが可能で、墓地肥やしを主体とするデッキの要です。
【サンダー・ドラゴン】や【アンデット族】デッキのように、墓地でのアドバンテージが稼げてしまうデッキを規制するため、準制限カードとなりました。
《ブリューナクの影霊衣》
儀式・効果モンスター(制限カード、2018/10/01から準制限カード)
星6/水属性/戦士族/攻2300/守1400
「影霊衣」儀式魔法カードにより降臨。
「ブリューナクの影霊衣」以外のモンスターのみを使用した儀式召喚でしか特殊召喚できない。「ブリューナクの影霊衣」の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードを手札から捨てて発動できる。デッキから「ブリューナクの影霊衣」以外の「影霊衣」モンスター1体を手札に加える。
(2):エクストラデッキから特殊召喚された、フィールドのモンスターを2体まで対象として発動できる。そのモンスターを持ち主のデッキに戻す。
《ブリューナクの影霊衣》は、自身を手札から捨てることで「影霊衣(ネクロス)」をサーチできる儀式モンスターです。
【影霊衣】デッキでは万能とも言えるサーチカードだったため長らく制限カードでしたが、【影霊衣】デッキの使用率の低下により規制緩和されました。
《彼岸の旅人ダンテ》
エクシーズ・効果モンスターランク3/光属性/戦士族/攻1000/守2500
レベル3モンスター×2
(1):1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、自分のデッキの上からカードを3枚まで墓地へ送って発動できる。このカードの攻撃力はターン終了時まで、この効果を発動するために墓地へ送ったカードの数×500アップする。
(2):このカードは攻撃した場合、バトルフェイズ終了時に守備表示になる。
(3):このカードが墓地へ送られた場合、このカード以外の自分の墓地の「彼岸」カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
《彼岸の旅人ダンテ》は、【彼岸】デッキにおいて、デッキトップを墓地に送る手段としてだけでなく、《永遠の淑女 ベアトリーチェ》のエクシーズ素材になることができます。
【彼岸】自体は強化されましたが、デッキの使用率が低下しており、ルール変更でリンク召喚以外での大量展開も難しくなってきたため、規制緩和されました。
《超融合》
速攻魔法(制限カード、2018/10/01から準制限カード)
このカードの発動に対して魔法・罠・モンスターの効果は発動できない。
(1):手札を1枚捨てて発動できる。自分・相手フィールドから融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを墓地へ送り、その融合モンスター1体をエクストラデッキから融合召喚する。
《超融合》は、フィールドのモンスターを融合素材にできる速攻魔法の融合カードです。
融合素材の指定が緩い融合モンスターの融合召喚を狙うことができ、除去カードとしても有効な1枚だったため、制限カードとなっていましたが、採用率の低下により緩和されました。
《真竜皇の復活》
永続罠
「真竜皇の復活」の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できず、(1)(2)の効果は同一チェーン上では発動できない。
(1):自分の墓地の「真竜」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを守備表示で特殊召喚する。この効果の発動後、ターン終了時まで自分はモンスターを特殊召喚できない。
(2):相手メインフェイズに発動できる。「真竜」モンスター1体を表側表示でアドバンス召喚する。
(3):このカードが魔法&罠ゾーンから墓地へ送られた場合、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを破壊する。
《真竜皇の復活》は、【真竜】デッキでリリース要因を確保するほか、モンスター除去カードとして使われる永続罠カードです。
《真竜剣皇マスターP》の禁止と共に、【真竜】デッキを規制するため制限カードとなっていましたが、デッキ採用率の低下のため緩和されました。
《破壊輪》
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):相手ターンに、相手LPの数値以下の攻撃力を持つ相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。その表側表示モンスターを破壊し、自分はそのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを受ける。その後、自分が受けたダメージと同じ数値分のダメージを相手に与える。
《破壊輪》は、エラッタされて制限復帰したカードの1枚です。
エラッタ後のリミットレギュレーションでさらに制限緩和・制限解除されることがほとんどですが、長らく制限カードのまま留まっていました。
《デストロイ・ドラゴン》の登場もあって、規制緩和されたのかもしれません。
制限解除カード
新制限解除カードは、《召喚師アレイスター》《SPYRAL GEAR-ドローン》《D-HERO ディスクガイ》《イビリチュア・ガストクラーケ》《エルシャドール・ネフィリム》《エルシャドール・ミドラーシュ》の6枚です。
◆ 制限解除カード
- 《召喚師アレイスター》
- 《SPYRAL GEAR-ドローン》
- 《D-HERO ディスクガイ》
- 《イビリチュア・ガストクラーケ》
- 《エルシャドール・ネフィリム》
- 《エルシャドール・ミドラーシュ》
《召喚師アレイスター》
効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻1000/守1800
(1):このカードを手札から墓地へ送り、自分フィールドの融合モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで1000アップする。この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが召喚・リバースした場合に発動できる。デッキから「召喚魔術」1枚を手札に加える。
《召喚師アレイスター》は、《召喚魔術》のサーチ効果を持つほか、「召喚獣」の融合素材となる【召喚獣】デッキの要です。
登場当初から「召喚獣」関係のカードと共に出張採用が見られたため、規制を受けていました。
ただ、《召喚獣メルカバー》が制限カードとなっており、【召喚獣】デッキ緩和のため制限解除されました。
《SPYRAL GEAR-ドローン》
効果モンスター
星1/風属性/機械族/攻 100/守 100
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。相手のデッキの上からカードを3枚確認し、好きな順番でデッキの上に戻す。
(2):このカードをリリースし、自分フィールドの「SPYRAL」モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターの攻撃力は相手フィールドのカードの数×500アップする。この効果は相手ターンでも発動できる。
(3):自分の墓地からこのカードと「SPYRAL」カード1枚を除外し、自分の墓地の「SPYRAL-ダンディ」1体を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
《SPYRAL GEAR-ドローン》は、【SPYRAL】デッキでデッキトップを確実に当てる手段として採用されていました。
《機械複製術》による大量リクルートが可能で、容易に《SPYRAL-ザ・ダブルヘリックス》につなげられることから規制を受けていましたが、《サモン・ソーサレス》の禁止に伴い展開力が弱体化し、デッキ自体の使用率も低下したため、規制解除されました。
《D-HERO ディスクガイ》
効果モンスター
星1/闇属性/戦士族/攻 300/守 300
このカード名の効果はデュエル中に1度しか使用できない。このカードは墓地へ送られたターンには墓地からの特殊召喚はできない。
(1):このカードが墓地からの特殊召喚に成功した場合に発動できる。自分はデッキから2枚ドローする。
《D-HERO ディスクガイ》は、蘇生するとデッキから2枚ドローする効果を持つ「D-HERO」モンスターです。
エラッタにより規制緩和され、強力なドロー効果を有していますが、ターン1制限は重く、採用率も低下していることから、制限解除となりました。
《イビリチュア・ガストクラーケ》
儀式・効果モンスター
星6/水属性/水族/攻2400/守1000
「リチュア」と名のついた儀式魔法カードにより降臨。このカードが儀式召喚に成功した時、相手の手札をランダムに2枚まで確認し、その中から1枚を選んで持ち主のデッキに戻す。
《イビリチュア・ガストクラーケ》は、ハンデスとピーピン効果を持った「リチュア」儀式モンスターです。
「聖刻」と「リチュア」を組み合わせた【聖刻リチュア】のキーカードで、先攻1ターン目から連続儀式召喚し、相手の手札を大量にハンデスしていく戦法をとります。
環境の変化で準制限に緩和されたものの、【リチュア】デッキの使用率の低下もあり、制限解除となりました。
《エルシャドール・ネフィリム》
融合・効果モンスター
星8/光属性/天使族/攻2800/守2500
「シャドール」モンスター+光属性モンスター
このカードは融合召喚でのみEXデッキから特殊召喚できる。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「シャドール」カード1枚を墓地へ送る。
(2):このカードが特殊召喚されたモンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に発動する。そのモンスターを破壊する。
(3):このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地の「シャドール」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
《エルシャドール・ネフィリム》は、光属性と「シャドール」モンスターで融合召喚でき、特殊召喚されたモンスターと戦闘を行うダメージステップ開始時に、そのモンスターを破壊する効果を持ちます。
光属性を素材にできる点が非常に強力で、一時期は禁止カードになるほどのカードでしたが、【シャドール】自体の使用率の低下により、規制緩和されることとなりました。
《エルシャドール・ミドラーシュ》
融合・効果モンスター
星5/闇属性/魔法使い族/攻2200/守 800
「シャドール」モンスター+闇属性モンスター
このカードは融合召喚でのみEXデッキから特殊召喚できる。
(1):このカードは相手の効果では破壊されない。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、その間はお互いに1ターンに1度しかモンスターを特殊召喚できない。
(3):このカードが墓地へ送られた場合、自分の墓地の「シャドール」魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを手札に加える。
《エルシャドール・ミドラーシュ》は、モンスターの特殊召喚に制限をかける闇属性の「シャドール」融合モンスターです。
《簡易融合》から容易に特殊召喚でき、「シャドール」のメタ要因でしたが、《エルシャドール・ネフィリム》同様、使用率の低下から規制緩和されました。
規制されなかったカード
一方、2018年10月のリミットレギュレーションで規制されると予想されながらも、規制されなかったカードには、《水晶機巧-ハリファイバー》《ファイアウォール・ドラゴン》《プリーステス・オーム》などがあります。
これらのカードは、環境デッキの先行制圧や、ワンターンキルやループコンボに使用されるため、規制の声も強いです。
特に《ファイアウォール・ドラゴン》(通称:FWD)は、アニメ遊戯王VRAINSの主人公が使うカードでもあってか、なかなか規制が強まりません。
◆ 規制されなかったカード
- 《水晶機巧-ハリファイバー》
- 《ファイアウォール・ドラゴン》
- 《プリーステス・オーム》
《水晶機巧-ハリファイバー》
リンク・効果モンスター
リンク2/水属性/機械族/攻1500
【リンクマーカー:左下/右下】
チューナー1体以上を含むモンスター2体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。手札・デッキからレベル3以下のチューナー1体を守備表示で特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは、このターン効果を発動できない。
(2):相手のメインフェイズ及びバトルフェイズにフィールドのこのカードを除外して発動できる。EXデッキからSモンスターのチューナー1体をS召喚扱いで特殊召喚する。
《水晶機巧-ハリファイバー》は、レベル3チューナーとシンクロチューナーモンスターを特殊召喚する効果を持ちます。
リンク召喚を活用する数多くのデッキで採用されており、《サモン・ソーサレス》とともに、環境デッキの展開の基軸となることが多い1枚です。
規制はかからなかったものの、《サモン・ソーサレス》が禁止されることで展開力が落ち着き、採用率は大きく変動しそうです。
《ファイアウォール・ドラゴン》
リンク・効果モンスター
リンク4/光属性/サイバース族/攻2500
【リンクマーカー:上/左/右/下】
モンスター2体以上
(1):このカードがフィールドに表側表示で存在する限り1度だけ、このカードと相互リンクしているモンスターの数まで、自分または相手の、フィールド・墓地のモンスターを対象として発動できる。そのモンスターを持ち主の手札に戻す。この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードのリンク先のモンスターが、戦闘で破壊された場合、または墓地へ送られた場合に発動できる。
手札からモンスター1体を特殊召喚する。
《ファイアウォール・ドラゴン》は、ターン制限のない手札からの特殊召喚効果が何かと話題なリンクモンスターです。
リンク召喚が容易だった要因の《サモン・ソーサレス》が禁止カードになったため、展開しにくくはなりましたが、効果にターン1制限がついていない以上、まだまだ悪用されそうなカードです。
主人公補正はいつまで続くのでしょうか。。。
《プリーステス・オーム》
効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻1700/守1600
自分フィールド上に表側表示で存在する闇属性モンスター1体を生け贄に捧げる事で、相手ライフに800ポイントダメージを与える。
《プリーステス・オーム》は、《アマゾネスの射手》などと共にバーン効果で注目されている1枚です。
リリース要因は闇属性限定ですが、今後《プリーステス・オーム》を採用し、規制を免れたカードと組み合わせて、バーン効果によるワンキル展開が開発されるかもしれません。
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リミットレギュレーションに対するユーザーの感想
きりぶろ!が遊戯王最新情報をおしらせする「きりぶろLINE」にて、リミットレギュレーションに対するユーザーの感想を集めました。
予想通りという声や、テンペスト緩和への驚き、今後の遊戯王が楽しみという意見が多いようです。
全体的にポジティブな感想が多いですが、サモソ禁止にネガティブな印象を持った方も結構いるみたいです。
◆ リミットレギュレーションに対するユーザーの感想
- アライブ制限になったけどエアーマンが準制限のまま
- 正直サモソは分かってたけどエンゲージ準制限は納得出来ないですね…
- 結構良い感じだと思います。あんまり触りすぎると今の良環境を壊しちゃうから触りすぎず放置しすぎずで良い改定です!
オルターガイストマルチフェイカーだけで助かったあぁぁぁぁ! - ついに征竜が…
エラッタされるのかな? - テンペストマジか…
- 超融合が緩和されて、準制限になったから嬉しい。
- スゴく楽しくなりそうです
- サモンソーサレスよりもハリファイバーが引っ掛かる気がしてたんですけどねぇ…
- サモンは悲しくも良き判断だったと思います、
- サモソが逝ってしまったので、引退します
- サモソ禁止はやり過ぎだと思いました
- サモソこの前買ったばかりなのにー
大会で使用する前に死におったチ───(´-ω-`)───ン
価値暴落するサモソ買い集めよ。
プトレマイオスのように帰って来れないかもしれないけどさ - ADIFが少し弱体化してしまい悲しい
- まーたFWDは、身代わりをつくって逃げましたね。
- 個人的にサモン・ソーサレスが禁止になったのは痛手です!私の発表前の個人的な予想改訂はフラゲ発表されていた鰻が帰ってきて来れることは叶いませんでしたけどね!ちなみに制限に四征竜の内の一体の嵐征竜-テンペストだけが復活なんですね!
- 今回の改訂について一言で言わせていただきますと複雑な改訂になったと思っています。
まず目についたのはやはりサモソですね。ようやく規制されたと思っています。
またワンキル要員も今回は確実に規制されこれでワンキルは減ったのかと思っています。
テンペスト緩和も驚きですね。征竜はいつ戻ってくるのかなといつも考えていましたが、ここにきてのテンペストのみ制限…KONAMIもだいぶ慎重になっているのかなと思いました。この調子なら他の征竜も少しずつ緩和されると思います。
そして黄金櫃の制限にも驚きました。今回自分はサンドラノータッチかと思ったのですが、やはり先行で黄金櫃一枚あればサーチ封じという流れが強かったんでしょうね…ですがアレイスターが無制限なので召喚獣に移行する人が増えると考えます。
そして…多分これが自分の中で一番驚いたのですがエンゲージ準制にするならウィドウは禁止でもいいと思います。
まだまだ閃刀姫はあまいですね…サンドラ相手にも無限泡影、ウィドウ、精神操作なんか積んでる人だと初手に来る確率が約10分の1…サンドラ相手だったとしてもほとんどの確率でサーチ効果を無効にできる…これだとサンドラの意味が…っとすごく思います…
閃刀姫に関しては本当にウィドウは禁止でよかったと思っています。
マルチフェイカーは準制ですので真制限でもまだまだ戦っていけるなって思いました。
最後は緩和組ですがディスクガイ、シャドールネフィリム、ミドラーシュ…ここはいつもの流れですね。とくにいうことないです笑
と、まぁ長くなってしまいましたが今回の改訂はよかったり、悪かったり…よい点でいえばブリュなどのファンデッキパーツが帰ってきたところ。
悪い点でいえば閃刀姫の改訂が甘いや、なによりファイヤーウォールがノータッチでサモソが禁止ともなるとファンデッキがダメージを受け批判的になるでしょうね。
ますます遊戯王離れするユーザーが多くなるのではないでしょうか。そういった意味も含め今回の改訂は複雑な改訂になったと思っています。 - 良調整かな?(棒)
- 彼岸使いにとってダンテ緩和はめっちゃ嬉しい!
- サモソが…ジェムナイトワンキルルートがまたなくなってしまうのか…
- サモソよりFWDが牢獄行きにふさわしいと思いますし、トロイメアもゴブリンに掛けるのなら海外にならって禁止でいいと思いました
- ほとんどリンクモンスターとか 禁止とか制限になるじゃないですか
- 私はメタファイズを使っているのですが、正直いって黄金櫃の制限はメチャクチャ厳しいです。
アセンション除外からのサーチだとか、その他の柔軟な対応が難しくなるからです。
とはいえ、サモソの規制は妥当だと思うので、そこは評価ポイントです。
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まとめ
ついに、2018年10月のリミットレギュレーションがフラゲされ、新禁止カード・制限カード・準制限カード・規制解除カードが判明しました。
環境デッキからは【閃刀姫】【オルターガイスト】【剛鬼HERO】【リンクユニオン】が規制され、環境中堅にとどまっていた【彼岸】【影霊衣】【SPYRAL】【召喚獣】【真竜】が緩和されました。
また、長らく禁止カードだった《Emダメージ・ジャグラー》《嵐征竜-テンペスト》が釈放され、今後の環境に影響を与えることは間違いなさそうです。
様々なデッキが弱体化・強化された影響で、次はどのデッキが環境をとるのか、予想できないですね。
引き続き、「リミットレギュレーション」「環境」について記事にしていきます。