「マキシマムクライシス」に収録判明した《灰流うらら(はるうらら)》を解説・考察していきます。
この「マキシマムクライシス」に《灰流うらら》が収録判明しました。
《灰流うらら》はどのような効果を持ち、どのような場面で使えるのでしょうか。
《幽鬼うさぎ》《浮幽さくら》同様、環境デッキである【十二獣】【召喚獣】【インフェルノイド】の対策として活躍できるのでしょうか。
実際に解説・考察してみました。
もくじ
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《灰流うらら(はるうらら)》を解説・考察!
効果・チューナー
レベル3/ 炎属性/ アンデッド族/ 攻 0/ 守 1800
「灰流うらら」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:以下のいずれかの効果を含む魔法・罠・モンスターの効果が発動した時、このカードを手札から捨てて発動できる。その効果を無効にする。この効果は相手ターンでも発動できる。
●デッキからカードを手札にを加える効果
●デッキからモンスターを特殊召喚する効果
●デッキからカードを墓地へ送る効果
《灰流うらら》は、「マキシマムクライシス」に収録されるレベル3チューナーです。
《幽鬼うさぎ》《浮幽さくら》に次ぐ、3枚目の手札誘発モンスターです。
手札から捨てることで、「デッキに関連する」魔法・罠・モンスターの効果を無効にします。
ただ《幽鬼うさぎ》とは違い、無効にしますが破壊しませんので、その点は気をつける必要があります。
さて、《灰流うらら》は実際どのような場面で使えるのでしょうか。
《灰流うらら(はるうらら)》効果解説
対象となる「デッキに関連する」効果は3つに分けられていますので、それぞれ解説します。
●デッキからカードを手札にを加える効果
サーチ系全般のカードを無効にします。
《テラフォーミング》《暴走魔法陣》《ユニオン格納庫》《十二獣ブルホーン》《地獄門の契約書》《左腕の代償》《SRベイゴマックス》《増援》などです。
現環境デッキではかなりサーチを活用しますので、この効果だけでも腐ることはないでしょう。
《灰流うらら》で展開の起点となるサーチを止めることができれば、相手を一気に妨害することができます。
●デッキからモンスターを特殊召喚する効果
デッキからのモンスター特殊召喚(リクルート)を無効にします。
《十二獣の会局》《十二獣モルモラット》《妨げられた壊獣の眠り》「Kozmo」などです。
こちらも環境デッキではよく見ますので、発動の機会は多いです。
特に、《十二獣の会局》《妨げられた壊獣の眠り》は様々なデッキに出張されていますし、かなり強力な効果です。
《灰流うらら》はこれらの効果も止められますので、非常に心強いです。
●デッキからカードを墓地へ送る効果
デッキからカードを墓地に送る効果を無効にします。
《隣の芝刈り》《おろかな埋葬》《おろかな副葬》《名推理》《モンスターゲート》などです。
【芝刈りインフェルノイド】に代表される「芝刈り」デッキの対策ができるようになったのは非常に大きいです。
《隣の芝刈り》を止めることができるのは、《幽鬼うさぎ》にはない《灰流うらら》の利点でしょう。
《灰流うらら(はるうらら)》は環境デッキのメタカードになりうる?
さて、《灰流うらら》は環境デッキのメタカードとして採用されるのでしょうか。
結論から言うと、《幽鬼うさぎ》と同じレベルで採用されると思います。
理由は、現環境デッキである【十二獣】【召喚獣】【インフェルノイド】の初動展開を止めることができ、先行盤面を作らせないからです。
各デッキの対策として《灰流うらら》がどのように活躍するのか、簡単に解説します。
《灰流うらら》で【十二獣】対策
《灰流うらら》で無効にできるのは、以下4枚です。
- 《炎舞-「天キ」》(サーチ)
- 《十二獣の会局》(特殊召喚)
- 《十二獣モルモラット》(特殊召喚)
- 《十二獣ブルホーン》(サーチ)
【十二獣】デッキは、これらのカードを使って、展開していきます。
そのため、《灰流うらら》でこれらを無効にできれば、相手の展開を防ぐことができます。
ただ、「十二獣」の場合、起点となるカードが非常に多く、このカード1枚だけでは少し心持たないです。
その他、モンスター効果や罠カードと合わせて展開を止めることになります。
《灰流うらら》で【召喚獣】対策
《灰流うらら》で無効にできるのは、以下3枚です。
- 《テラ・フォーミング》(サーチ)
- 《暴走魔法陣》(サーチ)
- 《召喚師アレイスター》(サーチ)
こちらも「十二獣」同様、初動の展開を止めることができます。
《灰流うらら》で《召喚師アレイスター》召喚時の《召喚魔術》サーチを止めることができれば、《召喚師アレイスター》が棒立ちになり、相手を困らせることができるでしょう。
【召喚獣】デッキは《召喚師アレイスター》と《召喚魔術》が揃わなければ展開が始まりません。
そのため、《灰流うらら》登場により相対的に弱体化したと言えます。
《灰流うらら》で【インフェルノイド】対策
《灰流うらら》で無効にできるのは、以下5枚です。
- 《左腕の代償》(サーチ)
- 《隣の芝刈り》(墓地送り)
- 《名推理》(墓地送り)
- 《モンスター・ゲート》(墓地送り)
- 《煉獄の狂宴》(特殊召喚)
特に《隣の芝刈り》を無効にできるのが大きいです。
《幽鬼うさぎ》では「インフェルノイド」の展開を大きく止めることはできませんでした。
一方《灰流うらら》は「デッキから墓地に送る効果」にも対応していますので、「インフェルノイド」の展開を妨害することができます。
むしろ、「インフェルノイド」が存在するため《灰流うらら》が生まれたと言っても過言ではないと思います。
また、《灰流うらら》で《左腕の代償》を無効にすることができれば、相手をほぼサレンダー状態に追い込むことができます。
さらに《煉獄の狂宴》にも対応しています。
これらの理由から、《灰流うらら》により【インフェルノイド】はかなり弱体化されてしまったと言えるでしょう。
【インフェルノイド】対策として、《灰流うらら》は必須カードとなりそうです。
《灰流うらら》が大会環境に与える影響
《灰流うらら》は全環境デッキのメタカードであり、かつほぼ腐らない超汎用カードと言えるでしょう。
そして、《灰流うらら》の登場により先行展開を止められる確率が格段に上がりました。
今までの大会環境は「いかに先行盤面を作る」ことに主眼が置かれていましたが、今後の大会環境は「いかに先行盤面を作らせない」ことに主眼が置かれることになりそうです。
「《灰流うらら》を制するものがデュエルを制する」といっても過言じゃないかもしれませんね。
大会での活躍を目剤している方は、確実に3枚集めておきたいカードです。
ただ、スーレアですが。。。
《灰流うらら(はるうらら)》はトップレア!
現在メルカリでは、3枚6666円で落札されています。
確かに、《幽鬼うさぎ》の値段を考えると、3枚6666円は全然高くないかもしれません。
以前までは、《デェエリスト・アドベント》がトップレアと言われていましたが、ここで大きく逆転しました。
その他のサイトでの《灰流うらら》の値段は以下から調べてみてください。
招待コード『 RNETSF 』(300円分のポイント)
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まとめ
いかがだったでしょうか。
「マキシマムクライシス」に収録される《灰流うらら》について解説しました。
デッキに関する効果のほとんどを無効にすることができ、現環境の全デッキのメタカードとして活用できるようです。
値段もかなり高くなっており、「マキシマムクライシス」のトップレアと成っています。
引き続き、「マキシマムクライシス」の情報を記事にしていきます。
それでは、またお会いしましょう。
《灰流うらら》については、こちらの記事もオススメです。
→《灰流うらら》は《影依融合(シャドールフュージョン)》を無効にできる?